過去のひとりごと(2001年9月)
2001年9月30日(日)

『女子刑務所東三号棟3』を見た。
見たといっても用事をしながらチラチラとだから、あんまり偉そうなことは書けないけど、重かった〜。
マトモに対峙するのはキツいよ。
ただ、このドラマは一種の集団劇でもあるわけで、主人公だけでなくいろんな問題を抱えた女囚たちのエピソードが語られていく。
その中のメインが息子を殺してしまった泉ピン子演じる母親で、比重はうんと重いとはいえ、他の女囚たちと並列で語るには、問題が複雑すぎるのでは?と思った。
私は家庭の中で暴れる息子の気持ちはわからない。殺すしかないと思いつめる両親の気持ちはまだ理解はできるけれど、それでもその心情を切実に感じることはない。
暴れる息子、途方にくれる両親。地獄だと思う。修羅だと思う。
実際にそんな事件があったけど、その新聞記事を読んだときのやりきれないような思いは、ドラマを見てもわいてこなかった。
ただこのドラマで描いているのは追い込まれていく過程ではなく、罪を背負って生きる女性の姿だから、描写が浅くなるのかもしれない。
でも、そこを押さえておかないと、刑務所の中での主人公の苦悩に共感できないと思うんだけど…
殺された息子の遊び友達が「本当はいい子だったのに!」と主人公を責めても、「本当は心の優しい子」の描き方が紋切り型で説得力に欠ける。
家庭内暴力の実像を知らないので的外れかもしれないけど、渋谷に遊ぶ仲間がいて発散できるのなら、それほどひどい家庭内暴力には走らないのでは?と疑問に思う。
外で明るく振舞っている姿が本当の姿なら、なぜ家で荒れるのか?
外に居場所があるのに家を出ようとは思わないのか?
外ではいいヤツを演じてるから家で荒れるということも考えられるのでは?
などと考えてたらワケがわからなくなってしまった(^_^;)
私の理解力が足らんのかもしれん。
あと子供を殺すのに包丁を使うのも、何か違和感あったなあ。
女囚ひとりひとりのエピソードはけっこう面白いと思ったんだけど、ちょっとテーマが手におえなかった感じ。

風間さんは手堅く演じていたという印象。
警官姿の風間さんを見て「やっぱり制服姿の風間さんいいな」と、ドラマとは関係ないことを思ってニヤつく(^_^;)
ドラマの役柄に過不足のない老け具合で、ドラマに溶け込んでいたと思う。
本当はもっとこの夫婦の親としての格闘ぶりを、見せて欲しかったんだけど。
 
2001年9月29日(土)

さっきいつものように風間さんでネットを検索したら、つかこうへい氏のインタビュー記事を見つけた。
共同通信社の1999年の記事だけど、私は初めて読んだ。
その記事の中で風間さんが「差別とかいろいろなことをあえて、抱え込んでいく。それがつかさんの持ち味なんだけど、もうちょっと解き放たれて、違う作品をつくってほしいとも思う」とコメントしているのが興味深い。
風間さんが出演していた頃のつか芝居は、毒だのお笑いだのというキーワードで語られていたけれど、芝居そのものがよく出来ていた。
「いつも心に太陽を」や「広島に原爆を落とす日」は評論家にはあまり褒められなかったが、それでもひとつの芝居として、圧倒的な魅力があった。
でも、最近のつか芝居は差別や社会的弱者に対する設定がどんどん過激になり、もはや平凡な生活感ではついていけないところまで行ってしまっている。
みじめさを感動にまで高める手腕は日本一だと思う。でもそこにこだわるあまり、ドラマに破綻をきたしていることが多い。
風間さんの言うとおり、社会的な視線から一旦離れて、純粋に劇作家として物語を作って欲しいなあと思う。
でも、物語の完成度とかには、つかさんはあまり興味はないんだろうなあ。
いかに役者を追い込んで内面をさらけ出させるか、どうやったら一人の人間としてこの役者は立ち上がってくるのか、そんなことばかりを考えているように見える。
でも、それに応えて役者が魅力的に輝けば見る側も納得だけど、最近の若い役者は印象が薄いんだよね。
見ていてちっともカタルシスを感じないのが辛い。
現代社会に感じている危機感を芝居で表現するのはいいんだけど、例えが極端すぎて逆に現代性を失ってると思う。
極端な設定を客に否応なしに信じさせるほど力量のある役者は少数だしね。
つかさんが「スチュワーデス物語」を褒めてたということが、妙に納得できる今日この頃・・・

「敗北を抱きしめて」上巻(ジョン・ダワー)読了。
 
2001年9月28日(金)

久しぶりに「風間杜夫全仕事」の中の、作品データを更新。
『私を旅館に連れてって』のデータと感想をアップした。
『旅館』が終了したすぐ後に作り始めたのに、出来たのは今ごろ。
3ヶ月もかかってる(^_^;)
やる気を出せば1日で出来るはずなのな〜。怠慢だ。
他の更新も滞ってるし、やることはいくらでもあるのに、なかなか手がつけられない。

『旅館』のデータに風間さんのことをほとんど書いてないのに後で気付く。
あの役に関しては、細かい感想はいろいろあるけど、いざ書こうと思うとなかなかまとまらなくて、結局当り障りのない作品の感想になってしまった。
そうなんだよね。あのドラマはいいドラマなんだけど、いざ何か書こうとしても、思い浮かぶことが少ない。
クリス・コロンバスやジョン・ヒューズの映画みたいな感じ。
そういうラインを、制作側も目指したんじゃないかと思うけど。
風間さんは渋いけど可愛い「渋かわ」系なおじさんで、好感度大だった。
キャスト全体の中で自分のポジションをちゃんと押さえて演じていたので、浮くこともなく目立たないこともなく、うまく調和した良い演技だったと思う。

今日は風邪気味でダルい。もう寝る。
 
2001年9月27日(木)

近所のコンビニが店じまい。
1週間ほど前に行ったとき、それまで24時間営業だったのに、夜の12時までに変っていた。
昨日行ったら張り紙がしてあって、「30日で閉店します」と書いてある。
一昨日から在庫処分の半額セールだったらしく、店の中はすっからかん!
ほとんど商品が残っていない。缶コーヒーがある!と思ったらみんなブラックだ。
棚の白さばかりがやけに目立つ殺風景な店内は、ちょっと異様な雰囲気だった。
ガムぐらいしか買うものがなく、何かないかと思ってウロウロ。
CD-RWとCD-R(10枚パック)が、140円と440円だったので買った。
コンビニでこんな商品を買うなんて思っていなかったな〜。
今日前を通ったら、まだ営業していたが、売るものはもはやほとんど何もない様子で、最初は30日だったはずが、今日までの営業になってた。
最近、閉店する店をよく見る。
駅前のジューススタンドも、知らないあいだになくなってたし・・・
イヤでも不況を実感してしまう。
テロの影響もあり、漠然とした不安が世の中を覆っているようだ。
私の将来も、暗い霧の中で、まったく先が見えない。

