過去のひとりごと(2001年7月) | |
2001年7月31日(火) ビデオで『インビジブル』を見た。 今や悪趣味監督の代名詞のようなポール・バーホーベン。 それもジョン・ウォーターズのようにオシャレ人間の皆さんに支持される種類の悪趣味じゃなく、人間の欲望をわかりやすくどぎつく描いて「おやじ度100パーセント」みたいな(^。^)、そんなイメージがつきまとう。 『トータル・リコール』まではそうでもなかったけど、『氷の微笑』『ショーガール』『スターシップ・トゥルーパーズ 』と続いて、スケベと流血好きのレッテルを貼られた感は否めない。 そしてこの『インビジブル』、国防総省の依頼で人間を透明化する研究をしていた天才科学者が、自ら実験台になり透明人間化して、次々に悪さをしていく話だ。 天才科学者なのに、透明になってすることのほとんどがスケベ方面というのが、あまりにも単純で笑ってしまうほど。 でも前半はけっこう笑って見ていられるけれど、後半、この科学者が暴力的になっていって、同じ研究チームの仲間をラボに閉じ込め、透明な姿で一人一人殺していく場面は、ホラー映画の基本を押さえていて、かなり怖かった。 最初から嫌なヤツ光線を出しまくりのケヴィン・ベーコン。 お下劣で高慢ちきで最低な男だ。でもやっぱりケヴィンは好き好き(^。^) 日本人ならこの役はトヨエツがピッタリ!と思う。 ところで「インビジブル」ってどういう意味? 原題は“HOLLOW MAN”なんだけど・・・ 民主党の鳩山代表のキャラクター「ゆきおちゃん」って古谷三敏の漫画「ダメおやじ」に似てないか? |
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2001年7月30日(月) 久しぶりにビアガーデンに行った。 この時期、野外は蒸し暑いかなと思ってたけど、風が上手い具合に吹いていて、かなり爽やか。気持ちよく過ごせた。 2900円で飲み放題食べ放題のところ、友達が割引券を持っていたので2700円に。200円だけど得してラッキー。 私はあまり飲めないので、ビールをジョッキ1杯飲んであとはウーロン茶を2杯飲んだ。 食べ物はビアガーデンのバイキングだから期待してなかったし、まあそれなりの味だったけど、手作り豆腐は美味かったな。 月曜の夜のせいかすいていて、閉店時間までゆっくり飲んで食べて喋って楽しかった。 今日は友達の誕生会で、次は私の番だ。12月だからまだまだ先だけど、もうプレゼントをリクエストしておいたぜ。 年をとるのは嫌だけど、プレゼントが嬉しくてずっと誕生会は続けてる。年に一度のお楽しみだもんね。 家ではもう誰も祝ってくれないけど(^_^;) |
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2001年7月29日(日) スズキビリーバースの『マシーン日記』を見た。 初演も観ているが、松尾スズキ自ら出演しているせいか、今回の方が私には印象的だった。 なんと言っても片桐はいりが素晴らしい。 あの背の高さ、無駄な肉のついていないしっかりした肉体が、根っからの理数系で曖昧な感情や言動を許さない元体育教師のマシーン人間をものの見事に体現してた。 暑い暑い夏の町工場。乱雑なプレハブ小屋。最低の環境をグチりながら、何もしようとしない人間たち。 そんな煮詰まった状況に現れた一人の中年女性が、目の前にあるものを粉砕しながら前へ前へと進んでいく。 彼女は一種のモンスターなんだけど、その迷いのない行動力には爽快感すら感じた。 松尾スズキ、阿部サダヲ、宝生舞の三人が演じるどうしようもなさは、多かれ少なかれ私の中にもあって、この鬱々としたダメさ加減を、白か黒か、YESかNOか、そんなデジタルな思考でスッパリと切り捨てていく片桐はいりはカッコ良かった。 阿部サダヲも良かったな〜。初演の有薗芳記も強烈だったけど、阿部サダヲの最後までテンションの落ちないキレっぷりも凄かった。 宝生舞はその小ささや幼さが役柄にマッチしていて悪いキャスティングではなかったと思う。もっと鍛えて欲しいとは思ったけどね。最後にオズの魔法使いのドロシーになるところは痛くて泣けたよー。 笑いは黒いし気持ちのいい話ではない。でも強烈な魅力があった。シアターテレビジョンで放送されたらまた観よう。 でも、千秋楽の5日後なんて放送早すぎ。 芝居の前に隣のデパートをウロウロしていたら、ボーダー柄のサマーセーターを見つけた。 ラメラメだけど色使いは私好み。23区の服は高いよな〜と思ったがバーゲンで半額だ。思わず衝動買いをしてしまった・・・ しかし年々ヒカリモノが好きになってるような気がする。年のせいか? とりあえず選挙には行った。 |
