風間杜夫初レギュラー作品。
父親が家出。残された女家族たちが強く生きぬいていくドラマだったらしい。
風間はドラマの後半から登場。
主人公・中野良子の恋人で、コンプレックスが強く心を閉ざした青年役。
鳥の絵を描くのが好きで、将来は絵で食べていけることを夢みながら、電気店の店員をしている設定だったという。
このドラマの主題歌がヒットしたのは覚えているが、ドラマそのものについてはまったく記憶がない。この頃の私はまだアイドルが大好きな中学生だったから仕方がないとはいえ、情けないことである。
このドラマに出演して、初めてファンレターを貰えるようになったと、風間はインタビューで語っていた。実際、会社の先輩にこのドラマを見て風間杜夫のファンになったという人がいた。きっとナイーヴで母性本能をくすぐる演技だったのだろう。私もリアルタイムで見ていたらその頃にファンになっていたかもしれない。
もし過去の私に手紙が書けるのなら、「娘たちの四季」は見ておけよと、ひとこと忠告するものを。
放送当時、視聴率はよくなかったらしい。そのせいか再放送の記憶もない。
しかし、今となっては風間杜夫の初レギュラー作品であり、根津甚八のテレビデビュー作でもある貴重な作品だ。
ちゃんと映像が残っているのなら、ぜひ再放送して欲しい。そう願いつづけてはや20年。多チャンネル化でソフト不足が懸念されているこれからなら可能性はあるかも?と期待しているのだが、甘い考えか?
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