美容院で髪をカットした。
美容師の兄ちゃん、詳しくアドバイスしてくれるのはありがたいが、声が小さくてよく聞き取れない。
何度も聞き返すのも悪いので、聞き逃さないように神経を集中していたら疲れた。
客に緊張を強いてどうするよ。
 
2001年9月26日(水)

『千と千尋の神隠し』を見た。良かった〜。
千尋の勇気や優しさ、頑張り、それからダイナミックな飛行シーン、いろんなシーンで泣けた〜。
淋しい妖怪(?神様?)の「顔なし」が毛糸を編んでるシーンも(T_T)
八百万の神々や、油屋で働くものたちの造形の愉快なこと、見事なこと!
海を歩いていく千尋や、どこか寂しい電車の中の風景など、印象的な映像がテンコ盛りだった。
見終わったときに、また見たいと思えた映画は久しぶり。
親子連れがたくさん来ていたが、上映中にお喋りする子供たちもなく、みんな真剣に見ていたようだ。
「自分の名前を大切に」というのは「自分の個性を大切に」ということなんだよね。
『もののけ姫』も良かったけど、それ以上の感動があった。
『トトロ』や『ナウシカ』と同じぐらい好きだな。
宮崎アニメの声のキャスティングは声優ファンにはあまり評判が良くないようだけど、今回はそれぞれに良かったと思う。
特に夏木マリと菅原文太は想像以上の好演だった。

地元の映画館で映画を見たのだが、そこの駅にはケーブル放送の宣伝用に街頭テレビ(死語?)が幾つも設置してある。
今日は近鉄バッファローズがマジック1で、優勝するかもしれない大事な試合。
私は特に近鉄ファンではないけれど、近鉄沿線の住人としてはやっぱり試合の途中経過は気になるので、テレビの前でしばらく試合を見る。
いつもは人が少ないのに、今日は野球目当ての人で、けっこう賑わってた。
でも、3点差でブルーウェイブが勝ってる。今日の優勝はないなと思いながら帰宅しテレビをつけたら、えーーー!!優勝してるよー。
聞けば、代打逆転満塁さよなら優勝ホームランが飛び出したとか。
いやー、奇跡的とはこのことだ。凄いなバッファローズ。
実況中継のアナウンサーが「新世紀の大阪の顔は君たちだー!」と興奮して叫んでたのには、ちょっと笑った。
どうか前回優勝のときの「巨人はロッテより弱い」発言で、日本シリーズ4連敗のようなことは、今回はありませんように(笑)
とにかく明日は近商ストアに行かなくては!何がどれぐらい安くなってるかな〜(^。^)
 
2001年9月25日(火)

NTTのカスタマーセンターに、ADSLについての問い合わせをした。
モジュラージャックを2つに分配して、2階に伸ばしたジャックをまた2つに分配している件。
向うの答えは、新しくインターネット専用に電話線をひくのが一番いいということだった。
新しく線を引いても、工事費が余分にかかることと、電話とADSLの共用タイプよりも毎月の料金が少し高い程度で、一般電話の回線を新たにひくよりはうんと安いらしい。
でもな〜、めんどくさいな〜。お金もないしな〜。
いつまでこの家に住むかもわからないしな〜。(といっても、もう20年以上住んでるけど)
まだしばらくはテレホーダイでいくか。
しかし夜型は健康に悪いし、翌日もキツイ。なんとかならないかな〜。

スカパーで長塚ジーザスを録画してたのに、テープが足りなくて途中で切れた。
ショック〜。テープ、2時間半は残ってると思ってたのに(^_^;)
でも、きっとリピート放送やるからいいか。次回こそはきっちり撮るぞ。

ちょっと古いけど土曜日の話。
夕方にMBSで放送していたドラマ『ごきげんいかがテディベア』を見ようと思っていたのに、例のごとくまた忘れていて最後の30分しか見られなかった。
でも、30分見ただけで涙が・・・ううぅぅ・・・(T_T)
山田花子が引きこもり気味の女の子を演じていたが、切なかったなあ。
最後の大杉漣の演技も良かった。
ちょっと市川準作品のような匂いのドラマで、私はこういうのにとっても弱い。
再放送してくれたら、最初からちゃんと見ようと思う。
 
2001年9月24日(月)

昨日からアウトルックでメールの受信が出来ず、ニフティーに問い合わせのメールを送った。
その直後に自分のミスだったことに気付く(^_^;)
慌てて問題は解決したとまたメールを送る。もっとちゃんと確認してから問い合わせればよかった。
いつもアセって失敗するんだよね・・・

今日は近鉄小劇場に月影十番勝負の『世にも素敵なネバーエンディングストーリー』を観に行った。
月影十番勝負は新感線の高田聖子の座長公演で、作・演出(出演も)に河原雅彦を迎えた今回が6回目らしい。
山本リンダの曲に乗って登場する高田聖子と木野花。よく見るとヘレン・ケラーとサリバン先生だ。
50歳を過ぎた木野花が7歳のヘレン・ケラーを演じて可愛いと思えるのが凄い。北島マヤもビックリ(^。^)
名前こそアニー・タカダンとキノ・ハナーに変えているけど、『奇跡の人』そのものだ。それもかなり直球(笑)
『奇跡の人』の感動的なラストシーン。「WATER!」とヘレン・ケラーが叫ぶのだが、実は家庭教師の苦し紛れのインチキだとしたら?というところから話は始まる。
アニー・サリバン(タカダン)がその美談によって時の人になり、講演会だテレビ出演だコンサートだとエスカレートしていく。
いわば奇跡の人の後日談といったところかな。
私は名作のパロディーって好きじゃないので、ちょっと退屈だった。
物語の中でエッセンス的に使われるならいいけど、ある程度展開が予想できてしまう。
ただ、奴隷少年とハナーの心が触れ合うシーンはマジで感動的だ。
バカバカしい笑いが満載のこの芝居の中で、どこまで本気で感動させようとしたのかな?
そのシーンを見て私も涙腺がヤバかったのだけど、一方でとまどいもあった。
ハナーの両親がマネキン人形(^。^)
役者が足りないところをマネキンにして笑いをとってた。
父親の声が池田成志だったことを終わってからチラシを見て知る。
成志ファンを自認する私としたことが、気付かなかったとは不覚なり〜。
 
2001年9月23日(日)

今日も秋晴れ、布団干したらフカフカだ(^_^)