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2001年7月28日(土) ビデオで『ひまわり』を見た。 有名なソフィア・ローレンの映画ではなく、去年公開の日本映画だ。 海で釣り舟が転覆して行方不明になった若い女性がいる。 葬儀に出席する小学校時代の同級生たち。 忘れていた小学校時代の遠い思い出。現在の自分たちの生活。 行方不明の女性が最後の三日間にかかわった男性たち。 ずっと忘れられずに抱えてきた過去の傷。 そんなあれこれが海沿いの町と東京を舞台に描かれていた。 子供時代は楽しいことばかりじゃなく、幼さゆえの残酷さもある。 日蝕やひまわりの種を効果的に使い、綺麗な映像の中に思春期に入りかけた少年と少女の危うさがうまく出ていたと思う。 でも、あんまり見ていてノレなかったな〜。 たぶん行方不明になるヒロイン(麻生久美子)のキャラクターが苦手だからだと思う。 かといって他の同級生の女の子たちにも共感も親近感も感じない。 私がこの映画の登場人物たちと同じぐらいの年齢なら、もっとビビッドに感じられたかもしれないけど、今は親の世代のほうに近くなってしまったせいか、妙に遠くに感じてしまう。 麻生久美子の両親(根岸季衣&北見敏之)のシーンはどれも好き。 特に遺体を確認に向かうシーンのあれこれは、悲しいんだけどコミカルで、人間的な可笑しさがあった。 ボブ鈴木と戸田昌宏(J-phone関西の「ムッシュ〜」や「ジップしてラップして」のCMでお馴染みの人)のデコボコ・コンビもいい味を出していた。 他にも北村一輝や堺雅人などブレイクしそうな若手がたくさん出ているのも見所のひとつかな。 私は自分の学生時代にほとんどノスタルジーを感じない人だから、特殊なのかもしれないけど、こういう展開の映画にはどうも感動しにくい。 どこかひねくれてるのかなあ。 2年ほど前までは「映画見るたび大杉漣」だったけど、今は「映画見るたび光石研」だな。 |
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2001年7月27日(金) ビデオで『青春の輝き』を見た。 私の中ではブレンダン・フレイザーというと、ハンサムなのにコミカルな役をうまく演じる俳優さんというイメージだったが、この映画では正統派のヒーローだった。 基本的には美形だし背が高いしカッコいい。 大らかに笑ってる顔もいいんだけど、傷ついて憂いを含んだ表情がステキだった。 1950年代の保守的な私立高校が舞台の映画だが、まず最初に感心したのは、1950年代の雰囲気の再現だ。 こういうところがアメリカ映画って凄いなといつも思う。 日本では宗教や人種問題、特に私たちから見たら同じ白人にしか見えないユダヤ人への差別はあまりピンとこない。 ほとんど言いがかりにしか見えないもん。 地方や階級や宗教的な背景もあるのだろうが、あれほどあからさまに嫌われるほど差別されるなんて理解できない。 マット・ディモンは他の若い俳優に比べるとひときわ幼く見えたな〜。 嫌われ役だけど、期待に答えられないで苦しむ様子は痛々しい。 もっと繊細な映画かと思ってたら、意外に骨太でストレートな内容だった。 この手の映画って必ずシャワーシーンがあるのよね。サービス? >誰にだ? 『異人たちとの夏』のDVD、映像特典はたった3分だって。 きっとその3分って予告編だね。 それだけだとしたらなんかしょぼくないか? 監督のインタビューとかメイキング映像とかないの? 映画の封切り前に日本テレビのワイドショーでこの映画の現場レポートが放送されたことがあったんだけど、そういうの入れてくれるかと期待してたのに。 せっかくのDVDなんだから、お宝映像のひとつやふたつサービスしてよね。 俳優やスタッフ紹介、まさかないなんてことないよね? |
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2001年7月26日(木) この日記のパスワードがおかしい。 パスワードを変更していないし間違って入力しているわけでもないのに、「パスワード・エラーです」と出る。 そのつどニフティHPに行き設定の変更をすると(でももとのパスワードを入力しなおしてるだけ)こうやって書き込みは出来るんだけど、不便でしょうがない。 なんでこんなことになるんだろう? HPに更新記録のページを作ろうと思い、ファルコンさんのHPで日記のCGIをダウンロードした。 さっき設置してみたら一応動いたので、あとはカスタマイズするだけ。 でもこれが一番時間がかかる。でも楽しい時間なんだけどね。 捜していたビデオが意外にも近所の規模の小さなTSUTAYAに置いてあった。 ここは店舗は小さいけど、映画好きの匂いのする店だ。 三池崇史監督(地元出身)の特集コーナーはあるし、脚本家特集のコーナーには誰も借りそうもないマイナーな日本映画を並べている。 『パールハーバー』が公開されると、さっそく太平洋戦争を扱った映画のコーナーが出来ていた。 クラッシック映画の数が多いのには好感が持てるし、ビデオを監督別に並べているのだが、妙にマニアックだったり地味な監督の名前があるのも楽しい。 確か今オンラインクーポンで半額のはずだから、借りたビデオを早く見てまた借りにいこうっと。 |
