過去のひとりごと(2001年8月)
2001年8月31日(金)

今日は特に何をしたというワケでもないのに、あっという間に過ぎてしまった。
スカパーをつけたら映画をやっていた。
始まったばかりみたいだったのでそのまま見た。
売れない中年の役者2人が、豪華客船で密航するはめになり、ひとクセもふたクセもある乗客たちを巻き込んで、ドタバタを繰り広げるというもの。
なんの予備知識もなしに見ていたら、ウッディ・アレンは出てくるし、スティーブ・ブシェミやトニー・シャローブなど、最近いろんな映画に出まくってるのでは?と思うような個性派から、イザベラ・ロッセリーニまで出ていて、脇のキャストが豪華だった。
主役はスタンリー・トゥッチとオリヴァー・プラット。
スタンリー・トゥッチの映画は見たことがないだろうと思っていたが、実は『普通じゃない』を見ていた。
でもどんな役だったか、記憶にない(^_^;)
オリヴァー・プラットの映画はけっこう見てるけど、はっきりと印象にあるのは『サイモン・バーチ』と『エグゼクティブ・デシジョン』だな。
女装したオリヴァー・プラットが男に言い寄られ、たまらずカツラをとって「俺は男だー!」と叫ぶシーンは『お熱いのがお好き』のパロディだよね。
本家は「完璧な人間はいない」と返されるのだけど、この作品では「俺も男だー!」と叫んで更に追いかけてくるという落ちだった。
物凄く面白い!とは思わなかったが、なんとなく最後まで見てしまったわ。
あ、肝心のタイトルを書くのを忘れてた(^_^;)
『インポスターズ』日本では劇場未公開。ビデオは出てるみたい。
 
2001年8月30日(木)

ゲートウェイ日本から撤退?!
ちょっとそんな話聞いてないよと思ってHPを見に行ったら、サポートページだけ残してHPを閉鎖してた。
私の愛機はゲートウェイ。買って2年になるけど、今まで大きなトラブルはなく、少々乱暴に扱ってもけなげに頑張ってくれた。
スキャナとかCD-Rとかタブレットとか、後から新しいお友達がやってきても、仲良くしてくれたしね。
今もたまに動きが重くなることはあるけど、おおむね快調に動いてくれている。
将来、PCを買い換えることがあったらまたゲートウェイにしようと思って、ゲートウェイが発行してるPC雑誌も年間購読してたのに。
その雑誌は無料なんだけど、定期購読は送料1年分前払い。だいたい2千円ちょっとだったと思う。
その年間購読、まだ9ヶ月残ってるのよ。
送料、返ってこないワケ?と心配に思ってたら、今日ゲートウェイから封書が来た。
しかし中身はペラペラの紙1枚。「スーパーブック(雑誌の名前)休刊のお知らせ」しか書いていない。
払った送料どうなるの?と思わず電話してしまったよ。
答えは「ただいま検討中です」だった。
検討して返ってこないこともあるのか?と不安。
1500円ちょっとなんてたいした金額じゃないかもしれないけど、やっぱり持ち逃げは納得できない。
誠意ある対応を望む。

日本ゲートウェイは社員600何人全員解雇らしい。
このドライさ、さすが外資系だと驚いた。

昨日、芝居の前に映画『チアーズ!』を見た。
アメリカの学園ものに登場するチアリーダーって、一定のパターンがあったように思う。
『アメリカン・ビューティー』に登場する女の子のような、色っぽくて自分が美人だと知っていて、学園の華って感じ。
でも『チアーズ!』に登場するヒロインは、そんな浮ついた女の子ではない。
スポーツとしてのチアリーディングを描いていて、いわゆるスポ根ドラマに近い。
でも湿った日本的な根性じゃなくて、明朗快活、前向き、まっすぐ、そんな言葉が似合う映画だった。
チアリーディングをたっぷりと見せてくれたのも嬉しい。
想像以上に気持ちのいい映画で、気に入った!
 
2001年8月29日(水)

帰宅したのが11時過ぎだったので、慌ててNEWS23にチャンネルを合わせた。
するとまさに今から筑紫氏と山田太一氏の対談が始まろうかというところ。
あわててビデオの録画ボタンを押す。
とりあえず間に合って良かった。

今日は『新・飛龍伝〜Let The River Run〜』(北区つかこうへい劇団)を観に行った。
うーん、困った。何も心に響いてこない。
それなりに退屈せずに見られたし、東京公演を経て役者さんたちにも余裕が出てきたのか、台詞が聞き取れないとか、台詞を噛んでいたとか書かれていた演劇サイトでの1行レビューの評価ほどは、悪くはなかったと思う。
初演の『初級革命講座・飛龍伝』は1973年。まだ70年安保闘争の記憶が生々しいときだ。
全共闘運動を、斜めから冷めた視線で見たこの芝居は、当時の若者にはとても身近に感じられただろうと思う。
私が見たのは79年と80年に上演されたもの。
今のような神林美智子というヒロインがメインの芝居ではなく、リタイアした伝説の革命家と、その革命家を復活させようと挑発する機動隊員の話だった。
このときすでに機動隊と女革命家の悲恋は登場しているのだが、モノローグとして語られるに留まり、メインはあくまで男二人の丁丁発止の渡り合いだった。
それも今回の芝居のように、二人は幼馴染だとか父親が役所の金を盗んで自殺したとかいう、ベタな設定は一切なし。
あくまでも現場で闘うことだけでつながりあっている男たちの奇妙な連帯感が面白かった。
機動隊と女革命家の恋にしても、今日の2時間半の芝居よりも、井上加奈子の語るモノローグの方が、正直言って泣けた。
つかさん余計なものをつけすぎだよ。
50人からの若い男の子たちが踊ったり闘ったりするのは壮観だけど、こんな『レミゼラブル』みたいな演出をする芝居ではないんじゃないの?
内田有紀は前回の『銀ちゃんが、逝く』よりはうまくなってたと思うし、小劇場なら悪くないかもしれない。
でも、「全共闘40万人、あなたの為なら命は惜しくない」と言わせるカリスマ性も、広い舞台を支配できるだけのヒロインとしての力もなかった。
小川岳男は上手いし好きな役者だけど、後半の美智子との二人芝居では、存在自体が重くて疲れる。
それから、モノ壊しすぎ(笑)あの狭いアパートにまだ壊すものがあるのか?と、お節介ながら思った。
まだまだ言いたいことはあるけど、今日はこのへんにしとこ。
 
2001年8月28日(火)

私は以前は「通販の女王様」だったので、この時期になると秋冬もののカタログがドカドカと届く。
でもまだこの暑さだし、カタログを見る気にならなくて、封も切らずにおいてある。
通販熱もかなり冷めた。
1ドル80円や100円の頃は海外通販にもハマって、いろんな会社のカタログを請求しまくったので、今でも思い出したように海外(主にアメリカ)からカタログがくるけど、滅多に注文することはない。
その替わり、というワケではないんだけど、オークションをよく利用してる。
ベストセラー小説が安く出ていることが多いので、そういうのを狙ってるんだけど、イマイチ熱意が足りなくて締め切り時間を忘れてしまう(^_^;)
このあいだ読みたかった大沢在昌の『夢の島』を350円(送料込み)で落札できたけど、他に誰も入札してなかったから。
今欲しいのは麻生幾の『ZERO』と江戸川乱歩賞を取った(作者は忘れた)『13階段』
『SERO』は上下あるので、普通に買うと4千円近くするが、オークションでは上下でだいたい千円ぐらいから出てる。
人気のある本は入札も多いので、結局2千円を越えることも多いけど、それでも半額だもんね。
ただ送料別だと送料や振込み手数料が加わって新品で買うのと変らないこともあるので、よく考えないと後悔することもある。
私も読んだ本はオークションに安く出してるんだけど、なかなか売れない。
 
