1971年秋、俳優小劇場付属俳優養成所を中退した十数人で劇団「表現劇場」結成。
今では有名な話ですが、シティボーイズの三人はこの時の仲間です。
1972年3月シアターグリーンで旗揚げ公演。
作・演出の岡部耕大氏率いる劇団「空間演技」との合同公演や客演が初期の頃は多かったようですが、硬派で男くさい岡部さんの世界にかつて風間さんがいたとは、意外な感じがします。
75年につかこうへい氏と出会い、77年につか事務所公演に初参加。
80年前後のつかこうへいブームの頃は一般的にはまだ有名な俳優とは言えなかったけれど、演劇ファンからは熱狂的な支持を受け、シティロード誌読者選出の俳優ベストテン(演劇部門)では、三年連続第一位に選ばれました。(80〜82年)
今では当たり前の、小劇場の俳優に女の子たちがキャーキャーと胸をときめかせる現象は、風間さんがほとんど最初だったのではないでしょうか? 私もそのキャーキャー言っていた中の一人でした。
旧つか事務所が解散して映画やテレビで人気が出た後も、地味ながら堅実に演劇人としての活動は続けています。
映像の世界とはまた違う、舞台の上で輝く風間さんをぜひ体験して欲しいと思います。


タイトル

年度

演出 出演

トンテントン

1972

岡部耕大

岡部耕大

斉木しげる 大竹まこと

はためくは赤き群れら 
〜魂よばいの章
1972 岡部耕大 岡部耕大 尼子狂児 岩手太郎
真田風雲録

1972

福田善之 岡部耕大 藤沢 薫 きたろう
プロジェクトチームX

1973

山中 幡 鶴岡 修 海原俊介 大竹まこと
暗殺〜人斬り以蔵伝説

1974

山崎 哲 鶴岡 修 井関磨里 鶴岡 修
成吉思汗-あるいは-義経記 1974 岡部耕大 岡部耕大 きたろう 尼子狂児
夢の巌窟王 1975 夢まほう 夢まほう 大竹まこと 石丸有里子
倭人伝

1975

岡部耕大 岡部耕大 尼子狂児 きたろう
キャバレー かぐや姫異聞 1975 井上博一 井上博一 谷本 一 椎谷建治
出発 1975 つかこうへい 向島三四郎 知念正文 加藤健一
倭人伝外伝 1975 岡部耕大 岡部耕大 北川裕子 きたろう
からふとの詩〜血に咽ぶ霧の伝説 1975 藤田 愽 他 藤田 愽 三国連太郎 佐藤英夫
宇治かおる
湯の町奇譚〜愛の影法師 1976 井上博一 井上博一 蟹江敬三 椎谷建治

戦争で死ねなかったお父さんのために

1977

つかこうへい つかこうへい

三浦洋一 平田 満
宇津宮雅代

ヒモのはなし2

1978

つかこうへい つかこうへい 田中邦衛 根岸季衣
改訂版・出発

1978

つかこうへい  つかこうへい 田中邦衛 梅沢昌代
つか版・サロメ 1978 オスカー・
ワイルド
つかこうへい 蜷川有紀 西岡徳馬
いつも心に太陽を 1979, 80 つかこうへい つかこうへい 平田 満 石丸謙二郎
広島に原爆を落とす日

1979

つかこうへい つかこうへい 平田 満 加藤健一
熱海殺人事件 1980〜82 つかこうへい つかこうへい 平田 満 加藤健一
蒲田行進曲

1980, 82

つかこうへい つかこうへい 根岸季衣 柄本 明
銀ちゃんのこと 1981 つかこうへい つかこうへい 根岸季衣 柄本 明
楡の木陰の欲望 1982 ユージン・
オニール
木村光一 太地喜和子 鈴木瑞穂
朝 江戸の酔醒 1983, 85 佐藤五月 小林 裕 范文雀 滝田裕介
美しきものの伝説 1984 宮本 研 木村光一 真行寺君枝 田山涼成
愛のスクランブル 1986 佐藤五月 小林 裕 熊谷真実 姿 晴香
ジャンプ 1986,87 山田太一 木村光一 高橋長英 西山水木

少年日記をカバンにつめて

1988 長谷川康夫 長谷川康夫 平田 満 石丸謙二郎
丘の上のハムレットの馬鹿 1988 ウイリアム・
シェイクスピア
加藤 直 草野大悟 安藤亮子
富田直美 萩原聖人
ハムレット