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2001年7月25日(水) さっき半分ほど書いたところでいきなりPCがフリーズ。 alt+ctrl+deleteでもまったく変化なく、リセットして再起動。 泣く泣く書き直し(T_T) このあいだ某掲示板サイトでブラウザクラッシャー(ブラクラ)に引っかかったときは情けなかったな〜。 Mail Toが100個以上仕込んであって、次から次へと勝手にメーラーが起動するのだ! どうしようもないのでリセットボタンを押して無理やり終了。 ま、それは私の不注意が原因なんだけど。皆さんも気をつけましょうね。 ホームページの最新情報を更新。 8月は3本も風間さんの出演番組を見られる! 『X-ファイル』は久しぶりだなあ。確か2年ぶりかな。 BS朝日とFOX−TVでは現在も放送中だけど、日本語吹替え版はビデオ版と同じものを流しているようなので、地上波での新しい放送は途絶えてたし、風間さんではもうやらないのかと心配していた。 風間モルダーに戸田スカリーの復活は本当に嬉しい。 でも『X-ファイル ザ・ムービー』がついに地上波初登場かと期待してたのに、いつもの日曜洋画劇場枠での放送と同じく、またシリーズの再編集版なので、ちょっとガッカリ。 もともとは連続ドラマとして制作された1時間ものを2本合わせて編集して、一本の2時間ドラマに見せるようなやり方はいい加減やめて欲しい。 今回は第五シーズンの最終話と第六シーズンの一回目を編集して放送。 (『X-ファイル・ザ・ムービー』はこの第五と第六シーズンのあいだに作られたらしい。) 以前の『REDUX 帰還』なんて3話ぶんを2時間弱にまとめるという凄い荒業を使ってたもんね。 いいのか?クリス・カーター? こんな風に不完全なものをこれからも小出しにし続けるつもり?>テレ朝 風間ファンとしてはまた見られるのは嬉しいんだけど、こういう放送の仕方はやっぱりドラマに対して失礼だと思うんだけどな。 |
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2001年7月24日(火) ビデオで『独立少年合唱団』を見た。 1970年代初頭の全寮制の男子中学を舞台にした映画だった。 吃音の転校生と、ウィーン少年合唱団に憧れる美少年。 学生運動に絶望した教師。爆死する過激派の女性。臨死体験への誘惑。 美少年の声変わり。田舎の四季の美しい風景。合唱部の少年たちの歌声。少年たちの残酷さetc この映画の中には魅力的なキーワードが幾つもある。 1970年代の雰囲気もたっぷり。合唱団の少年たちの髪型や眼鏡の微妙なやぼったさに監督のこだわりを感じて好感が持てた。 萩尾望都に樹村みのりを足して割ったみたいなイメージだったな。両方ともマトモに読んだことないので、あくまでもイメージだけどね(^_^;) すごく丁寧に撮った映画だし風景も音楽も素晴らしいと思った。 でもね、この世界は私には居心地が悪いな。 もともと団体行動が苦手だし、この70年代的な世界には惹かれもするけど反発もある。 東京で学生運動に触れた美少年が革命に取り付かれていくことで、合唱団が革命組織の小さなコピーみたいになっていく描写が印象深い。 極端な例えだけど、ドイツの少年たちがヒットラーユーゲントになっていった心理と似てるのかもと思った。 香川照之はとてもいい演技をしているし少年二人(伊藤淳史&藤間宇宙)も適役だ。 この映画が大好きな人の気持ちもわかるような気がする。でも、心に残る映画ではあるけれど、この映画の中に私の居場所はないなと思った。 私も中学時代はコーラス部だったのさ。でも部活でこの映画のような本格的な訓練をしたことはないな〜。 「ポーリシュカ・ポーレ」を歌うことになるとロシア革命の本まで読んでたしな〜(^_^;) 出来る学校とそうじゃない学校の違いかな。 今日月刊テレビ雑誌を買った。 2時間ドラマの再放送はないみたいなんだけど、テレビ大阪の午後のサスペンス枠は、すべて作品未定になってたので、気をつけてないと見逃しそうな気がする。 最新情報の更新をするつもりが出来なかった。明日こそは! |
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2001年7月23日(月) ああっ!今日も『ER』を見るの忘れた・・・(T_T) ようやくエアコンが付いた。もぉぜんっぜん今までのとは違う! あーーー冷えてるーーー!と実感。これでなんとか暑い夏も乗り切れそうだ。 しかし昨日今日と暑すぎる。駅のベンチに座れないんだもん。座るとお尻が熱いなんて普通じゃないよ。 DVDで『ハウスシッター・結婚願望』を見た。 スティーヴ・マーチンもゴールディ・ホーンもいつまでも若いなあ。 10年近く前の映画らしいけど、それにしても若すぎる〜。 「その場しのぎの嘘を重ねてあら困った!」ってタイプのコメディは苦手なんだよね。 でもしつこくないサラっとした語り口のせいか、嫌味がなくて楽しく見られた。 登場する人みんな善人だし、綺麗な風景に素敵な家。やっぱ憧れるよね。 DVDといえば、友達が懸賞でDVDプレーヤーを当てたそうだ。 それも私の持ってるのと同じ縦置きできるSONYのだって。 私はお金払って買ったのに(当り前だ)なんか悔しい〜!! 「腹立つわ〜!」と直接言ってやったらちょっとだけ気が晴れた(^。^) |