2001年8月27日(月)

ぴあカードの会誌「アワビ」が届いた。
アワビって変な名前だけど、「I wanana be」の略らしい。
エリア別情報を見ていると、やっぱり演劇は東京がずば抜けて公演数が多い。関西の倍はあるもんね。
蜷川幸雄演出、竹中直人主演で『四谷怪談』だって。音楽は東京スカパラが担当。
<シアターコクーン・オンレパートリー2001>ということは、東京だけなのね。ま、いいけど、フン!って、ついスネたくなってしまう。
でも竹中直人が伊右衛門ってどうなんだろ。今までたくさんの人が演じてきた役だけど、私は中川信夫監督の『東海道四谷怪談』での天知茂の印象がとっても強い。
天知茂って土曜ワイドの明智シリーズとか、もっとさかのぼって〜生まれたときが悪いのか〜(By昭和ブルース)の『非情のライセンス』ぐらいしか知らなかった。
で、そんな状態で『四谷怪談』を見てもうビックリ〜!
だってめちゃめちゃ男前!で、めちゃめちゃワル!同情心なんてかけらも持てないほど悪いヤツなの。でもカッコいい!
本家の歌舞伎では見ていないので、私の中では伊右衛門=天知茂。
だから竹中直人ってどうもピンとこない。
でも、きっとド派手な舞台になるんだろうな。やっぱり観たい!
ちなみにお岩さんは藤真利子のもよう。

もう発売されてる舞台では、渡辺えり子と白石加代子の『おやすみ母さん』を買おうかなと思ってる。
まだチケットあるでしょ。とのん気に構えてるけど、売れてたりして(^_^;)
あとは私は相島一之好きなので、泪目銀座の『LOVER SOUL』はeプラスの先行でもうゲットした。渡辺いっけい主演というのも楽しみ。
新感線はちょっと苦手なんだけど、池田成志好きとしては『轟天』も気になるところだ。
しかし私もミーハーだよね。でもさ、舞台は役者でしょ。
って言い切ると「何もわかっちょらん!」って怒られそうだけど(^_^;)
他にも観たい舞台はいろいろあるものの、タイミングがあえば・・・だな。
 
2001年8月26日(日)

日曜洋画劇場で『X-ファイル ジ・エンド/ザ・ビギニング』を見る。
やっぱり連続ドラマを無理やり1本にまとめると違和感あるな〜。
だいたいどの連続ドラマもそうだと思うけど、例えエピソードは一回で完結しても、レギュラーの登場人物にはいろんな人間関係があって、毎回見ているうちに主人公の背景や敵対関係が明らかになっていくようになってる。
『X-ファイル』はその点が少しややこしくて毎回見ててもこんがらがってたのに、第4シーズン以降ちゃんと放送されてないのよ。絶対これだけ見た人はワケがわからないと思う。
南極での出来事は『X-ファイル・ザ・ムービー』だし、あのオイルの生命体も第3シーズンから登場してる。
そういうことを踏まえてドラマは作られてるから、そこを押さえてないと面白さが半減だと思うんだけど。
ラストもスッキリしないよね。そりゃそうだ、だってあれは本来は第6シーズンの初回だもん。
あれからまた話が始まっていくんだもんね。でもテレ朝では続きはない(T_T)
風間モルダーのファンとしては放送してくれるだけマシだと思わなきゃいけないのかな。
もうやらないのかと半分諦めてたから、こんな放送でも嬉しかった。
久しぶりに聴いたけど、やっぱりいいな〜風間さんの声の演技。
来月また聴けるんだな。今から楽しみ!

今日の『X-ファイル』に登場した原発の作業員の名前が「ホーマー」というのには笑った。
声も『シンプソンズ』と同じ大平透さんかなと思ったら、違ったみたい。
でもドラマの中でエスパー少年が見ていた『シンプソンズ』の声は確かに大平さんで、ニヤニヤしてしまった(^。^)

昼間はHPのビデオリストの更新作業。
あれから新しいビデオも出たし、調べなおしておこうと思ってやり始めたが、まだ終わっていない。
後は新しく出たDVDの値段などを調べたらおしまい。
これから続きをやるつもり。
ウチはまだ常時接続にはほど遠い環境だから、どうしてもネットでの調べものは夜の11時以降になってしまう。早くADSLを導入したいわ。

来月NHK-BS2で『陰陽師』の再放送があるはず。
吾郎ちゃん逮捕だそうだけど、予定通り放送されるのかな〜?
なんか、中止のような気がするな。
 
2001年8月25日(土)

注文していた『異人たちとの夏』のDVDが届いたので、早速見る。
やっぱ画面が綺麗だわ。音もいいしビデオとは全然違う。
ウチの古〜いテレビでもこれだけ綺麗なんだから、最新型の走査線2倍とか3倍とかいうテレビならどれほどだろう。
ビデオだと暗いシーンがつぶれてよく見えなかったんだけど、DVDだと暗くても表情がわかるんだよね。
ラスト近くで幽霊に取り付かれた風間さんを永島敏行氏が助けにくるシーン。
今まで気付いてなかったけど、風間さんの後ろにピッタリ寄り添った名取さんが、こっちみて微笑んでた。
うひゃ〜怖い〜!映画館で見たときも怖いと思ってたのかもしれないけど、もう10年以上スクリーンでは見てなかったから忘れてた。
主人公と両親のパートはみんな絶賛するのに、このケイの部分は賛否両論。
・・・というより、否のほうが多いと思う。
でもあそこがあるから大林映画だという気がして私は嫌いじゃないんだよね。
ケイのパートも両親のシーンと同じようにしっとりと描いていたら、もっとまとまりのいい映画になったと思うけど、風間ファン的な目で見ると、ああいう非現実的な場面ってほとんど演じたことがないから、新鮮だった。
この映画には他にも印象的なシーンがたくさんあるので、いずれまとめて書こうと思う。

夜『しとやかな獣』のビデオを見る。
川島雄三監督、若尾文子、伊藤雄之助主演による昭和37年の大映映画だ。
以前、東京乾電池の舞台版を観たことがあったが、ほとんど同じ内容だった。
映画も室内で進行し、団地の外に一歩も出ることはない。
新藤兼人が書いたオリジナルの映画脚本だと思うけど、珍しいよね。
たぶん当時は団地というのは、新しい家庭の象徴みたいなところがあったんだろうなと思う。
高度成長で、日本にいろんな便利なものがあふれだした時代。
快適な生活を手に入れ貧乏にはもう戻りたくないと、意地汚く金を手に入れようとする家族の姿に、変っていく日本人を風刺する視線が見える。
でも説教くさくなく社会派でもないブラック・コメディーだ。
最近も(といってもずいぶん前だけど)『木村家の人々』っていう銭ゲバ家族の映画があって、それはそれで面白かったけど、この映画の背筋がちょっと冷えるようなクールさと内にこもった妙な熱さは、最近の映画にはない独特の味だと思う。
 