1989

ウイリアム・
シェイクスピア
原 徹郎 草野大悟 銀粉蝶
平沢智子 渡辺いっけい
とりあえずロマンス 1989 長谷川康夫 長谷川康夫 根岸季衣 平田 満
人間合格 1989, 92 井上ひさし 鵜山 仁 辻 萬長 原 康義
夜明けの花火 1990 長谷川康夫 長谷川康夫 平田 満 石丸謙二郎
黒い花びら 1991 岡部耕大 岡部耕大 遠藤 節 西山水木
日本の面影

1993,95,01

山田太一 木村光一 三田和代 金内喜久夫
開化草紙 電信お玉 1994 大西信行 石井ふく子 三田佳子 岡本健一
夜中に起きているのは 1995 山田太一 木村光一 八千草薫 河内桃子
西太后 1995, 97 孫徳民 市川猿之助 藤間 紫 村井国夫
すててこてこてこ 1996, 97 吉永仁郎 渡辺浩子 名古屋章 星ルイス
旅の空

1997〜99

水谷龍二 水谷龍二 一人芝居
あかるい郊外の店 1998 山田太一 木村光一 鳳 蘭 野村昭子
愛は謎の変奏曲

1998

エリック・E・
シュミット
宮田慶子 仲代達矢(二人芝居)
新・雨月物語 1999 鐘下辰男 鵜山 仁 石田ひかり 千葉哲也
月の光 1999 堀井康明 堀井康明 池内淳子 大空真弓
ビギン・ザ・ビギン 2000, 02 マキノノゾミ 栗山民也 森 光子 井上 順
ディナー・ウィズ・フレンズ 2000 ドナルド・マーグリース 宮田慶子 平 淑恵 小宮孝泰
神野三鈴
カラオケマン 2000〜05
2007 2009 2012
水谷龍二 水谷龍二 一人芝居
居残り佐平次 2002 水谷龍二 水谷龍二 平田 満 高橋由美子
風のなごり〜越中おわら風の盆 2003 金子成人 西川信廣 多岐川裕美 匠ひびき
死と乙女 2003 アリエル・ドーフマン 木村光一 余貴美子 立川三貴
ひとり芝居3部作(カラオケマン/旅の空/一人) 2003〜07 水谷龍二 水谷龍二 一人芝居
世阿彌 2003 山崎正和 栗山民也 坂東三津五郎
寺島しのぶ 倉野章子
燃えよ剣 2004 鈴木 聡 ラサール石井 上川隆也 葛山信吾
夜からの声 2004 山田太一 木村光一 倉野章子 花王おさむ
風流深川唄 2005 川口松太郎 大場正昭 波乃久里子 紅 貴代
火焔太鼓 2005 水谷龍二 水谷龍二 平田 満 余 貴美子
LAST SHOW−ラストショウ− 2005 長塚圭史 長塚圭史 永作博美 古田新太
夕空晴れて 2005 ふたくちつよし ふたくちつよし 綾田俊樹 山本 亘
流星に捧げる 2006 山田太一 木村光一 山本 學 根岸季衣
黄昏にカウントコール 2006〜07 長谷川康夫 長谷川康夫 伊達 暁 麻生かほ里
鶴八鶴次郎 2006 川口松太郎 大場正昭 波乃久里子 笹野高史
恋のカーニヴァル 2007 バリレ/グルディ  星田良子 秋吉久美子 山賀教弘
うそつき弥次郎 2007 水谷龍二 水谷龍二 平田 満 余 貴美子
婦系図 2007 久保田万太郎(補綴) 大場正昭 波乃久里子 紅 貴代
風の盆ながれ唄 2007 金子成人 西川信廣 高橋惠子 村田雄浩
恋する妊婦 2008 岩松 了 岩松 了 小泉今日子
大森南朋
コーヒーをもう一杯/霧のかなた 2008〜10 水谷龍二 水谷隆二 一人芝居
大川わたり 2008 水谷龍二 江守 徹 筒井道隆 江守 徹
三平物語 2009 金子成人 水谷幹夫 熊谷真実 池内淳子
女の一生 2009
2011
森本薫(作)
戌井市郎
(補綴)
大場正昭 波乃久里子 安井昌二 司 葉子 中山仁
大人の時間 2009 鐘下辰男 鐘下辰男 梅沢昌代 有園芳記
招かれた客 2010 ダビッド・ファラオ 鵜山 仁 久野綾希子
綾田俊樹