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2001年7月22日(日) シアタードラマシティーに『VAMP SHOW』を観に行った。 前から9列目のど真ん中。近すぎず遠すぎずものすごくいい席で楽しんだ。 三谷幸喜の本にしては笑いも構成もユルいと思ったけど、ユルいながらもそこそこ笑える芝居で退屈せずに最後まで見られた。 佐々木蔵之介、堺雅人、河原雅彦の今が旬の役者に、手塚とおる、橋本潤、伊藤俊人のくせものがからむ一種のスター芝居として見たので、ちょっと点が甘くなってるかもしれない。 紅一点の松尾れい子(オダマキさん)の正体は途中で予想がついた。ただ、このオダマキさんがどの程度怖い相手なのか、そこが見えにくい。 あのオチでゾーっとさせるには、もっとオダマキさんを深く描く必要があるのでは? 演じた松尾れい子の演技力の問題もあるんだろうけど。 佐々木蔵之介と堺雅人の『オードリー』コンビを生で観たことがなかったので、この二人の演技を観るのを楽しみにしていた。 実際に観てみると、二人ともこのメンバーの中では比較的二の線だったせいか、あまり印象に残らない。 佐々木蔵之介は背が高くて確かにカッコいいんだけど、ちょっと損な役だったかも。 堺雅人はフツーの青年って印象。意外と舞台ではオーラを感じさせない人だなと思った。 まわりが怪優なので、食われたか?!特にちょっと出ては場をさらう手塚とおるが可笑しい! ホラーと宣伝していたわりには怖くはなかった。途中驚かされるシーンもあるけれど、いきなり大きな声をだしてビックリさせる類のコケ脅しだ。 特に伊藤俊人が一瞬姿を見せるシーンは、その後に続く何かがあるのかと思っていたら、そのときだけで伏線でも何でもなかったのが残念。 気楽に笑えてそれでいいっちゃいいけど、すぐに忘れてしまうような気もする。 昨日公開された『千と千尋の神隠し』は、『タイタニック』の記録を塗り替える勢いでヒットしているそうだ。 昨日見た友達が「良かった」と言っていたので早く私も見たい。でも混んでるのはイヤだな〜。もうちょっと落ち着いてからにしようかな。 |
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2001年7月21日(土) 花組芝居の『婦系図』を観に行った。 花組を観るのは今回が初めてだけど、加納幸和や植本潤は他の芝居で見ていたので、違和感なく観ることが出来た。 『婦系図』といえば泉鏡花原作で、新派の十八番。 〜湯島通れば思い出す。お蔦主税の心意気♪〜と、古い歌謡曲『湯島の白梅』でも歌われている有名なお話だ。 私も何となく知ってるような気になっていたが、実は何も知らなくて(^_^;)、こんな話だったのかと驚いた。 「別れろ切れろは芸者のときに言うことよ」の名台詞は実は原作には出てこないらしい。 新派で上演する際に脚色されたもので、今回は原作に忠実に舞台化したためにその場面は登場しなかった。 その代わり、休憩のあとに特別に作られた映画「花組版・湯島の境内」を弁士付きで上映。楽しませてもらった。 そうだよね。あの場面がないとお客さんも納得しないよね(^。^) 新派の名台詞の印象が強くて、結ばれない男女の悲恋物語だとばかり思っていたが、実際そういう話ではあるのだが、当時(明治時代)の婚姻制度や、女性が家柄や父親に抑圧される家庭のあり方に対する怒りを感じさせられる話だった。 出自の卑しい早瀬主税が、旧家族主義の象徴のような医学博士の一族を崩壊させるクライマックスを見ると、けっこうアナーキーな話だったのね。 でもそういう結末なら、主税にもうちょっとアダっぽい色気が欲しかったな。もっとスター性が欲しかった。 お蔦を演じた植本潤は可愛い!どこから見ても女の子だよ。仕草の色っぽさにも感心した。 加納幸和はこのメンバーの中では役者が違うという感じ。やっぱり飛びぬけて上手いと思った。 始まってすぐは状況や話の進行を把握するのに苦労したんだけど、それは役者さんの台詞がうまく耳に届いてくれないということも大きかったんだと思う。でもさすがに加納幸和の台詞はクリアに耳に届いて理解しやすい。 発声がいいとか滑舌がいいとかもあるんだろうけど、それだけじゃないような気がする。感情をどう台詞に乗せるかという技術かな?よくわからないけど上手い人の台詞は特に集中しなくてもスっと耳に入ってくるんだよね。 さすがに3時間40分は長くて途中ウトウトした場面もあったけど(^_^;)、定番のお話をきちんと見ておくというのは大切だと思った。 |
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2001年7月20日(金) 結局昨日のうちに原稿は仕上がらなくて、今日一日かかってやっと完成した。 今夜中の12時半だけど、印刷して封入まで終わったのがつい1時間ほど前。 前回は余裕で締め切りを守れたので今度も!と思っていたが、やっぱりギリギリにならないと出来ない悪い性格が顔を出してしまった。 今日から夏休みだが、子供の頃は夏休みの宿題を8月31日になってからアセってやるようなタイプだった。 今もまったく変わってないやんと我ながら情けない(^_^;) でも、ようやく終わった!連載も終わった!何だかスッキリして嬉しいぞ。 次はまたHPの更新作業にボチボチ取り掛かることにしよう。 |
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2001年7月19日(木) もう4〜5年前からお世話になっているサークルの会報用に原稿を頼まれているのだが、締め切りは明日。 それも必着。 なのにまだ出来ていない。もう間に合わないって(T_T) これから朝までに書けるかな〜。 ということなので、日記は手抜きです。 |