2001年8月24日(金)

月刊のテレビ情報誌を買って風間さんの9月の出演番組をチェック。
やっぱり『X-ファイル・ザ・ムービー』の放送があるようだ。
なんだかずいぶん前の映画のような気がするが、地上波初登場。
8月は久しぶりに風間さんのモルダーが聴けると喜んでいたら、2ヶ月連続だ。しっかりビデオに残しておこう。
2時間ドラマでは『女子刑務所東三号棟3』の放送がある。
しかーし!私の買ったテレビ情報誌には風間さんの名前が載っていなかった(T△T)
でも、ファンクラブでインフォメーションしていたから間違いないでしょう。
ただ、女子刑務所内でのドラマがメインのようなので、風間さんの出番はあまりないかもしれない。

夜CSで『少女に何が起こったか』の再放送を見た。
久しぶりに見たがやっぱり強烈だー!何から何まで極端で凄い。
風間さんの出演はワンシーンのみだが写真は何度か登場。その使われ方が・・・ううぅ不覚にも笑ってしまった(^o^)

今朝の新聞に白鳥信一監督の訃報が載っていた。
風間さんが出演した映画『赤線最後の日』と『狂棲時代』の監督だ。
70年代がまた遠くなったなと思う。合掌。
 
2001年8月23日(木)

シアターテレビジョンで放送されたラックシステムの『お祝い』をビデオで見た。
生理用品の開発に情熱をかたむけた男性とその家族の物語。
戦前、戦中、戦後の大阪・船場が舞台となっている。
いや〜面白かった!
関西人のくせにラックシステムがこんなに面白いとは思っていなかった。
ラックシステムはリリパットアーミーのわかぎゑふが関西弁の芝居にこだわって作ったユニットらしい。
リリパットアーミーとかMOTHERとかついでに言えばそとばこまちとか、イマイチ面白くないという偏見があって、今まで食指が動かなかった。
でもよく考えたら私、リリパもMOTHERも実際には見たことないんだよね。見たことないのに、ひどいヤツだよね。
きっといろんなところで言われているだろうけど、自転車キンクリートの『法王庁の避妊法』と似た雰囲気の話だ。
どちらも女性が書いた本だという点でも共通してる。女性だから書けたというべきなのかな。
『お祝い』は船場が舞台ということで、船場言葉の持つやわらかさが大きな魅力だ。
主役を演じた本業は落語家の桂米吉が好演。大きな舞台は初めてで初主演ということだが、それが信じられないぐらい良かった。
関西の人気劇団はストーリーよりもギャグとテンションで乗り切るパターンが多いと思っていたが、今回の芝居はよく出来たストーリーに笑いあり涙ありで、岸田戯曲賞の候補になったというのもうなずける。
女性から見て共感できる台詞も多かった。
次作に期待。でも今上演中のリリパの『乙女回廊』は評判が良くないようだけど・・・(^_^;)

宮部みゆきの『R.P.G.』読了。
インターネットの中で擬似家族を演じていた“お父さん”が殺されたところから話は始まる。
最初は普通の犯罪小説と同じで舞台があちこち移動するのだけど、途中から取調室だけで物語りは進んでいく。
まるで一幕ものの舞台のような構成だ。
後書きによると、戯曲を意識して書いた小説らしい。
でも、実際に舞台にしてもあまり面白くなさそうな気がする・・・
小説はそこそこ面白いんだけどね。舞台よりテレビ向きだと思う。
 
2001年8月22日(水)

本当は『チアーズ!』か『ゴーストワールド』を見たくて梅田に行ったのに、なぜか『ELECTRIC DRAGON 80000V』を見た。
時間を調べて行かなかったので、見たい2本の開始時間とうまく合わなかっただけなんだけど(^_^;)
せっかく梅田に行ったので、ここでしかやっていないミニシアターを、と思ったら『ELECTRIC DRAGON』になった。
こりゃ、石井聰互の個人映画みたいなもんだな。時間も55分と短いし、石井監督と浅野忠信と永瀬正敏が、ワイワイ言って楽しみながら作ったという感じ。
『エンジェル・ダスト』や最近の『五条霊戦記』では、どうしたの?と思うぐらいかつてのイメージから離れていたけど、今日のは絵に描いたような石井印の映画だな〜と思った。
パンクやノイズが好きな人ならたまらないかも。
私は8割退屈、2割ちょっと笑ったってところかな。
見ながら「そういえば石井監督って、ノイバウテンの映画撮ってたよな〜『半分人間』ってタイトルだったかな〜」などとボーっと考えてた。
私はノイズ音楽ってダメ。だから、狂ったように浅野忠信がエレキギターをかき鳴らすところ、けっこうマジで「イイーーッ!」となって死にそうだった。
ちなみにストーリーは二人の電気人間がビルの屋上で対決する話。それだけ。

梅田に行ったのはガーデンシネマで『テルミン』の前売りを買おうと思ったから。
限定1000枚でCD付きの前売りが発売されたと聞いて行ってみたんだけど、時すでに遅しで売り切れ。
普通の前売りは売っていた。でも付いていたのはチラシだけ。残念無念じゃ〜。

ディスカウントショップ、古書店とまわったけど、今日は収穫なし。
紀伊国屋に宮部みゆきの新刊『R.P.G.』(集英社文庫)が大量に平積みになっていた。思わず買ってしまった。
だって『模倣犯』の武上刑事と『クロス・ファイア』の石津刑事が一緒に登場するなんて、読みたいよね〜。
このー!商売上手(^。^)
 
2001年8月21日(火)

台風11号は進路を東よりに変え、私の住んでいる地域は直撃を免れた。
でもそのぶん日本列島を縦断する形になり、明日の朝には東京への上陸もありうるらしい。
都会では風や雨での被害は少ないが、交通機関が止まるのが困りものだ。
もちろん安全のためだから仕方がないのだけれど、明日の通勤通学の足はかなり乱れるのではないだろうか?
学校などは休みになって学生さんは嬉しいだろうな。
子供の頃は、台風ってどこかワクワクしたものだけど、今はワクワクよりも怖いほうが勝ってる。
強い風が吹くたびにボロ家がユラユラ揺れるのはスリル満点だ(^_^;)

9時から映画を見ようと思ってたのに、8時半頃本を読みながら寝てしまった。
起きたら11時前。ということで今(AM1時過ぎ)はまったく眠くない。
でも変な姿勢で寝たせいか背中が痛い。
背中の痛みさえなければ絶好調なのだが、PCの前で長時間同じ姿勢ではますます痛くなるような気がするので、もう寝よう。

昨日の夜中に放送された映画『恋の大冒険』を録画するのを忘れた。ショック!
頼まれていた今日の7時からのキャラメル・ボックスも忘れた!でもこれはリピート放送があるからいいか。
今度こそ忘れないようにしなければ。
 
2001年8月20日(月)