ネットで注文した『太陽を盗んだ男』のDVDが届く。
まだ本編は見てないけれど、特典映像は半分ぐらい見た。
特典映像だけで2時間半あるなんて凄い。
監督が作品について語る語る。
ほー!そうだったのかと思うことがいっぱいあった。
最初からキッチリ決めて撮ってるのかと思ってたけど、演出に迷いがあったり、現場が流動的なのが意外だった。
この映像特典の充実度!『異人たちとの夏』もここまでやれとは言わないけど、少しは見習って欲しいものだ。
でも、一種のカリスマムービーだから、特別なんだろうな。
18人のスタッフ、23人の出演者のデータが収録されているのも良心的だ。
もちろん風間さんの紹介もある。半分ぐらいキネ旬の男優名鑑からの引用だったけど。
風間さんが演じたラジオのディレクターは33歳の設定だったと、今日初めて知った。
ファンの方は気になると思うけど、このデータ以外の映像特典には風間さんは一度も出てきません。
本編自体も2シーンぐらいしか登場しない。
公開当時はポスターやチラシに名前も出ていなかった。
でも、当時はそんなもんだと思ってたなあ。
風間杜夫と言っても、知ってる人のほうが少なかった時代だし。
1979年の10月6日公開だったそうだ。
私が見たのは10月9日。公開されてすぐだな。
今調べたら、10月9日って火曜日だ。
なのに名画座で『アイスキャッスル』と『天国からきたチャンピオン』の2本立てを見て、その後『太陽・・・』を見てる。
友達と一緒だった覚えがあるけど、学校休みだったのかな〜?謎だ。
この映画の封切り日の10月6日は『いつも心に太陽を』の大阪公演があった日で、映画見てから芝居を見るという案もあったんだけど、時間が合わなくてやめたんだった。今思い出した。
翌日の7日には『広島に原爆を落とす日』を見ている。
風間熱に浮かされてたような時期だったから、映画もきっと張り切って見にいったんだろうなあ。
あー懐かしい。あれから22年か・・・

9時からは当然『X-ファイル・ザ・ムービー』
映画になってスケールはアップしてるけど、基本的にテレビと同じネタでずーっと引っ張ってるね。
ビル爆破のシーン、カットされてたなあ。
今の時期、仕方ないとはいえ、なんだか損した気分になってしまった。
 
2001年9月22日(土)

予約していた本が用意できたと連絡があったので、図書館に行った。
借りるときにコンピューターの画面を見ていたら、返したはずの本が延滞になってる。
「それ、返しましたけど」と司書の人に言うと、調べてきてくれた。
やっぱり返却されてたのに、コンピューターを通してなかったらしい。
「すみません、すみません」と何度も謝られたが、別にそんなに平謝りするほどのことじゃないと思うけど・・・
よっぽど私の顔が怖そうだったとか?(^_^;)
仏のtakkin。略してホトタキと呼ばれる私だが(大嘘)、ときに不機嫌に見えることもあるらしい。
帰りに図書館のすぐ近くのミスドで、借りたばかりの本を読みながらコーヒーを飲む。
あ〜幸せなひととき。
貰った図書券があったことを思い出し、書店に寄った。
恩田陸の『ドミノ』があったら買おうかなと思ったが置いてなかった。
ちょっと前に読みたくてたまらなかった江國香織の『ウェハースの椅子』はあったが、読みたい時期を逃してしまった今では、もう気持ちが動かない。
雑誌を立ち読みし、本棚をながめてブラブラしていたら、あっというまに30分たっていた。
30分以上本屋にいると、何か買わないと悪いような気持ちになってくる。
でも、映画雑誌もファッション雑誌も買ってまで読もうという気分ではない。
パソコン雑誌でも買おうと捜したが、なんとパソコン雑誌を置いてないじゃないかさ〜。
けっこう大きな書店なのにそんなはずないだろうと思って捜したけど、やっぱり見つからなかった。
店員さんに聞いてまで買いたいとは思わなかったので、1時間近くウロウロしたあげく、デジカメ活用法とかいうムックを買った。
図書券を使おうかと思ったけど、せっかく貰ったのにこんなに簡単に使ってしまうのはもったいなくて、結局現金で支払い。
何に使ったっていいはずなんだけど、気分の問題だな。
図書券とか商品券とか、「持ってるぞ」「使えるぞ」という余裕が嬉しくて、いつまでも使わないことが多い。
どうせなら、ずっと手元に残るようなものに使いたいと思う。

今日は気持ちのいい秋晴れ。
一気に涼しくなって、気が付けば彼岸花が咲いてるし、虫の声も聞こえる。
今も半袖じゃ少し寒いぐらいだ。
夏は完全に去って秋が深まっていくんだなと思うと、少し淋しい。
 
2001年9月21日(金)

映画『いのちの海』の上映が今日までだったのに、見に行けなかった〜。
最初は水曜に行こうと思ってたんだけど、水曜はレディスデーで千円の映画館が多い中、シネヌーヴォは通常料金。
じゃあ別の日にしようと思ってやめたのがイカンかったなあ。
そのうちに行こうと思ってるうちに終わってしまった。
風間さんが出演しているのに行かなかったのは、『勝手に死なせて!』に続いて2回目だ。
映画館が遠いとなかなか行動に移せない。
これが主演とか準主役なら、遠くても頑張って行くんだろうけどね(本音)。
やっぱりどこで上映されるかというのは大きい。
当分ビデオにはならないだろうなあ。
でも、2〜3年待てばテレビの深夜放送などで放送されそうな気もする。

最近ぴあを買っても、じっくり読まなくなった。
映画の公開スケジュールもあまりチェックしていない。
今日、久しぶりにぴあを開いたら見たかった『ゴーストワールド』が14日で終了していたことを知る(T_T)
見たい映画は、公開されたらすぐに行かないと、見逃す確率が高い。
『蝶の舌』も14日で終わってた・・・
明日から見たい映画が続々と公開されるけど、どれだけ見られるかな〜?
『千と千尋・・・』もまだ見てないし。見た人みんなが絶賛なので、ますます見逃せなくなってしまった!
『コレリ大尉のマンドリン』と『ブリジット・ジョーンズの日記』も見なきゃ!
といいつつ、全然違うのを見てたりするんだよね、いつも。
 
2001年9月20日(木)