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2001年7月18日(水) 『A.I.』を見てきた。 子供のロボットの出てくるヒューマンな映画なのかな?程度の認識しかなかった。 もともとキューブリックの企画だと言っても、監督はスピルバーグだし、あの宣伝だと『E.T.』みたいな感動作だと思ってしまうよね。 でも、実際に見てみるとけっこう残酷なファンタジーだった。 愛をインプットされて誕生したロボットのディビッドが体験する冒険の数々は、人間の憎しみや欲望をディビッド自身が身に付けていくことでもある。 中盤以降に登場するのは、ロボットに憎しみを募らせる人間たちの前で、役に立たなくなったロボットたちが処刑される残酷なジャンクショーだったり、性を売り買いする歓楽街だったり、地球温暖化で海の水位があがり水没したマンハッタンだったり、刹那的な快楽と滅びのイメージだ。 ここには口当たりのいいヒューマニズムはない。 『母を訪ねて三千里』的な感動や泣けるシーンはあるけれど、私は素直に物語に身をゆだねて泣くことは出来なかった。 この映画はなんだかとっても座りが悪い。 ご都合主義で荒いストーリーのうえに、ロボット少年の行動や感情が理解しにくいので、見るものの感情がうまく映画の流れに乗れないような気がする。 それでもジュード・ロウのジゴロをはじめ、登場するロボットたちは個性豊かだし、歓楽街やマンハッタンのシーンはさすがに凄いな〜と思った。 さっきネットで検索してみたら「つまらない」という意見がかなり多かったが、少なくとも私は退屈はしなかった。 でもアメリカでは早々と興行収入の1位から落ちたそうで、そりゃそうだろうなと思う。 だって子供に見せたいような映画じゃないもんね。 同じロボットでもアニメの『メトロポリス』には未来への希望があった。 でもこの映画から希望は感じられない。なんだろう?感じるのは無常感? キューブリックが監督していたならもっと乾いた映画になってたのかもしれないな。 |
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2001年7月17日(火) ビデオで『宗家の三姉妹』を見た。 激動の時代の中国を生きた三姉妹の物語。 長女は孔子の子孫の大富豪と結婚し、次女は孫文と結婚。そして三女は蒋介石と結婚した。 1910年代から40年代の中国が主な舞台となっている。 辛亥革命、国民党と共産党の対立による内戦、日中戦争と、激しく揺れ動く中国で、政治的な指導者と結婚し、自らも政治の世界にかかわっていく次女と三女の姿を中心に描かれていた。 印象的な場面がある。年の離れた孫文との結婚を父親に反対され、家を飛び出す次女。 次女を追う年老いた使用人の女性たちの足は纏足のせいで早く走れない。 それに対して次女の足は自由でのびやかだ。思うように走ることが出来る。 時代が変わり女性も変わっていくことを強く感じさせられて、ちょっと泣けた。 中国の近代史を知らなくても、ドラマチックな展開に飽きることはない。 三姉妹の父親の政治的な立場や家柄などもっと詳しく描いて欲しかったのだが、中国では今さら説明するまでもない有名なことなのかもしれない。 家族、革命、戦争、政治、恋、対立など、劇的な要素がたっぷりつまった映画なので、見終わったときに「映画を見た!」という満足感はあった。 こういう大河ドラマって2時間ではどうしてもひとつひとつの時代について深く描けないんだろうなあ。 6時間ぐらいのテレビシリーズで見たい気がする。 映画全体の作りが少し古臭いのが、個人的には残念だった。 インターネットのDVDショップで『異人たちとの夏』を予約した。 価格は定価の一割引なんだけど、送料が500円かかるので、結局定価で買うより30円だけ高い。 でも、他の店だと送料は安いがDVD自体は定価なので、もっと高くなるんだよね。 近くの店で発売されてから買えばいいんだけど、予約してるっていう安心感が欲しいのかな。 家に届くまでのワクワク感も捨てがたいし(^。^) 発売日はまだ一ヶ月以上先だけど、今から届く日が待ち遠しい! |
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2001年7月16日(月) 今日エアコンの取り付け工事が行なわれるはずだったのに、雨のせいでまた1週間延びた。 雨だと取り付けられないなんて聞いてなかったよ。 このぶんじゃ取り付けられた頃には夏が終わってるのでは・・・(ーー;) 取り付けても故障続きだったりして。 電気の工事は思った以上に配線が大変そうだし、憂鬱。 今日ぴあを買ったけどまだ見ていない。 最近では雑誌を買っても読むまでに時間がかかる。 暑さのせいか集中力が低下気味だ。 やたら眠いし・・・夜、気が付いたら2時間以上うたた寝してた。 やらなきゃならないことがいっぱいあるのに、どれものびのびになってる。 あ〜頑張らなきゃ。 ユニクロで690円のTシャツを買ってみた。 汗で濡れてもすぐ乾くと宣伝してるドライTシャツだ。 まだ洗濯してないし家の中でしか着ていないので、すぐに乾くかどうかはわからないけど、サラっとした肌触りでなかなか着心地がいい。 色違いであと何枚か買ってもいいなと思った。 |