台風が近いので、すごい風。さすがに今日は涼しい。
明日の午後ぐらいに上陸するらしい。
どこにも被害を出さずに、水不足だけ解消して欲しいな。

昔カセットテープに録音した曲を、MDに移す。
私は昭和の歌謡曲が好きで、「昼の歌謡曲」(笑)とかをエアチェックしては編集して自作のベスト盤を作っていた(^。^)
さすがにもう10年ぐらい作ってないけど(^_^;)
そんなカセットテープやレコードから録音したテープが山のようにあって、かなり場所を取っている。
で、MDLP大作戦を昨日から始めた。4倍モードでMDに録音すると、74分のMDで296分録音できる計算になる。
実際に録音してみたら、1枚のMDに80曲入った。
いくら3分前後の短い曲ばかり(昔の曲は短かった)とはいえ、これは凄い!
時間はかかるけど、つきっきりじゃなくても大丈夫だし、録音しながら他の用事が出来るから、それほど大変な作業じゃない。
大変なのは、録音した曲を記録すること。MDケースにいくらなんでも80曲ものタイトルは書けないから、ノートに記録しておくことになる。これがめんどくさい。
エクセルを使って表を作ったほうが楽なんだけど、必要なときにいちいちパソコンを立ち上げるのは面倒だ。
根本的にはアナログ人間なので、記録は紙に書いたものでないと何か信用できないと思ってしまう。
せっせと手書きでタイトルを写していったが、忘れていた曲を思い出したりして、これはこれで楽しかった。

風間さんが出演していたラジオ番組「星のショットグラス」も久しぶりに聴いた。
途中で入っているCMに「1985年東京」というフレーズがあった。そう、1985年はこの番組が放送されていた時点では「現在」
クレジットカードのCMで「国鉄の切符も買えます」と言っている。この頃はまだJRじゃなかったんだな。
村上龍の小説『ハワイアン・ラプソディー』をラジオドラマ化したもので、年老いて飛べなくなったスーパーマンの役が故・大友柳太郎氏。風間さんは飛ぶ手助けをする若者の役だ。
ドラマの中で年老いたスーパーマンが映画の『スーパーマン』を観る場面があって、クリストファー・リーブの名前も登場する。
聴いているうちに、16年という歳月を思いなんだか切なくなってきた。
風間さんの声が若い。これを聴いてた私も若かった。
いかんいかん感傷的になってるな〜。懐かしいものに浸りすぎたかな。
 
2001年8月19日(日)

昼、掃除をしながらスター・チャンネルで『ペット・セメタリー2』を見た。
最初の『ペット・セメタリー』はすごーく怖かった記憶がある。
日本の怪談に近いような、ヒタヒタと迫ってくるような怖さっていうのかな。
今日の『2』はもっとモンスターものに近かったような・・・
昔テレビのヒッチコック劇場(だったと思う)で『猿の手』という怖い話があった。
3つの願いが叶えられるという猿の手を手に入れた老夫婦は、半信半疑で一つ目の願い事をする。
それが何だったか忘れたけど、とにかくその願いは叶えられる。
老夫婦の二つ目の願い事は戦争で死んだ息子が家に帰ってくること。
でも、いざドアのすぐ前に息子の気配がしたとき、それはもう元の息子ではないと悟る。
甦った息子の手がドアのノブをまわそうとしたそのとき、三つ目の願いを口にする。「息子を元の場所に戻してください」
私が書いても怖くないけど、テレビで見たときは怖かった〜。
これ、有名な原作があるんだね。W.W.ジェイコブスとかいうイギリスの作家の短編で、「乱歩が選んだベスト・ホラー/ちくま文庫」で読めるらしい。
話がそれたけど、『ペット・セメタリー』には、その『猿の手』を思い出すような心理的な怖さがあった気がするんだけど、『2』になるともっとゾンビものみたいな、暴力的な怖さだった。
でも、いくら死んだ後とはいえ、愛する人が心も化け物になってしまうっていうのは、死者への冒涜のような気がしないでもない。
梶尾真治の小説『黄泉がえり』とはえらい違いだな。
エドワード・ファーロングの美少年ぶりはなかなか目の保養になりました(笑)

夜、ご飯を食べながらチャンネルNECOで『ちんころ海女っこ』を見た。
昭和40年の松竹映画。監督は前田陽一で主演は中村晃子。
八丈島を舞台に、どうやって観光客を呼ぼうか大騒ぎの大人と、中村晃子扮するヒロインの淡い恋をからませたB級映画。
艶笑喜劇とでも言うのかな。かなりオヤジっぽいエッチネタ多し。でも36年前の映画だから、描写は牧歌的だ。
観光というと、温泉や海女さんのお色気や夜のサービスっていうところが時代を感じる。今はそういう昔ながらの歓楽街は軒並み寂れてるでしょ。
これだけの素晴らしい自然があれば、他はなんにもいらないのにな〜と思う。
 
2001年8月18日(土)

昨日の続きで風間さんのテープを整理する。
さっさと済ませてしまうつもりが、ついついテープの中身を熱心に見てしまったり、昼から放送していた「日本のお笑い6時間ですべて見せますSP」というのを見たりで、結局夜までかかった。
「日本のお笑いすべて見せます」というのは、読売テレビが毎年やっている企画で、著名人の投票で日本のお笑いベスト100を選ぶという番組だ。
とんねるずやうっちゃんなんちゃんのように、映像の使用許可を出さない心の狭い(?)芸人もいたけど、ほとんどが懐かしいVTR付き。
中には「どんぶり5656」の竹中直人というレア映像も!
久しぶりに竹中直人の松田優作のマネを見たわ。嬉しかった。
今年の1位はやすしきよし。2位はドリフターズ。3位と4位は忘れたけど5位がクレイジー・キャッツ。
志村けんと谷啓がゲストで出ていた。志村けんと谷啓が並んでインタビューを受ける図って、とっても珍しいような気がする。
私はクレイジー好きだから、すごく得したような気がした。
映画もけっこう見てるし、ベストアルバムも持っているのだ。
谷さんの歌う「愛してタムレ」とか「へんてこりんなへんてこりんな子」とか、いいよね〜。
ドリフも子供の頃は見てたけど、クレイジーの方が好きだった。
やすしきよしの漫才はいつ見ても面白い。
私生活ははちゃめちゃだったけど、やっぱり横山やすしは漫才の天才だったと思う。
そういえば去年、地元の盆踊りで河内屋菊水丸が「天才横山やすし音頭」を歌ってたな〜。
今年も祭りに菊水丸さん来るかな?見にいきたいな。

風間さんのドラマのビデオを見ていると、やっぱり非凡な俳優さんだな、凄いな〜と改めて感じさせられた。
風間さんの実績、実力を考えると、気安く声をかけられるような人じゃないんだよね。
だって私ごときがおこがましい!
でも、トーク番組で見る素顔の風間さんには気取りがなくて、大スター然としたところの全くない人だ。
それでもやっぱり私には手の届かないところで輝いていて欲しい。
 
2001年8月17日(金)