ナムダだかニムダだか韓国語みたいな名前のウィルス(今確認したらNimdaだった。ニムダね)が大流行らしい。
HPを見ただけで染るって怖いな〜。
InternetExplorer5.5のSP2に更新すれば、とりあえず見るだけの感染は防げるという記事を昨夜読み、ビビリの私は早速WindowsUpdateでSP2をダウンロードした。これが時間かかるのなんのって。ダウンロードに1時間。
おかげで寝る時間が大幅に遅れ、今日は一日眠かった。
常時接続なら睡眠時間を削らなくても済むんだろうなあ。
テレホ以外の時間にこんな長時間のダウンロードは電話代がもったいなくてやれない。
やっぱりADSLか〜。でもウチ、モジュラージャックを2つに分けてCS放送用に2階に伸ばしてるし、それをさらにCS用とネット用に分けてるので、設定がややこしそう。ついついまあいいかで延び延びになってるんだよねえ。
いつもは1週間に1回ぐらいしかやらないけど、今は怖いのでウィルスバスターのアップデートも毎日やってる。
メーラーはアウトルックは危ないらしいので、「筆まめ」に付属のものを使ってみたが、重い〜!
筆まめ自体、ウチのPCと相性が悪いのかすぐフリーズするし、1回送受信しただけで、またアウトルックに戻した。
HTML形式は受け取らないようにすれば感染は防げるらしいけど、HTMLでメールを送ってくる人もいるしな〜。
まあ、ウィルスバスターで監視してるし、不信なメールは開けないから大丈夫ということにしておこう。
でも、今はSP2なら大丈夫と言ってるけど、そのうちもっと強力なウィルスが登場するんだろうな。
コンピューターウィルスも一種のテロだよね。
登場してたった2日でこんなに大騒ぎになってるんだから、被害は相当深刻みたい。
個人でも困るけど、企業のコンピューターが丸ごと感染したらエラいことだよね。
今ごろ大変な思いをしてる人も、たくさんいるんだろうな。
キー!ウィルス撒くヤツ、許せん!

IE5.5のSP2バージョンは、強制終了のときに「申し訳ありません」って謝罪のメッセージが出るぞ。
謝られてもな〜。まず強制終了しないようにしてよね〜。
 
2001年9月19日(水)

倒産報道後はじめてビブレに行ってみた。
一部のメーカーの商品は引き上げられ、クレジットカードも使えなくなっていたが、普通に営業はしていた。
今日はセールだったので、お客さんもたくさんいた。
とりあえず、すぐに閉店ということはないようだ。

遅くなったけど、「風の杜」40000人目の訪問者の人に、無事に記念品を渡すことが出来た。
次は50000の記念品だな。
先日50000は年末あたりと書いたけど、下方修正(^。^)
たぶん年明けになると思う。
どっちにしてもこんなに見てくれる人がいることに感謝!
でも私の力じゃなくて、風間さんに人気があるから。
そこを勘違いしちゃいけない。
いい気になって書き込みしてるけど、どう思われてるんだろうなあと時々怖くなる。
でも、いちいち気にしてたらやってられない。
自分が楽しみながら、他の人も楽しんでくれたら最高だなと思う。

ちょっと前になるけど、ゲートウェイから現金書留が届いた。
開封したら、前払いしていた会報の年間購読費が全額入っていた。
事務所が閉鎖されたのは哀しいけれど、ちょっとした臨時収入みたいで、嬉しかった。

風間さんが来年1月スタートの連続ドラマに出演すると怪情報が流れてる。
モー娘がらみの噂なんだけど、どうもガセっぽくて信用できない。
本当なら嬉しいけど、ぬか喜びなら2倍悲しいし・・・
ということで、この件は保留。誰かの妄想という可能性もあり。
噂といえば、何年か前に、加藤健一さんが風間さん主演で『熱海殺人事件』の上演を企画しているという書き込みを、演劇サイトのBBSで読んだこともあった。
これも噂に終わったな〜。
ネットの噂はあくまで噂だから、あてにしないのが正解だな。
 
2001年9月18日(火)

テレビも見てない。本も読んでない。ビデオも見てない。
で、特に書くことが思い浮かばない。
強いてあげれば、きんぴらに唐辛子を入れすぎたことかな〜。
友達に「美味しいから」と、ちょっと前に三味唐辛子を貰った。
唐辛子とゴマと山椒で三味。
東京の下町にあるお店で、自分の好みで調合してもらえるらしい。
確かに美味しくて、うどん蕎麦はもちろん、冷奴や炒め物にも使ってる。
で、きんぴらごぼうの辛味にその三味唐辛子を使おうと少し振ったつもりが、ドバっと中身が落ちた。
本当は容器に入れ替えないといけないんだけど、めんどくさいので袋のまま使ってたんである。
私の料理は超適当で、匙も使わずたいてい目分量で振り入れる。
そうすると、たまにこういうヘマをしてしまう。
食べてみたら食べられない辛さじゃないけど、汗が出るほど辛かった(^_^;)
でも、意地で食べた。ダイエットになったかも?
せっかく貰ったものなのに、こんなふうに無駄使いしてしまい、もったいなかったな〜。

風間さんの麻雀が載っているのでこのところ週刊現代を買っている。
柳沢きみおのマンガ(ちょっとエロっぽいオヤジ受けしそうなの)が連載されてるんだけど、なんだか昔より絵がヘタになってないか?
昔からこんなだっけ?
マンガといえば、『ガラスの仮面』の増刊号みたいなのを本屋で見た。
パラパラとめくったら、昔のものを増刊号として出したみたい。
豪華版とか、文庫版(あったよね?)とか、過去のものを小出しにしては商売してるけど、肝心の続きは出ないのか?
幻の紅天女はどうなっているのじゃ〜。
連載がスタートしたのは私が中学の頃だけど、ハマったのは、16年ぐらい前。
最初軽い気持ちでコミックスを1〜2巻読んだら止められなくなり、当時たぶん20何巻まで出てたと思うけど、本屋の棚にあったのを全部買って一気に読んだ。
定期的に読みたくなるので、もうかなりボロボロだ。
かなりベタな内容だけど、グイグイ引っ張る力は相当強い。
あー続きが読みたいな。
きちんと完結してくれないと、気になって眠れないよ(ウソ)。
 
2001年9月17日(月)

髪の毛に変なクセがついていて、いつもブローの時に苦労しているので、自分でストレートパーマをかけてみた。
しかし髪のうねりはおさまったものの、毛先がハネるようになり失敗・・・
ずいぶん前にも自分でストパーをかけ失敗したことがあった。
失敗から学ばないヤツなんである。
あのときはかけた直後に美容院に行き、結局短くカットした。
今回もショートにしようか考え中。
でもショートにすると老けるからなあ・・・このまま我慢するか。
 
2001年9月16日(日)

本を読んでいたら眠くてたまらなくなり、そのまま爆睡。
3時間も寝てしまった。
せっかくの日曜日なのに、なんだか損したような気分だ。
起きたら頭がボーとして、そのうちに痛くなってきた。
さっき頭痛薬を飲んで少し楽になったが、今日は早く寝よう。

昔住んでいた家から5分ほどのところにニチイ(今はサティ)があった。
子供の頃は毎日のように行って、屋上で遊んだ。
マイカルの倒産でこの店が今後どうなるか心配だ。
今もよく利用しているし、懐かしい店なのでなくなると淋しい。
マイカルはウォールマートが経営を引き継ぐという説が有力らしいけど、どこでもいいからこの店は閉めないで欲しいな。
このサティの近所にあるビブレに今日友達が行ったら、食料品売り場はすでに品薄だったそうだ。
服飾品はともかく、食料品売り場はいつも人でいっぱいだ。
少なくともウチの近所の西〇百貨店より、ずっと賑わってるぞ。
近所の西〇は一時ダ〇エーに吸収されるという噂があったが、その噂もいつの間にか立ち消えになった。
でもいつ行っても空いてるので、大丈夫なの?という思いは今も消えない。