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2001年7月15日(日) スズキビリーバーズの『悪霊〜下女の恋』を観に行った。 この作品は以前シアターテレビションで舞台中継を観ていて、ぜひ劇場で観てみたいと思っていた。 そのときのキャストは広岡由里子、松尾スズキ、池田成志、池津祥子だったが、今回は広岡由里子だけ同じで、宮藤官九郎、大浦龍宇一、小島聖に変わっている。 漫才コンビのタケヒコ(宮藤)とハチマン(大浦)は子供時代からの友達だ。 タケヒコは母(広岡)と大きな家に二人暮し。もうすぐナミエ(小島)との結婚を控えている。 新しいレギュラー番組も決まり順風満帆に見えた二人だったが、交通事故でタケヒコは半身不随の身になってしまう・・・ 平和なホームドラマのような始まりが、どんどん不幸な展開になっていく。 いつもの大人計画のような見た目のインパクトの強さはないけれど、静かに悪意がヒタヒタと押し寄せてくるような、居心地の悪さはやはり松尾スズキの世界だ。 タケヒコとハチマンは腹違いの兄弟だということ。ハチマンが昔いじめていたイノウエの存在。イノウエに支配され続けるタケヒコ。母と父の関係。ナミエと関係するハチマン。 物語が進むにつれて、ねじれた人間関係があきらかになっていく。 後半、母が死に、母にそっくりな顔をした家政婦のホキ(広岡)が登場して、このホキに導かれるように、物語は悲惨な結末を迎える。 「シビアな状況をギャグに変えて落ちをつけられるか?」何度も繰り返されるこの問いかけのように、この芝居も笑いの連続だ。 笑いながらチクチクと我が身に帰ってくる痛みを感じながら、それでも魅力的なのは、現実から遠いところにある痛みではないから。 あ〜あるあると、誰もが思い当たる小さなかさぶたをはがすような、現実感のある痛みである。 普段は見ないようにしている悪意をきわきわのところで笑いに変える絶妙さ、そして物語の面白さで、松尾スズキは間違いなく今の演劇界のトップランナーだと思う。 この芝居の最後に歌われる「イノウエのテーマ」は笑えるし泣ける名曲だ。とくにタケヒコとハチマンのハモリがバカバカしくも哀しい(T_T) 広岡由里子はやっぱり鴻上尚史よりこの芝居の邪悪さが似合ってる。 いきなりミュージカルのように「下女の恋」を歌う姿のなんていうか嫌な色気っていうか(笑)、夢に現れそうな怪しさは独壇場だった。 |
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2001年7月14日(土) ようやく関西梅雨明け。 もう長いこと雨なんて降ってないのに今さら遅いよ。 それでも平年より四日早いらしい。 雨量は例年の半分とか。みんな水を大切に使おうね。 オリンピックの開催地は北京に決定。 これは大方の予想通りじゃないのかな。 大阪府民、誰も大阪でオリンピックがやれるなんて思ってなかったでしょ。 お役所が一生懸命旗振ってたみたいだけど、一般には浸透してなかったもの。全然盛り上がってなかった。 いっぱいお金使って、もったいなかったね。 市長はモスクワから大阪に帰って、市民にどう説明するつもりなんだろうか? ビデオで映画『カオス』を見た。 もっとエロチックで幻想的なものかなと思ってたら、案外普通のミステリーだった。 中谷美紀の演技はちょっと神経症っぽくて、妖しい雰囲気だ。 綺麗だし良いんだけどね、なんかその思い込みの激しそうな演技が鬱陶しくもあった。 「私『ベティ・ブルー』を演じたいの」とか思ってそうだな。別にいいケド。 ストーリーは単純だけど、時間が前後しているので、話が見えにくく、最後まで飽きずに見ていられた。 ただ物足りないな〜。中谷美紀と主人公の萩原聖人の関係に、もっと緊張感が欲しかった。 登場人物の生活感とか内面をリアルに描写することを目的とした映画ではないとは思う。語り口と登場人物がかもし出す雰囲気で見せる映画だよね。 カオス(混沌)というタイトルも、映画の内容にマッチしてる。 でもな〜、だからといってあのラストはな〜。あまりにもありがちでは? あのラストにはそれなりの納得できるリアリティーが欲しい。 例え野暮だと言われようともね。 そこそこ面白い映画だったけど、褒めるのはちょっとためらうな。 萩原聖人は気負いのない演技が上手い。次の『連合赤軍』も楽しみだ。 |
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2001年7月13日(金) 心斎橋で7時に待ち合わせ。 3人のはずだったが、一人は仕事で遅れるということで、二人で食事。 その後、ひさしぶりにカラオケへ♪ 矢井田瞳やラブサイケデリコなど、今の歌も歌ったがイマイチ盛り上がりに欠ける。 やっぱり古い歌でしょ。ということで80年代の歌を中心に歌った。 10時近くなってから、仕事で遅れていた友達がようやく到着。 急な残業のストレスを発散させるかのように、トシちゃんの『恋=DO!』を振り付け付きで熱唱(絶叫?) これではずみがついて、さらに古い歌を連発。 今回のカラオケは越路吹雪で始まり美空ひばりで終わった。 80年代どころが60年代じゃん。 あー楽しかった(^o^) 優先予約でとってもらった第三舞台のチケットを受け取り。 買えただけでも嬉しいのに、H列だ!うれしーーい! 鴻上尚史は今回の公演を最後に第三舞台を10年封印するそうだ。 10年なんかすぐだよねって思う反面、10年たったら私は・・・ あ〜、考えるのよそう。 |