テレビの周りにビデオテープが山積みになっていた。
さすがに「これはいかん」と思って整理することに。
一応近いうちに見ようと思い映画や舞台中継を録画するのだが、録画すると安心してしまい、なかなか見ない(^_^;)
そのうちにまた見たい番組の放送があり、すぐに見るつもりで録画。やっぱりそのままに・・・
てなことを繰り返しているものだから、ビデオテープはたまる一方だ。
どこに何が入っているのかわかるようにテープに番号をつけている。
見たい番組をすぐに捜せないと困るので、こういうことはこまめにやっているのだ。
そんなことやってるヒマがあったら、どんどん録画した番組を消化していけばいいのに、とは言わないでね(笑)
今日、たまったテープ10本ほどに番号を付けていったら最後がちょうど100だった。
だいたいテープ一本に3本の作品が入っているので、見ていない番組が300本ということだ。
一日1本見ていっても1年近くかかってしまうが、逆に考えると1年あればみんな見られるということだな。
でも、ひどいのになると10年ほど前の番組が入っていたりする。
すぐに見るつもりが10年・・・ズボラすぎる・・・(^_^;)

風間さん関係のテープも1年以上整理していなかったので、ついでに片付けることにした。
ビデオの背面にタイトルを貼り、ノートに何が録画されているかメモしていく。
これにかなり時間がかかって、まだ半分も終わっていない。
ついつい中身を見てしまうからなんだけど。
ビデオテープは1年に一度はテープを巻き戻したりして空気に触れさせてやらないとカビの原因になるらしい。
近いうちにこれもやっとくかな。でも絶対に一日じゃ終わらないだろうな。

それにしても収納場所がもうないよ〜。
たくさんあるカセットテープをMDに移し変えてスペースを作る予定だったんだけど、これも全然進んでない。
MDLPは1枚に最大230曲入るらしいが、録音するのにいったいどれだけかかるんだろう?!
 
2001年8月16日(木)

奥田英朗の小説『邪魔』読了。
前作の『最悪』と同じく、平凡な人間が追い詰められていく様子が描かれている。
家と子供が生きがいの主婦が、現実から逃避するために起こす行動の数々。
ささやかな幸せを守るために必死になる姿が痛々しい。
ここで描かれるのは誰にでも起こりえるような現実的な不幸だ。
「人はしあわせになりたくて生きている」そんな当り前の言葉が胸にしみる。
昨日と今日の二日で一気に読んだ。面白かった。

昨日書き忘れたこと・・・
風間さんにアスコット・タイはあまり似合わないと思う。
それとあの眼鏡は「Fu-Ga」(フーガ)というブランドらしい。
 
2001年8月15日(水)

NHK−BS2でサスペンスドラマ『茉莉子』を見た。
サスペンスといっても誰かが殺されたり、ヒロインが命を狙われる類の話ではない。
大学生であり芸者でもある置屋の一人娘が、自分の出生の秘密を知るために旅をするという内容だ。(以下ネタバレあり)
ヒロインが偶然2枚の写真を見つけたことから話は始まる。
幼い頃の自分にそっくりの少女が、やはり自分に似た見知らぬ女性と二人で写っている写真。
この写真を見て、ヒロインは自分の出生に疑問を持つのだが、疑問を感じる過程がやや唐突で、ヒロインを行動に突き動かすほどの説得力がなかったと思う。
だからサスペンスが盛りあがらない。
揺れる不安定な映像はドキュメンタリーのような緊張感があるし、出演者も押さえた演技でリアリティーがあった。
映画的なキャスティングにクリアで美しい映像は、安っぽいB級ドラマとは明らかに違う。
それでも、ドラマとしての力がイマイチ足りないように思う。
ヒロインの自分探しの旅に気持ちを重ねられない。
自分の出生の秘密を知る医師に会いにバリ島に行き、その大らかな自然や人々の営みの中で、生きていることを感謝するに至るのだけど、なぜバリなんだろう?
南の楽園で生きる意味を改めて知る・・・そんな展開にはあまり新鮮味を感じない。
出来れば、自分が現在生きる街の中に、前向きな希望を見つけて欲しかった。
風間さんに関していえば、かなり私の好きな種類の役であり演技だ。
なかにし礼氏?!と思うようなナイス・ミドルぶり。
社長の役ということもあり、最初は貫禄のある落ち着いた登場の仕方なんだけど、だんだん心の中にある暗い影や、弱さが見えてくる。
これはかなり私のツボつきまくりな演技だった(^。^)
いきなり首をくくってたのには、さすがにビックリしたが。
しかし風間さんと息子の関係があまりにもおざなりじゃないか?
争いの後に父親が自殺したことを、ヒロインも息子もどう思ってるんだ?と不思議だった。
この息子を演じた坂口憲二って若手俳優、最近よく名前を聞くけど誰?
坂口ってプロレスラーしかしらん!と思ってたら、そのプロレスラー坂口征二の息子だって。驚いた。
 
2001年8月14日(火)

今日も暑かった〜。

『灰の男』(小杉建治)をようやく読了。
東京大空襲のとき、空襲警報の発令が遅れた謎をミステリータッチで描いているが、あくまでも視点は庶民の側なので、堅苦しい話ではない。
東京大空襲に対する鎮魂の思いと、怒りに満ちた小説だった。

スーパーに買物に行ったついでに本屋で『江戸奇人伝〜旗本・川路家の人々』(氏家幹人)を買って、半分ほど読んだ。
プロローグに登場する横山平六という人の奇人ぶりは抱腹絶倒。爆笑ものだったが、川路家の人々は半分ほど読んだところでは、確かに変わってはいるけれども、インテリで仕事も出来て、奇人というほどのことはないのでは?と思う。
残り半分が凄いのか?ちょっと期待してる(^。^)

スターチャンネルで『グッドナイト・ムーン』を見た。
ジュリア・ロバーツとスーザン・サランドン。対照的な二人の女性の反発と友情を描いた家族のドラマだ。
いかにもアメリカ映画らしいハートウォーミングな作品だが、のめりこんで見たというほどではない。
ヒロイン二人と私の距離の遠さゆえか?
アメリカ東部の季節によって移り変わる自然が美しい。
エド・ハリスの甘いラブシーンって見た記憶がなかったので、そういうシーンが見られたのは収穫だった(^。^)
 
2001年8月13日(月)

今日は墓参り。車で90分ほどのところにある市民墓地だ。
だだっぴろい墓地の真ん中のほうにあるので、いつも迷う。
整備された霊園じゃないから、無秩序に墓石が建てられていて、墓にたどり着くまでに、けっこう時間がかかった。
祖先の墓を拝んだ後は地元でカラオケ。
友達と二人で2時間半歌いまくる。
最後には友達の声がかれていた(^_^;)
久しぶりのカラオケでここぞとストレスを発散していたらしい。
この友達とは昔、一緒にコーラス部やアマチュアバンドで歌ってたのだが、めちゃくちゃ歌がうまい。
高音の伸びが素晴らしくて、あれだけ声が出たらそりゃ気持ちいいだろうなと思う。
余談だが、旦那さんとも歌が縁で結婚した。
でも、今は旦那は仕事に忙しく、ギターには触りもしないらしい。

友達は倉木麻衣と矢井田瞳と鬼束ちひろを中心に歌っていた。
私が歌ったのは岡田奈々からヒッキーまでバラバラ。
須藤薫の『渚のポストマン』が入っていたのは嬉しかったな〜。
80年代初頭のジャパニーズ・ポップス。
大滝詠一、杉真理、佐野元春、須藤薫、EPO、大貫妙子、あたりをよく聴いた。
あと、矢野顕子とかムーン・ライダースとか。
この頃ユーミンも聴いてたけど、一番熱心に聴いてたのは中学時代だな。
今日は佐野元春(というかナイアガラ・トライアングル2)の『彼女はデリケート』も歌ったが、歌ってみるとあんまり盛り上がらない。
歌ってて気持ち良かったのは『魂のルフラン』とか『ダンシング・クイーン』とか。
バーゲンズの『ジンセイ』もなかなかいい。
ラブサイケデリコの『your song』はすごく好きな曲なんだけど、自分で歌うにはイマイチだった。
 