昨日『江戸奇人伝〜旗本・川路家の人々』(氏家幹人)読了。
江戸時代の奇人がたくさん紹介されているのかと思ったら、幕末に生きた川路家の人々を中心にした本だった。
川路家の当主である川路左衛門尉が膨大な日記を残していて、それに基づき江戸末期の武士の生活がイキイキと紹介されている。
川路家の人々は変っているといえば変っているが、奇妙奇天烈ではなく、教養があってむしろ立派な人たちだ。
それでも人間的なエピソードの数々は、テレビのホームドラマのような親しみやすさで、遠い時代のお旗本一家の姿を近しいものに感じさせてくれる。
NHKでドラマになりそうな素材だなと思った。
 
2001年9月15日(土)

劇団扉座の『フォーティンブラス』を近鉄小劇場に観に行った。
『ハムレット』を上演している劇場の楽屋が主な舞台になっている。
最初は少し青臭いなあと思って見ていたが、最後には名もない役者たちに注ぐ眼差しの優しさに涙が・・・(T_T)
『ハムレット』という芝居の中ではしがない端役でしかないフォーティンブラスとオズリックを演じる若者たちの青春ドラマであり、無名のまま死んでいった役者と、無名のまま年老いた女優のラブストーリーでもあった。
自分が「フォーテインブラスの父」であると思い込み、本当の姿がわからないまま、劇場をさまよう幽霊が痛ましい。
ハムレットの父ではなく、出番すらないフォーティンブラスの父と思い込んでいるところがまた泣ける。
家庭を捨てた父を憎み役者としての父を敬愛する、同じ役者の道を選んだ幽霊の息子(オズリック役)の存在も良かった。
やっぱり横内謙介はストーリーテーラーだなあと思う。
扉座はツボにハマると、涙腺にくるんだよね〜。
何年か前に見た『アインシュタインの子供たち』なんて大泣きした。
でも、その後に見た舞台が私にはダメで、かなり長いあいだ見るのはやめていたのだけれど、久しぶりに見たら若手が育っていて新鮮だった。
明日は元ネタの『ハムレット』が同じ扉座で上演されるが、これはパスした。
上の近鉄劇場では劇団四季が『ハムレット』を上演中。これも観に行く予定はなし。
だってハムレット苦手なんだもん(^_^;)
風間さんのハムレットを見たときも、「デンマークの王子の苦悩なんか知るかい」って思ってしまったよ。
まだまだ演劇の深い魅力がわかってないのかもな〜。
 
2001年9月14日(金)

今日は毎月恒例の、友達との食事会。
松竹座の裏に新しく出来たイタメシヤ(名前は忘れてしまった。ラ・なんとか)に行った。
全国的なチェーン店のようだ。
とにかく値段が安くて驚いた。
スパゲティーが400円代から、ピザは600円代からある。
3人でピザとスパゲティー2皿と、たこのから揚げ、ムール貝、ニョッキ、ポテト、シーザーサラダ、デザートを注文し、一人カクテル2杯、コーヒーまで飲んで、6300円弱。一人あたま2100円でお釣りがきた。
カクテルはアルコールが少なめだし、デザートも甘めで、内装も含めて女性向けの店だ。
本格的なイタリアンというよりも、ファミレスの雰囲気に近い。
でも、味はこの値段なら立派なものだと思った。

7時に行って10時近くまで喋る。
友達が台風の中、大阪から「笑っていいとも」を見に行ったと聞いて、フットワークの軽さに感心する。
でも、北海道や福岡から来ていた人もいたそうだ。
この友達はSMAPの中居くんのファンで、「いいとも」を見にいくのも2回目。主婦だけど、コンサートは欠かさない熱心なファンだ。
それまでなんとも思っていなかったのに、6年前のある朝、目覚めたらファンになっていたらしい。
台風で大変だったけど、翌日はテロの特番でいいともの放送が中止になったので、まだ台風のほうがマシだったと言っていた。
当然というべきか、テロの話題も出た。
戦争になるんだろうか?自衛隊はどこまでやるんだろう?そんな話。
中東問題は日本人にはイマイチわかりづらいのだが、今回ばかりは無関心ではいられない。
考えれば考えるほど、不安感はつのる。
しかしそんなシビアな話から一転、稲垣吾郎メンバーの事件や、笑点の〇楽さんは、ちょっとヤバいんじゃ?など、話題は芸能界に。
2年前に公開された映画の題名と、そのモデルになった外タレの名前が出てこず、みんなで悩む。
帰りの電車でようやく解決。
正解は『ベルベット・ゴールド・マイン』とデビッド・ボウイ。
やっぱりくだらない話をしているときが、楽しい。
 
2001年9月13日(木)

これだけ世間が騒然としていると、なかなかフィクションを楽しもうという気にはならない。
せっかくスターチャンネルに加入したのに、このところ、まったく見てないなあ。
日本テレビで放送予定だった『ダイハード3』が放送中止になったようだ。
確かに今の時期、不適切ではあるね。
そういえばスターチャンネルでは今月『マーシャル・ロー』が放送予定じゃなかったっけ?
これも地上波なら放送できない種類の映画かも・・・
偶然だけど、両方ブルース・ウィリスの映画だな。
ただ『マーシャル・ロー』で主張していることは、今の時期だからこそ考えないといけないことだと思う。
でも、愛国心に水を差すと、反感を買いそうだ。
 
2001年9月12日(水)

『RED SHADOW 赤影』を見に行った。
『サムライ・フィクション』に出てきた風祭(布袋寅泰)が再び登場するファーストシーンはなかなかカッコいい。
滑り出し好調かと思いきや・・・かるーい!そんでもってぬるーい!
私は時代劇はこうでなければ!みたいな思い込みは持っていないし、昔のテレビドラマ『赤影』にも特に思い入れはない。
こういう現代的な感覚の時代劇があってもいいとは思う。
でも、東映50周年記念の大作映画だよ。あんなシャープなイメージの宣伝しといて、この内容はどうよ?ってこと。
若い忍者トリオのナチュラル演技には脱力。キムタクの織田信長以来の違和感だ。
飛鳥(麻生久美子)の「ゆだんたいてきの、じゅつ〜!」には、中野監督の「久美子ちゃん可愛い〜!」って声が聞こえてきそう(^_^;)
ポップを狙ったのだとしても弾んでないし、ギャグがぬるいのもツラいなー。
スタイリッシュな映像と、スピーディな編集、音楽でずいぶんごまかされていたけれど、かなりベタなギャグ(お色気作戦とか(笑))が多かった。
昔ながらの時代劇の伝統と、新しい感覚がうまくマッチしていない。
『サムライ・フィクション』では違和感なく融合していた軽さが、『赤影』では安っぽさにつながってしまっている。
豪華キャストで大名の争いを描いた大作映画なら、保守的と言われようとそれなりの重みが欲しかったな〜。
殺生しない忍者もいいけど、生まれたときから忍びの世界に生きる者が、そんな甘っちょろいことでいいのか?!と、正直言って思った。
容れ物にこだわるわけじゃないけど、徹底的にチープにしてキャストもマニアックにして、ミニシアターで公開なら納得できたかも。
でも監督にしてみたら「商業資本の中で改革してこその前衛でしょ」(舞台「蒲田行進曲」の台詞)ってことかも。
そんな大げさなことじゃなく、作りたいもの作っただけか?
監督もキャストも楽しんでいるのは伝わってきたけど、私にはつまらなかったよ〜。