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2001年7月12日(木) 目の使いすぎか頭が痛い。もうダメだ〜今日はこのあとすぐに寝よう。 今日から参議院選挙がスタートだよね。 早速、大音量の宣伝カーが・・・! あの宣伝カーに効果があるとは思えないんだけど・・・ 痛い頭が更に痛くなった。 あの候補者には絶対に投票しないぞ。 長年知りたかった曲のタイトルがわかった。 鈴木雄大の「ONLY ONE」だそうだ。嬉しい! 教えてくださったHさん、ありがとうございましたm(__)m |
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2001年7月11日(水) 東京の友達から「梅雨が明けたね〜」とのメールが来たので、こっちもてっきり梅雨明けしたと思いその気になっていたら、関西はまだ梅雨だった。 夜の天気予報で「関西よりも先に関東地方が梅雨明けしたのは14年ぶり」というようなことを言ってたと思うのだけど、はっきりとは憶えていない(^_^;) 昨日の予報じゃ今日は雨のはずだったのに、一日中晴れてた。 明日は曇りマークだったけど、このぶんじゃやっぱり晴れか? 久しぶりにTSUTAYAに行ったが、お目当てのビデオは置いてなかった。ガッカリ。 せっかく来たのに手ぶらで帰るのもなんなので、『カオス』『宗家の三姉妹』のビデオ、CoccoのCDと、ヒーリング系ミュージックのオムニバスCDを借りて帰った。 1週間レンタルなので、これからゆっくり見る(聴く)予定。 中国茶、最初はあんなにお腹が大変だったのに、もう慣れてしまったのか、飲んでもなんともなくなった。 これって効き目がないってことか? バーゲンでちょっとキツめのロールアップジーンズを買ってしまったので、絶対これ以上は太れないよ〜。 やっぱり運動しなきゃ。飲んで痩せるは幻ね。 |
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2001年7月10日(火) 駅前の本屋の前で、子猫がウロウロしてた。 痩せこけて毛が抜けて、痛々しい姿の黒猫だ。 立ち読みをしていると、ニャーニャー言って寄ってきた。 哀しいぐらい人懐っこい。通る人みんなに愛想をふりまいている。 本屋のオバサンとお客さんとの話を立ち聞きしたところによると、昨日からウロチョロしているらしい。 どうやら本屋さんに水と食べるものは貰っている様子。 連れて帰りたい衝動にかられるが、ウチは老犬の世話で精一杯。これ以上ペットは飼えない。 優しい飼い主が現われてくれればいいけど・・・ 家に帰るとお向かいの猫が軒下でお昼寝中。 コイツは丸々と太ったトラ猫だ。 呼ぶとおっとりした態度で寄ってくる。 頭をなでなでしてやると身体をスリスリしてきて、「愛いヤツ愛いヤツ」と嬉しくなるが、よく見ると留めてある自転車にもスリスリしていた(^_^;) 後で猫に触った部分がモーレツに痒くなった。猫アレルギーはないはずなんだけどな〜? PC雑誌の付録のCD-ROMに入ってるフリーソフトや壁紙を、「これ綺麗」「便利そう」と思って試してみるんだけど、結局重かったり使いこなせなかったりでハズしてしまう。 自分用にカスタマイズして楽しんでいる人も多いんだろうけど、どうも細かい作業はめんどくさい。 オリジナルのアイコンを作ったりする人もいるらしい。信じられん! フリーソフトは説明を読むのがめんどくさくて挫折。 やっぱり紙に印刷してないと、どうも読む気にならない。 |
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2001年7月9日(月) 暑いダルい元気ない。 もう梅雨明けしたものだとばかり思っていたが、まだ梅雨は明けていないそうだ。 今日の天気予報で言っていた。 でも、週間天気予報では雨のマークはひとつもなしだったのにな〜。 梅雨が明けると琵琶湖の水位が気になる季節がやってくる。 たくさん雨が降って、水不足に悩まされない夏だといいけど。 月曜ミステリー劇場(いつのまにか“ドラマスペシャル”じゃなくなったのね)『人情質屋の事件台帳・激安商法殺人事件』を見た。 主演が大好きな余貴美子さんで、もう一人の大好きな女優さん、根岸季衣さんも出てたし、いか長さんも渋いしで、楽しく見た。 楽しくったって殺人事件なんだけど、全体的に下町の気取らない人情ドラマって感じで、肩のこらない内容だった。 余さんは相変わらずカッコいいな〜。もちろん顔も色っぽくて良いんだけど、声ときれいな台詞まわしが大好き。 久しぶりにチャキチャキした根岸さんも見られたし、ぜひシリーズ化して欲しい。 今日のドラマは宝石をめぐる殺人事件だった。 私、宝石とかブランドものとかほとんど興味ないんだけど、そういうものに執着する心って、何となくわかる。 一流のものを身に付けていたら自分も一流になれたような錯覚ってあるよね。 自分に自信がなくても、とりあえずいいものを身に付けていたら、人に見くびられなくてすむんじゃないかという心理。 でも、そんなもので自分を高く見せようなんて空しい。 ただ、私がブランドものに興味がないのは、その値段を出してまで欲しいと思わないだけの話だけど。 3万円でブランドものの財布買うなら、同じ値段で違うもの買いたい。 例えばMDウォークマンとか、デジカメとか・・・ そう、私は電化製品好き(^。^) 大きな電気店とかカメラ屋とか、見ると入らずには入られない。 でもいつまでも安物買いして喜んでるのもどうかと思うけどね。 「靴とカバンは一流のものを持つべきだ」って何かの映画の台詞だったと思うけど、やっぱりそれも一理あるよね。 まあそれにふさわしい中身も必要なんだろうけど。 |