川端慎二
花丸銀平 2010 ジェームス三木 齋藤雅文 竹下景子 村田雄浩
吉村 涼
シダの群れ 2010 岩松 了 岩松 了 阿部サダヲ
江口洋介
ひとり芝居5部作(カラオケマン/旅の空/一人/コーヒーをもう一杯/霧のかなた)※ 2010 水谷龍二 水谷龍二 ひとり芝居
国民の映画 2011 2014 三谷幸喜 三谷幸喜 小日向文世
段田安則 吉田羊
シダの群れ 純情巡礼編 2012 岩松 了 岩松 了 堤 真一 松雪泰子
しみじみ日本乃木大将 2012 井上ひさし 蜷川幸雄 根岸季衣
吉田鋼太郎
バカのカベ〜フランス風〜 2012 2015 フランシス・ヴェベール 鵜山 仁 加藤健一 新井康弘
清水明彦 日下由美
今ひとたびの修羅 2013 宮本 研 いのうえひでのり 堤 真一 宮沢りえ
岡本健一 小池栄子
新釈 金色夜叉 2013 宮本 研 成瀬芳一 波乃久里子
水谷八重子
マクベス 2013 ウイリアム・
シェイクスピア
長塚圭史 堤 真一 常盤貴子
白井 晃 三田和代
正義の味方 2014〜16 水谷龍二 水谷龍二 ひとり芝居
ジュリエット通り 2014 岩松 了 岩松 了 安田章大 大政 絢
死と乙女 2015 アリエル・ドーフマン 谷 賢一 大空祐飛 豊原功補
熱海殺人事件 2015 つかこうへい いのうえひでのり 平田 満 中尾明慶 愛原実花
家庭内失踪 2016 岩松 了 岩松 了 小泉今日子 岩松了
世界 2016 赤堀雅秋 赤堀雅秋 大倉孝二
早乙女太一
ピース 2017 18 水谷龍二 水谷龍二 ひとり芝居
24番地の桜の園 2017 チェーホフ 串田和美 高橋克典 小林聡美
リトル・ナイト・ミュージック 2018 ヒュー・ホィーラー マリア・フリードマン 大竹しのぶ
ウエンツ瑛士
セールスマンの死 2018 アーサー・ミラー 長塚圭史 片平なぎさ
山内圭哉

ひとり芝居を3本一挙に上演。「一人」は新作
「カラオケマン」「旅の空」「一人」「コーヒーをもう一杯」「霧のかなた」の5本立にて上演。上演時間(休憩こみ)5時間15分。

 


「トンテントン」以前に早大劇団自由舞台での公演、「あの日たち」(69 作:清水邦夫 演出:衛紀生)
「魂にキックオフ」(70 作:長田 弘)に出演。

「寝盗られ宗介」(81&82 作・演出:つかこうへい)に“謎の演歌歌手”として数回ゲスト出演。 
東芸劇場。

東京ヴォードヴィルショー49回公演「ドン・トン・カルレオーネのギャグギャグ・エブリバディー」(に日替わりゲストとして出演。「男と女のかけら」(前川清)を歌う。
1993年12月21日、紀伊國屋ホール。

「Nude」公演で一部上演された「その鉄塔に男たちがいるという」にゲスト出演。役名は上岡。
作:土田英生 他 演出:宮田慶子 出演:出光秀一郎 神野三鈴 本多真弓 小林正寛
2000年11月10日、ビプランシアター。

「風間杜夫舞台写真展〜僕が愛しく恥ずかしい〜」
1972年の「トンテントン」から2003年の「死と乙女」まで、風間杜夫の舞台写真約80点を展示。
2003年9月25日〜30日 紀伊國屋書店新宿本店4F 紀伊國屋画廊にて 入場無料。


演劇賞受賞歴
1980年度紀伊國屋演劇賞団体賞(つかこうへい事務所)
1980、1981、1982年度シティロード誌読者選出俳優ベストテン演劇部門第一位
1983年度紀伊國屋演劇賞個人賞受賞(「朝・江戸の酔醒」にて)
2003年度文化庁芸術祭演劇部門大賞受賞(「ひとり芝居3本立て興行」にて)
第11回(2003年度)読売演劇大賞最優秀男優賞受賞
(「ひとり芝居3本立て興行」「死と乙女」にて)
第3回(2003年度)バッカーズ・ファンデーション演劇奨励賞受賞
(「ひとり芝居3本立て興行」にて)

2010年秋 紫綬褒章