株価1万円割れ。
アメリカのテロが日本にも影を落としている。
これから報復ということになって、自衛隊の出動を要請されたら政府はどうするつもりだろう?
このあいだ日米安保50年を記念した行事があったところだよね。
日本の行く末を左右する大きな問題だ。
どうか冷静な判断を下して欲しい。世論が行き過ぎないことを望む。
 
2001年9月11日(火)

今日も相米ショックが尾をひいて、センチメンタルな気分になっていた。
次にビデオ屋さんに行ったら『雪の断章』を借りようとか、相米監督が作った予告編が入っているという『太陽を盗んだ男』のDVDを買おうかとか・・・
デビュー作からずっと見てきた同時代の監督の死は、考えてみたらこれが初めてだ。
この20年常に一番好きな監督だったから、ショックも大きい。

今、テレビに釘付け。
世界貿易センタービルに飛行機が突っ込んだというだけでも物凄い驚きなのに、同時多発テロなの?!
国防総省も爆破されて、飛行機も落ちた???
ええっ?!こんなことがあっていいのか?!
やっぱりイスラムの過激派の犯行かな。
うわー、これからどうなるんだろう・・・?
どうして人は暴力に訴えるのかな。
暴力では何も解決しないのに・・・
いったい何人犠牲者が出たんだろう・・・合掌・・・

貿易センタービルはNYの象徴と言っていい建物だと思う。
昔の『キングコング』ではエンパイアステートビルにキングコングがよじ登ったけど、リメイク版では貿易センタービルだった。
さっきニュースで見たビルが倒壊する映像は衝撃だったなあ。
まるで映画みたいだった。
でも、これは現実だ。悪夢のようだ。
 
2001年9月10日(月)

相米慎二監督が亡くなったなんてショック・・・
私は十代の頃マンガの『まことちゃん』ファンで、映画化された『まことちゃん』を観に行ったら、同時上映が相米監督のデビュー作『翔んだカップル』だった。
目当ての『まことちゃん』はたいして面白くなかったけれど、『翔んだカップル』は良かったなあ。
よくあるアイドル映画だとバカにしていたら、なんて瑞々しい青春映画!
薬師丸ひろ子も鶴見辰吾も尾美としのりも、存在自体が切なかった。
作り物ではない若さが映画の中にあふれていて、若さはそれだけで切ないものだということを、初めて感じさせられた映画だった。
その当時の私だってまだ19にもならない小娘だったのに、高校時代はすでに遠い日のような気がしてたんだよね。
その後の『セーラー服と機関銃』も好きだった。
相米監督は歌謡曲の使い方がとても印象的で、この映画では薬師丸ひろ子に『カスバの女』を歌わせていて、それがまた不思議と良かった。
『ションベン・ライダー』の『ふられてバンザイ!』、『台風クラブ』の『もしも明日が』も泣けたなあ。
ワンシーンワンカットの長まわしで対象を凝視することによって、出演者のエモーショナルな感情が噴出する相米演出は、リアルでどこか痛々しくて魅力的だった。
『翔んだカップル』から21年。遺作の『風花』まで監督作は14本。
考えてみたら『雪の情熱−断章』以外は全部見てる。
感想はそのつどいろいろだが、いつも新作が気になる監督だった。
遺作となった『風花』は生きる気力をなくした女性が、最後には希望を取り戻して終わる映画だ。
この日記にも感想を書いたけど、それほど良いとは思わなかった。
でもこんな風に監督が亡くなってしまうと、特別な映画のように思えてしまう。
監督はこの映画を撮ったとき、病気のことは知っていたのだろうか?
ラストのヒロインの姿に、監督の生きることへの思いが込められていたのだろうか?と・・・
もう監督の新しい映画は見られないのか・・・53歳なんて若すぎる。
それにしても台風の日に訃報が届くなんて相米監督らしいな。
今までたくさんの映画をありがとう。
心からご冥福をお祈りします。
 
2001年9月9日(日)

友達にメールを書いていたらいつの間にか2時間ぐらいたってた。
簡潔に書くのが苦手だから私の話はたいてい長い。そのうえ集中力がないので、一気に書けない。
今日も途中でご飯を食べたりコーヒーを煎れたりしてダラダラ書く。
その後は、CD-ROMのラベルを作る。
友達が新車を買ってCDプレーヤーを付けたのはいいけど、CDを一枚しか持っていなくて(いまどき珍しいよね)同じものばかり聴いてるというので、「私が何か作ったげるわ」と約束した。
昨日CDRで音楽CDを2枚作り、今日お手製のCDラベルを作ったのはいいけど、よくよく点検したら「giidbye」なんて印刷してある。
言う間でもなく「goodbye」のタイプミス(恥)
もう貼り付けた後でどうしようもないので、「本当はgoodbyeです」と手紙で言い訳をする。情けな〜。
いつも最後の最後にマヌケなことをするんだよね。きちんと確認をすれば防げるミスなのに。
CD−ROM2枚を梱包し、言い訳の手紙も添えて、夕方投函した。
明日、台風が上陸するかもしれないということだが、今のところ影響は出ていない。
ただ湿った空気が流れ込んでいるのか、ものすごく蒸し暑い。
今も扇風機をつけているが、膝の裏に汗がたまってる(^_^;)

楽天の共同購入で買った枕が昨日届いた。
一晩寝てみたが、なかなか良い感じ。
ホントは通販生活で宣伝してるメディカル枕を使ってみたいんだけど、高いので(一万以上したと思う)なかなか手が出ない。
私が買ったのは2980円。でも、本当かどうかはわからないけど、一応定価は7千円ということになってるようだ。
2980円でこれなら上等だと思う。
今まで肩が凝って眠れないときもあったけど、少しでもマシになってくれたらいいな。
 
2001年9月8日(土)

今日はほぼ一日中快晴。
気持ちは良いが、やっぱり晴れるとまだ暑い。
でも吹く風は少しひんやりとしていて、秋を感じさせてくれる。
涼しくなるのは嬉しいけれど、今年も残り少ないのかと思うとアセってしまう。
月日の過ぎる速さについていけない(^_^;)
文房具売り場にはもう来年の手帳が並んでいる。
毎年のことだが、いくらなんでも気が早すぎるのでは?今ごろ買う人ってたくさんいるのだろうか?