2001年8月12日(日)

ビデオで『風雲ストーム・ライダーズ』を見た。
これって劇画かテレビゲームが原作?と思って調べてみたけど、どうも違うみたい。
でも、きっとそういうのを目指して作ったんだろうな。
とっても破天荒でマンガチック。登場人物の武術がすごすぎる。
あんなの人間じゃないよー(笑)
でもCGとワイアー・アクションをふんだんに使った戦いのシーンはさすがにワクワクする。
安っぽいラブソングが流れる甘い恋愛シーンなんてカットして、戦いに的を絞ったほうが良かったのに。
この映画を見ながら、最新のCGを使った「里見八犬伝」が見てみたいな〜と思った。

夜、TSUTAYAにビデオを返却。中古コーナーでオリジナルラブとカーネーションのCDを買った。400円と200円だから激安。
シングルでもマキシでもなくて、フルアルバム(オリラブはベスト盤)でこの値段。ただしちょっと古い。でもこの値段だからね。

家に帰ってからシネフィルイマジカで『推手』を見る。
『アイス・ストーム』『グリーン・デスティニー』の監督アン・リーの長編デビュー作。
アメリカ人と中国人、親と息子の世代のギャップを、時に厳しく時に暖かく見つめたホームドラマの佳作だった。
ラストシーンが微笑ましくて、良かったな。

今日「風の杜」トップページのカウンターが40000を突破。
風間さんの離婚騒動があったせいで、思ってたよりも早く突破した。
なんせあのときは普段の3倍アクセスがあったもんな〜(^_^;)
でも、とにかく沢山の人が見てくれたのは有り難いことだ。
少しでも風間さんの魅力と凄さを知ってもらいたくて始めたHPだけど、今は書き込みをしてくれるファンの皆さんに、風間さんの魅力を改めて教えてもらうことも多い。
地味でいいから、これからも長く続けていきたいなと思う。頑張ろう。
 
2001年8月11日(土)

DVDで『ふたりの男とひとりの女』を見た。
ジム・キャリーと『メリーに首ったけ』のファレリー兄弟の組み合わせと聞いて想像はしていたけど、やっぱり下ネタが多かった(^_^;)
でもジム・キャリーって「永遠の小学校高学年の悪ガキ」みたいなイメージがあって、下ネタ連発でも湿ってないからあまり抵抗なく見られる。
今回きわどいギャグが多かったけど、大人のエロにはならないんだよね。まあ親とは見たくないけどね(笑)
スターになってもくだらないことに情熱を燃やすジム・キャリーは素敵だ。
人格が変わるときの顔面演技!顔の筋肉はどうなってるんだ?!ってもうビックリ。
クライマックスの、一人で二人の人格を交互に演じる身体の動き!
これでもか!とジム・キャリーの芸が見られる至福の時間だ。
物語は『メリーに首ったけ』よりは面白くないけど、これだけジムを堪能できたからいいかな〜。
ジムの三人の子供たちがいい味出してた。
この子たち主役でコメディ映画を作ってもらいたいぐらいだ。
クレジットも芸が細かいし、最後の最後にちゃんとオチもある。
差別ネタのきわどさにちょっと退いたりもするけど、こういう映画を笑い飛ばせるぐらいの方が健全なのかもしれないと思う。
『メリーに首ったけ』のときも思ったけど、この兄弟監督が使う曲ってすごく私好みだ。
サントラ欲しいな〜と、今真剣に考えてる。

更新記録のページを作った。日記のCGIを更新記録用に使っている。
設置したのはもうずいぶん前なんだけど、「風の杜」の今までの大まかな記録を調べるのがめんどくさくて(^_^;)、なかなか手がつけられなかった。
ようやく今日公開できて、とりあえずひとつやるべきことは済んだ。
さてさて次に取り掛からなければ。
よっこいしょと、重い腰を上げるかな。
 
2001年8月10日(金)

今日は当然風間さんの出演ドラマ『心霊スポットバスツアー』を見た。
ビール片手にお気楽に見られて、週末の夜にはちょうどいい。
金曜エンタでよくやってるバラエティ色の強いドラマは見ててシラけたりするんだけど、その点今日のドラマは戸田さんも上手いし、安心して楽しめた。
風間さん扮する天童無限は、若い細川直美嬢ばかりチヤホヤして、ベテランの戸田さんにはそっけない。
でもそれにもめげず戸田さんは天童にアタックを繰り返す。
という設定は、もうさんざん使い古されてるんだけど、役者の演技でこのお約束のドタバタがけっこう笑えた。
X-ファイルのモルダーとスカリーなんだよね〜。さすがに息がピッタリだ。
でも二人のツーショットを見てもX-ファイルとは演技がまったく違うので、見る側もモルスカを引きずらないで済んでる。うまいよな〜。
風間さんのドラマを見るのは久しぶりのような気がしたが、実際は2ヶ月たっていない。
たった2ヶ月足らずでこの飢餓感・・・舞台の仕事が続く9月以降が思いやられるわ。

TSUTAYAにビデオ3本返却。2本また借りた。
借りたのはコメディとアクション。
こう暑いと重い映画は見るのが辛い・・・

『バカのための読書術』(小谷野敦)読了。
 
2001年8月9日(木)

ビデオで『イギリスから来た男』を見た。
スティーブン・ソダーバーグが『アウト・オブ・サイト』の次に撮った映画だ。
殺された娘の復讐のためにイギリスからLAにやってくる男に、テレンス・スタンプ。
ターゲットになるのはピーター・フォンダ。
ピーター・フォンダの役は60年代に一世を風靡した音楽プロデューサーで、海沿いの大きな屋敷に住んでいる典型的な(?)ハリウッド人種だ。
テレンス・スタンプは強盗で三度目の服役を終えたばかりの初老のイギリス人。
それぞれの若い頃のイメージを生かしたキャスティングがイカす。
監督の60年代という時代に対するオマージュもあるのかなと思う。
テレンス・スタンプがカッコいいぞ〜。
回想シーンは、実際にテレンス・スタンプが昔出演した映画のシーンを使っているのだが、実に渋く年をとっているなあと感心した。
過去と現在をこまかくカットバックさせる編集のせいか、物語は単純なんだけど、映画の世界に慣れるのに少し時間がかかった。
でもうまくノレたら後は一気に見られる。
この監督、スタイリッシュなハードボイルド小説が好きそうな感じだな。

まだ「お耽美ギャル」なんて言葉もない頃、テレンス・スタンプやヘルムート・バーガーといえば、アート・ムービー好きな少女たちのアイドルだったと思う(私はもうちょっと後の世代だから直接は知らん)。
同じ頃、ディヴィッド・ヘミングスって俳優もけっこう人気があったんじゃ?
雑貨屋に売ってる映画のポストカードの中に、ディビッド・ヘミングス主演の『欲望』をよく見かける。
いかにも60年代的でかっちょいいデザインだ。
私が彼を最初に見たのは『サスペリア2』(気持ち悪い映画だったな〜)
この頃はもう太ってて、かなり中年になってた。
最近どうしてるんだろう?と思って調べてみたら『グラディエーター』に出てたのね。
でもどこに出てたか、全然気付かなかったよー(^_^;)