今、部屋の模様替えをしたい熱にとり付かれている。
でも、これ以上動かしようがないほどパンパンにモノがつまったこの部屋。モノを捨てない限り、どうしようもないだろう。
とは言っても、捨てられるものは以前処分して、今残っているものはそれなりに思い入れのあるものばかり。
考えてもなかなかいいアイデアが浮かばないので、とりあえず掃除をした。
掃除をしつつ、ときどき通販のカタログを眺めつつ、スカパーで『零戦黒雲一家』を見た。
舛田利雄監督、1962年の日活映画だ。
戦争末期、南海の孤島に取り残された航空隊に、新しく赴任する中尉が石原裕次郎。
やる気のないならず者たちばかりの下士官と対立しながら、やがて信頼を得ていくという話。
「次は戦争のない時代に生まれたいな」と言いながら、二谷英明とともに、敵機に向かい零戦で飛んでいくラストだが、悲壮感はなくカラっとした印象だった。
戦争映画というものの、ヤクザ映画に近いノリだ。
クレジットに「ギャグ監修=永六輔」とあったが、ギャグなんてあったか?と不思議に思う。
いい加減にしか見ていなかったので、見落としたとか?
永六輔とギャグというのも、今となってはちょっと想像しにくいな。
 
2001年9月7日(金)

今日は一日よく降った。
あんなに水不足だった7月8月が嘘のように、9月に入ってからは雨ばかり。
今日は台風の影響で強い雨が降り続いたらしい。
大雨で被害が出ませんように。

今、最新情報のページを秋バージョンにデザイン変更している最中だ。
もう9割は出来ているので、明日の朝までにはアップできると思う。
デザインをあれこれ考えるのは楽しいのだが、いろいろ迷っているうちに、どれがいいのか悪いのかわからなくなってしまう。
とにかく読みやすくシンプルであることを心がけたつもり。
ウチのモニターは15インチなので、17インチ以上のモニターだとちょっとスカスカに見えるかもしれない。
ネットカフェやNTTのサービスセンターなど、家のとは違うPCで自分のHPを見ると、かなり違って見える。
こんなつもりじゃなかったのに〜と思うのだが、プロじゃないのだからそんなに完璧には出来ましぇんと開き直ってる。

今日逮捕された外務省のなんとか(名前忘れた)って人、なんであんなに胡散臭い顔なんだろうか?
もしドラマで外務省の課長補佐にあんな顔の役者をキャスティングしたら、きっと「リアリティなさすぎ!」って非難されるだろうな。
公務員というより芸能関係者みたいだ。
ダン池田に似てると思った。
 
2001年9月6日(木)

なんでこんなに眠いんだろう?
特に夜の7時8時台は耐えがたいほど眠い。
んで、耐え切れずに寝てしまう。だいたい1時間ぐらい。
以前は夜11時を過ぎたら絶好調!の完璧夜型人間だったのに、今は1時を過ぎたらさすがに眠い。
ほっといたら10時間ぐらい平気で眠れそうだ。

本屋で立ち読みしていたら、大きな声で独り言を言う女子高生に遭遇。
近所の高校の制服だったが、「もはやそれは独り言とは言えんでキミ」と突っ込んでやりたいような大声だ。
それも見ていたのは「野球選手名鑑」
「江川はなんで載ってないの」とか言ってる。
もしかして演劇部の訓練の一種か?!と思ったが、何か鬼気迫るものがあった。
うまく高校生活を送れているのか、他人事ながら心配になった(^_^;)

この本屋で立ち読みをしていると、必ず蚊にくわれる。
立ち読み防止のために蚊を飼育してるのか?と思うほどだ。
そのうえココの蚊はものすごく痒い!
今日も三ヶ所血を吸われた。
年のせいか一度かまれるとなかなか治らず、いつまでも痕が残っている。
寒くなると嬉しいのはスカートがはけることだ。
普通は暑い夏にスカートやろ?それ逆やんと思われるかもしれないけど、寒くなるとタイツをはくからスカートでもOKなんだなあ。
夏は虫にかまれた痕で足がボコボコ。とても素足にスカートなんかはけない。
冬は黒いタイツで汚い肌が隠れるし、ちょっとだけ足がしまってみえるから(しかしタイツだけだと力道山のようである)膝丈ぐらいまでのスカートなら楽しめる。
さすがに膝上は自主規制(^。^)
 
2001年9月5日(水)

久しぶりに友達と映画を見に行った。
私はだいたい月に3〜4回は映画館に行くけれど、今年に入ってから友達と映画に行くのはこれで3回目。
ほとんどは一人で見に行ってる。
なぜって連絡を取って待ち合わせ時間とか決めるのがめんどくさいから(^_^;)
一人だと見る映画もその日の気分で変えられるし、気楽なのがいい。
でも、映画の後に一人でお茶するのは楽しいけれど、誰かと一緒ならもっと楽しいし、いっぱい喋って気分転換にもなる。
決して誰かと一緒に映画を見るのが嫌いなのではなくて、前もってスケジュールを決めておくのが苦手なだけ。
あと電話も苦手だ。用事のあるとき以外はかけない。それも最近はメールで事足りる。
何だかこうやって書くと、すごい偏屈なヤツみたいだな(^_^;)
全然女っぽくないよね。

さて、今日見た映画は『猿の惑星』(以下ちょっとネタバレ)
見ているあいだはそれなりに楽しめたけれど、あまりインパクトのない映画だった。
ラストは何かヒネってあるだろうなあと思っていたら、こうきたかって感じ。
一種のタイムスリップものになってるのね。なるほどねと思った。
過去からやってきた一人の男がその手で未来を変えたために、地球の歴史に歪が生じて、ラストに至るということなのかな。
でも、予想できるラストではあるので、驚きはなかった。
猿人が支配し、猿人が普通に生活する街の様子を、もう少し見せて欲しいなと思った。

友達の旦那は、部署で唯一「家にパソコンを持っていない男」だそうだ。
もう1年以上前からPCを買うと言っているが、電気屋に行って説明を聞くだけで頭が痛くなるらしく、未だに買っていない。
先端のPC体験をさせようと、ADSLが体験できるNTTのサービスセンターに行って、HPをあれこれ見ていると「面白い面白い」と喜んでくれた。
でも、10分ほどで「時間ですので」と係の人に追い出される。
時間制限があるとは知らなかった。
体験してみて思ったこと、ADSL、特別早くないやん!
ものすごく表示に時間がかかるページがあってイライラしてたら「イラチやなあ」と友達に笑われた(^_^;)
 
2001年9月4日(火)

久しぶりに晴れた。
晴れると日中はやっぱりまだ暑いが、朝晩は嘘のように涼しい。
このところ元気のなかったウチの犬も、今日になってようやく食欲が出てきたようだ。
昼から煮込んでトロトロになったスジ肉を与えると、ハフハフ言って食べた。
昨日はほとんど何も食べてなかったので、これで一安心。
老犬だから、硬いものはなかなか食べられない。
これからはエサも工夫してあげなくては。

このところ、ダルい日が続いている。
夜の8時ごろ、ついウトウトしたら、怖い夢を見た。
ほとんど内容は忘れたけれど、登場するのは「お坊さん」「黒いゴミ袋に入った死体」「手首」
うわー。思い出しただけで、怖い〜!
なんでこんな夢見るかな。もしかして精神状態が不安定とか?