夜11時〜NHKで『私たちは、二度、ナガサキを見た〜投下クルー長崎訪問56年目の真実』を見た。
 
2001年8月8日(水)

ビデオで『新・仁義なき戦い』を見た。
布袋寅泰編曲の「仁義なき戦いのテーマ」うー、カッコいい!
でも、中身はメリハリがなくてボヤけた印象の映画だったな。
日本橋のでんでんタウンや、桃谷の駅前など、知ってる場所が出てきたし、大阪の風景は楽しめたけど、トヨエツと布袋の関係がちっとも胸にせまってこなかった。
岸部一徳は好きな役者なんだけどな〜。この映画に限っては合ってないような気がした。

『赤影』の前売りが安く出てないかと思って、ディスカウントショップをまわってみたが、どこにも置いてなかった。
東映の邦画のみ有効の招待券なら800円で出てたけど、『赤影』の半券が目当てなんだから、安くても買おうとは思わなかった。
800円でも難波や梅田に出る交通費を思えば、映画の日に地元で見るほうが安い。
風間さんの出番は少ないし、半券は諦めて映画の日に千円で見ることにしようかな。

念願のデジカメを手に入れた!
ちょっと予算オーバーだったけど、使い勝手がよくて今のところ気に入ってる。
 
2001年8月7日(火)

ビデオで『フローレス』を見た。
ニューヨークの下町。安ホテルに元・警官のウォルトが住んでいる。
ホテルといっても、ほとんどが長期滞在者でアパートと変わらない。
かつて市長から表彰されるほどの手柄を立て、早くに引退。気ままに一人暮らしを楽しんでいるウォルトの階上には、太ったドラッグ・クイーンのラスティが住んでいる。
ある日このホテルにギャングの裏金を盗んだチンピラが、恋人を頼って逃げ込んでくる。
盗みがバレてチンピラは殺されるが、肝心の金は出てこない。
騒ぎを聞きつけ様子を見にいこうとしたウォルトは途中で脳卒中を起こし、半身不随の身体になってしまう・・・
というのが物語の発端だ。
保守的で偏屈なウォルトはラスティを毛嫌いし喧嘩ばかりしていたが、リハビリには歌がいいと勧められ、嫌々ラスティに歌を習うようになる。
やがてこの180度性格の違う二人が心を通わせるようになるという展開は定石通りだが、この二人の友情は決して甘くない。汚い言葉で罵りあい、辛口トーク満載だ。
でも、どこか笑ってしまう愛嬌があるんだよね。
友情や愛情を縦糸に、ギャングがらみのサスペンスを横糸に織り上げて、なかなか楽しめる映画だった。
ウォルト=ロバート・デ・ニーロと、ラスティ=フィリップ・シーモア・ホフマンの掛け合いを見ているだけで退屈しない。
デ・ニーロはカッコいいし、ホフマンは可愛い!
半身不随になり、マッチョな男性としてのプライドが揺らぐデ・ニーロと、精一杯強がりを言いながら、心の底では孤独で淋しいホフマンの演技がしみる。
こういう演技合戦を見られるのも映画の醍醐味だなと思う。
ホテルのフロント係を演じた役者って昔『フェーム』に出てた人では?と見ているあいだじゅうずっと気になっていたが、やっぱりそうだった!
バリー・ミラー。映画『フェーム』でコメディアン志望の学生を演じていた人だ。『サタデー・ナイト・フィーバー』にも自殺する少年役で出てたんだよね。
久しぶりに見たけど、老けてたな〜。でも体型が変わっていないので、印象はあんまり変わっていなかった。
共和党支持者のゲイたちが登場したり、ドラッグ・クイーンの中でも世代による対立があったり、ギャングはスペイン系だし、ホテルの住人たちのキャラクターも個性的。
この多様な人々が入り乱れ混沌としたところが、映画で見るニューヨークの魅力だなと思う。
 
2001年8月6日(月)

夜、犬の散歩で外に出たら、少しだけ涼しかった。
昨日まで5日連続で最高気温が35度を越えたそうだ。
今日は33度でこれが例年の暑さなんだけど、昨日までがひどすぎたので、33度でもまだマシに思える。
でもまた明日から35度の酷暑が戻ってくるらしい。
琵琶湖の水位も心配だし、被害が出ない程度の台風が来てくれないかな。
雨が降って涼しくなってくれたらいいのにな。

オークションに出品していた商品が次々に落札されて、メールでの連絡や梱包に忙しかった。
でも、実は友達からの委託で、落札されても私は儲からない。(1割だけ手数料をもらえるんだけどね)
ある人にとっては無用なものが、ある人にとっては高い値段を出しても欲しいものだったりする。
モノの値打ちって面白いなと思う。
同じ品物でも時期が違えば、全然違う値段で取引されるし、出品と落札のタイミングでもの凄く波があるんだよね。
これも一種の博打みたいなものかな〜。

今日は広島に原爆が投下された日だ。
私が子供の頃は、8月6日、9日、15日には必ず何かしら特番があったものだけど、最近は少なくなった。
年々風化していってるんだろうな。私自身の中にもそんな反省はある。
今日、井上ひさし氏の『父と暮らせば』を放送して欲しかった。
 
2001年8月5日(日)

久しぶりに何の予定もない日曜日。
いろいろやることはあるのに、ダラダラと過ごしてしまった。
昼はシアターテレビジョンで中途半端にナイロン100℃の舞台中継を見て、その後久しぶりに美容院に行った。
前にも書いたけど、私は美容院にこだわりを持っていないので、そのつどそのつど適当に気分まかせで美容院を選んでいる。
今日は近所につい一ヶ月ほど前に出来たばかりの店に行ってみた。
家から歩いて5分ぐらい。このへんにしては値段は高めだが、それでも都会の店よりは安い。
腕の良し悪しは私には判断できないが、下手ではなさそう。
とりあえずサッパリして満足だ。
いつも思うけど、シャンプーして頭にタオルを巻いて椅子に座ってる姿や、パーマのときロットを巻いて時間まで待ってる姿って、すごい不細工(^_^;)
顔むきだしはキツいよ(笑)

今日も暑かった。暑いだけで体力を消耗するのか夜になるとダルいし眠い。
今日こそは早く寝よう。
 
2001年8月4日(土)