9月も4日が過ぎ、本格的な秋が近い。
そろそろHPの最新情報や、この日記のページの壁紙を、秋冬バージョンに変える時期だ。
特に最新情報は思いきり夏仕様にしているので、気分的にもう季節はずれな感じがしてしまう。
でも、いつやろうかな〜。壁紙を捜すのに、時間かかるんだよね。
まあ楽しい時間ではあるんだけど。
 
2001年9月3日(月)

ああ今日もER見るのを忘れたり・・・
「忘れたり」っていいのか?こんな使い方で。まあいっか。
NHKの『ハート』も見るの忘れた(T_T)
その時間、何してたかって言えば、PCのソリティアで遊んでた。
ううう・・・自分の忘れっぽさに呆れる。
オークションで「これ欲しい」と思ってマークしていても、落札時間を忘れて他の人にさらわれること多数。
でも先日、そんな理由で落札できなかった商品と同じものが、とても安くで出ていた。
前回の価格が1800円。今回500円。なんと差額は1300円。これは買いだ!と早めに入札して、無事に落札できた。怪我の功名ってヤツかな。
でも案の定、締め切り時間にはすっかりオークションのことを忘れていた(バカかも・・・)。
競争相手が誰もいないから良かったけど、もしせってたら絶対にアウトだね。
でも、本当に欲しいものじゃないから忘れるんだろうな。
忘れっぽいせいで、無駄な買物をせずに済んでるのかもしれない。

松尾スズキの『この日本人に学びたい』読了。
相変わらず笑わせながら鋭いところを突いてくる。
インターネット批判は耳が痛い。
でも「ぬるい文章垂れ流しのぬるい場所」でも別にいいやん。
井戸端会議や飲み屋のうだ話がネットに移動してるだけ。
新しいコミュニケーションの場という意識はあっても、文章表現の場ととらえてる人は少数派だと思う。
ただ一部の掲示板には見るに耐えない書き込みがある。
日頃口に出来ないひどい言葉を匿名で掲示板にぶつけていきがってるなんて、とっても醜い行為だと思うけどね。

子供のときに大好きだったオールレーズンを久しぶりに食べたらうまかった(^。^)
 
2001年9月2日(日)

久しぶりに図書館に行った。
二冊予約して、二冊借りて帰った。
小説やエッセイを借りることも多いけど、図書館の何が有り難いって、自分じゃ絶対に買わないような値段の高い本がたくさんあること。
今日借りたのは松尾スズキの『この日本人に学びたい』と『楽しく読める英米演劇』というガイド本。
このガイド本は3千円もする。
でも、ページ数は300ページほどだし、ハードカバーでもない。
小説なら1800円がいいところだと思う。専門書って数が出ないから高いんだよね。
ただ図書館で借りた本って、自腹を切ってないから読む熱意に欠ける。
期限までに読めなくてもまた借りればいいやと思って返却して、そのまま二度と借りないとか(^_^;)
しょせんその程度の興味ということなんだろうけど。

帰りにマクドに寄って薄いコーヒーをすすりながら借りたばかりの本を読む。
このマッタリした時間がなんともいえず心地いい。
でも、夕飯の買物をして5時までに帰宅しないといけないことを忘れてた。
慌ててコーヒーを飲み干して帰った。

夜、スカパーで『NYPD15分署』を見た。
夏の疲れが出たのかちょっとダルくて、眠かった。
舞台はニューヨーク市警15分署。アジア人犯罪の専門班に配属された若い白人刑事と、その相棒である中国系刑事の、反発と友情を描いた映画だ。
白人はマーク・ウォールバーグ。中国系刑事はチョウ・ヨンファ。
チョウ・ヨンファって山口崇に似てるよなと以前は思っていたが、今日の映画ではカッチョ良かった〜。
でも、ストーリーはよくあるタイプだし、全体的に雑な印象だ。
たぶん明日になったらもうストーリーを説明できないだろうな(^_^;)
それぐらい私にとっては薄い映画だった。
 
2001年9月1日(土)

朝起きたらビル火災のニュース。
44人も亡くなったということで、驚いた。
以前、出入り口が一ヶ所しかない地下の狭い映画館(日本一小さい映画館らしい)で、映画を見ている最中に火災警報が鳴り響いたことがあった。
一人で見に行っていた私は「こんなところで知らない人と焼け死ぬのは嫌だ〜怖い〜」とマジでそのときはビビった。
結局間違いだったのだが、逃げ場のない場所で本当の火事に遭遇した人たちはどんなに怖かっただろうと思う。
ご冥福をお祈りします。

今日はいつもお世話になっているサイトのオフ会だった。
主賓は長年憧れていた方。出席前はドキドキしていたが、そんな緊張をほぐしてくれる優しい笑顔で迎えてくれて、とても楽しい時間を過ごせた。
皆さん本当にありがとうございました。

オフ会の前に映画『ほとけ』を見に行った。
脚本・監督・音楽は、作家でミュージシャンの辻仁成。
映像や風景は綺麗だ。でも、退屈だったなあ。途中で3〜4回は時計を見てしまった。
全体的に古いイメージの映画だ。挿入歌に『夜来香』を使っていたり、たぶん意識して昭和の日本的な雰囲気を作っているのだろうと思う。
でも、設定は現代。そこに物語への違和感がある。
両親に虐待され続けてきた女性が登場する。盲目とみんなに思われているが実は目は見える。
この女性は最後に悲劇的な結末を迎えるのだが、そこに至る道筋にどうしても感情移入できない。
ただ現状に身をまかせて嘆いているだけのように見えるから。昭和30年代ならともかく、今の日本にはもっと他に道はあるだろうと思う。
他にも何度も台詞で語られる「強い男」願望も、私には古い価値観のように思えて、魅力を感じない。
「ほとけ」と呼ばれた青年がどんどん「鬼」になり、ろくでなしのその兄貴が最後には「ほとけ」になる。
そこをもっと深く描いていたら少しは面白くなったのでは?
主人公とヒロインの行動に「そうしなければいられなかった」と思わせる切実さがない。
なんだろ?この人たちは?という思いは最後まで拭えなかった。
一点でもわかる部分がないと、こういう映画はツラいな。
 

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