王立劇場の『サム古賀ショー』を観に行った。
会場の「baseよしもと」ってどこにあるんだろう?と思ったら、ジュンク堂書店の地下、昔CDショップのあった場所だった。
王立劇場は劇団ではなく、プロデュース集団とでも言うんだろうか?
後藤ひろひと、川下大洋、山内圭哉の演劇ユニットPiperの3人に、石丸謙二郎、板尾創治、内場勝則、中川家の顔合わせ。
Piperも吉本興業所属らしいし、吉本色の強い中、石丸さんだけやっぱり異色だな。
Piperの『ニコラス・マクファーソン』に出演したのがきっかけなんだろうけど、あのメンバーの中でコントをやってる石丸さんがなんだか不思議だ。
『ニコラス・マクファーソン』は芝居だったからそれほど違和感なかったけど・・・うーん、上手く言えなくてもどかしいな。
きっと見慣れないので、妙な感じがしたんだろうな。
石丸さんは王立劇場の第三回(今回は第二回)公演にも出演するようだし(なんと今度のテーマは落語らしい)、10月の内場勝則の公演にも出演するそうだ。
風間さんは江戸前の落語で、石丸さんは吉本経由で笑いにアプローチか?(なんのこっちゃ)
後藤ひろひと氏は石丸さんを「謙ちゃん」と呼んでいた。
どうでもいいことだけど、ちょっとツボだった(^。^)
さて肝心の内容・・・なんだかぬるい笑いだったな。
楽しく見たんだけど、爆笑するほどのネタはなくて、物足りなかった。
コントより中川家の喋りの方が笑えたぞ。
今日の公演を9月に読売テレビで放送するそうだ。今日のは公開録画という設定で、テレビ用にまたネタを加えてこの作品は完成するらしい。
つまり今日の公演も素材であり、完成した番組を見ないと作品の全体を知ることは出来ない。
たぶんテレビも見ると思うけど、今日より面白くなってるかな。
面白くなってることに期待。
吉本色が強いと言っても、コントはすべて標準語だ。
コテコテの笑いではなく、小劇場系の笑い。でもコテコテのほうが強いよな〜と実感。
客の年齢層が若く、自分が一番年くってるような気がした(^_^;)

TSUTAYAではオンラインクーポンで明日までビデオが1本200円!
借りていた4本を返却して、また3本借りた。
 
2001年8月3日(金)

ビデオで『カル』を見た。
カルというのは韓国語で「刃物」という意味だそうだ。
同じアジア人のせいか、この映画も湿っているというのかな。同じ連続猟奇殺人ものの『セブン』に比べると、感覚的に『カル』のほうが怖かったように思う。
切断されたり解剖された死体がバンバン出てくる。最初はかなりビビった。
ラストで一応事件は解決するので、解ったような気になるんだけど、実はたくさんの謎が解かれないままで終わるんだよね。
ビデオの最後で「『カル』の謎ときのヒントはパンフレット、または映画のガイド本に載っています」としっかり宣伝していた(^_^;)
わざと謎を残して映画を見た後に推理で楽しませるという方法もアリかなと思うけど、映画の中で完結するのが基本でしょ。
だって謎解き篇はないんだから、ただ2時間映画を楽しみたいだけの人には消化不良だよね。
映画はそれなりに面白かったけど、やっぱりカタルシスがないな〜。
公式HPを見ても謎は解き明かされてなくて気持ち悪いなあと思っていたら、謎解きの個人サイトがあった。
それが正解ということではないんだけど、自分では気付いてなかったことがたくさんあって、とりあえずちょっとスッキリして眠れそう。
なぜ死体をバラバラにし、わざわざ違う人間のパーツを組み合わせて遺棄したのか、呆れることにそこのところから解ってなかったもんな私。
謎解きサイトの管理人さんの推理を読んで、こんな動機だったのか!と目からウロコ。
最後の死体が縫合してあることにすら気付いてなかった(^_^;)
名前がややこしいとか、登場する部屋の区別がつきにくいとか、重要なヒントをわかりにくく撮っているとかいろいろあって、一回見ただけでは理解しにくい映画ではあるんだけど、それにしてもちゃんと気付けよな!
一時は韓国映画といえばアン・ソンギというイメージだったけど、今はハン・ソッキュだね。
外国から見たら今の日本映画は、役所広司って感じなんだろうな。
 
2001年8月2日(木)

今日は暑かった。毎日暑いけど、今日はまたいちだんと暑かった(^ヘ^;)
最高気温が38度や39度って、最近では珍しくもないけど、昔はこんなに暑い日は滅多になかったよね。
せいぜい32度か33度ぐらいで止まってたと思う。
やっぱり地球はどんどん暑くなってるんだろうなあ。

「X-ファイル・ザ・ムービー」が9月にテレ朝で放送されるとの情報を小耳にはさむ。本当だったら嬉しいけど、まだはっきりしない。
前にも書いたけど、本来なら「X−ファイル」第5シーズンと第6シーズンのあいだに映画は位置される。
9月放送が本当だとするとテレ朝は第5シーズンの最終回と第6の初回を抱き合わせて放送したあとに、映画を放送することになってしまう。
これにはX-ファイル・ファンが怒っているらしい。
第6の初回を先に放送しては、台詞がつながらないなど、おかしな個所が出てくるそうだ。
でもそもそも日曜洋画劇場で、長いレギュラーシーズンの一部分だけを単発で放送すること自体に無理があるよね。
こういう放送の仕方をしている以上、順番が狂ったり無理な編集をせざるを得ないのはやむをえないでしょ。
だいたいテレ朝の目はコアなX-ファイルファンに向いてはいないと思う。
文句あるヤツはBS朝日かFOXテレビ、またはビデオで見ろってことじゃないのかな?
私も本当はまたレギュラーでやって欲しいし、こういう放送の仕方は問題が多いと思ってる。
でもファン以外でこだわってる人は、そんなにいないのかな〜とも思う。

チケぴの「でちゅ〜」でイッセー尾形のチケット落選。くやしい〜!
 
2001年8月1日(水)

ビデオで『タイタス』を見た。
最初は2時間40分のシェイクスピアものって辛いかも?と思っていたが、面白かった!
シェイクスピアの芝居ってかなり血なまぐさいものが多い。
現代でもテレビドラマでは「殺人」や「裏切り」「復讐」のオンパレードだけど、昔から人々の興味は変わってないんだなあと思う。
といってもモノには限度があって、この作品がシェイクスピアの戯曲の中で一番上演回数が少ないというのもうなずける。
だって飛びぬけて残酷だもん。これを上演するのは難しいと思う。
舞台『ライオンキング』の演出で有名なジュリー・テイモアの初監督作品。
私は『ライオンキング』は劇団四季のを観ただけだが、あの動物たちの斬新なビジュアルはとても楽しめた。
この映画も、物語の面白さもあるが、華麗な映像に魅了される。
退廃的な美や、残酷さの中に咲く悪の花の魅力とでもいうのかな。
物語はゴートの女王タモラとタイタス一族の復讐合戦を描いてるが、はっきり言ってどっちもどっちという印象だったけどね。
昔の価値観は今では想像もつかないことが多いから、昔の物語を見るときは、あまり理屈では見ないようにしてる。
でないと、歌舞伎なんて今の感覚じゃ見ていられない。
主君のために自分の息子の首をはねたり、亭主のために女房が死んで「あっぱれあっぱれ」なんて言われるんだからね(^_^;)
アンソニー・ホプキンスがタイタス・アンドロニカスを演じていたが、ラストはレクター博士を連想させて、意図してないんだろうけど、ちょっと可笑しかった。
時代考証無視の年代不詳な演出は、賛否両論あるんだろうな。
女王のバカ息子二人のロックスターみたいな乱暴狼藉ぶりは、なかなか面白かったんだけど。
血で血を洗う残酷な復讐劇だが、ワクワクするような興奮があったことも確か。
観客の心を煽るテンポのいい演出にうまく乗せられたのかもね。
 

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