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2001年7月8日(日) ただいま世間はバーゲン・シーズン。 晴れてるしせっかくの日曜だし、ちょっくら買物でもしようかなと家を出た。 でも、都会は遠いし人でいっぱいだろうから、近場のショッピングセンターへ。 2千円で涼しげなブラウスを発見。 赤と青のギンガムチェックのがシンプルで良かったんだけど、青はサイズが合わず、赤はさすがに可愛すぎて買わなかった。 だってパフスリーブだしリボン付いてるし(^。^) さんざん迷ってブルーのマドラスチェックのブラウスを買う。 これだって年を考えたらかなりの若作りだ。 でもいいのさ、自分が着たいと思ったら、気合で着こなすのさ(^_^;) 夜はメールを書いたぐらいで特に何をしていたわけでもないのに、すぐにテレホタイムになった。 『灰の男』を最後まで読もうと思ってたのにな。 買ったはいいけど読んでない本が山積み。 読まないうちに文庫本が出て悲しい思いをするんだよね。 『灰の男』を読み終わったら奥田英朗の新作が読みたい。 でも、いつになることやら。 |
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2001年7月7日(土) 松竹座の『七月大歌舞伎』の昼の部を観に行った。 演目は『松寿操り三番叟』『慶安太平記』『封印切』『身替座禅』の4本。 『松寿操り三番叟』で操り人形に扮した市川染五郎の軽やかな踊りと、からまった糸を直す後見人の細かい仕草、『封印切』の中村翫雀扮する忠兵衛が恋人に会いにきてウキウキした様子や、染五郎扮する八右衛門との意地の張り合い、『身替座禅』で浮気に心はやる殿様・片岡仁左衛門とこわーい奥方・市川左團次、両方のあいだであたふたする太郎冠者の中村橋之助など、今回は笑えるものが多くて楽しかった。 一方で『慶安太平記』の身体を張ったダイナミックさと様式美が合体した立ち回りにはワクワクしたし、『封印切』で死を決意した忠兵衛と梅川が許婚や両親に「許してくだしゃんせ」とわびる場面ではウルウルきてしまった。 中村福助の年増役がやっぱりいいな〜。 梅川に扮した片岡孝太郎のちょっとぽっちゃりした可愛らしさよりも、福助さんのスリムであだっぽい色気の方に惹かれる。 あの背中のラインと声がたまらんと思う(^。^) 11時に始まって終わったのが3時45分。今日一日堪能した。 夜の部が始まるのが4時15分なのだから歌舞伎って凄いよな〜。 今日はじめて壁にひっついたサイドの席で観た。 一回ここで観てみたいと思っていたが、残念ながら下手だったので、花道は身を乗り出さなければまったく見えず、舞台も下手三分の一ほどが手すりに隠れて見えなかった。 買ったのが遅かったので仕方ないんだけどね。 それでも三等席4200円だもん。料金以上に楽しめて満足した。 |
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2001年7月6日(金) 夜、友達と4人で毎月恒例の食事会。 今日は難波の「にんにくや」に行った。 テレビでもよく取り上げられている店らしく、6時半すぎに行ったのだが、けっこう広い店内が7時ごろにはもう満席になっていた。 安くてボリュームがあってどれも美味しかったけど、感動したのは「はちみつトーストシナボン」 前に別の店だけどテレビで紹介されているのを見て食べてみたかった。 食パン一斤に切れ目を入れて焼いたものに、はちみつとシナモンとバターがかかってる。 きっとパンもいいものを使ってるんだろうけど、冷めても中はフワフワだし、カリカリにやけた耳のところがまた美味かった。 他に食べたのはエビの焼いたの(名前忘れた)、豚肉キムチ、ベトナム風生春巻き、だいこんサラダ、えびせん、にんにくスパゲッティー、ピザ・マルゲリータ、ガーリック・トースト、白玉のココナッツミルク。 今日は体調がイマイチだったのでドリンクはエビアンにした。 これだけ食べて一人3200円ちょっと。 もう夜中の一時前だけど、まだ胃が苦しい(^_^;) 来月はベトナム料理にしようかと計画中。 痩せる中国茶を続けて飲むと、どうも身体に悪いような気がする。 胃が荒れそうだし、第一あれだけ下痢して身体にいいはずがない。 今朝もめまいがして、かなり調子が悪かった。 それでも実際にちょっとでも痩せると、嬉しくなってまた飲んじゃうんだよね。 今日は外食だったし明日は歌舞伎に行くから飲まないけど、日曜にはたぶんまた飲む。 どこまで痩せるのか試してみたいから。 でも、体調崩したら元も子もないんで、慎重にやらないとね。 |
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2001年7月5日(木) さっき外に出たら地面が濡れていた。 でも雨が降ったのに全然涼しくないやん!むしろ湿気が増えてたまらんやん! と、思っていたらまた雨が降り出した。 明日は久々に雨かな。少しでも涼しくなってくれたらいいけど。 今朝体重を量ったら、おっ!2キロ落ちてる。これも中国茶効果? でもビールもスナック菓子もひかえてるからそのせいかも。 中国茶はね、初日こそたいしたことなかったものの、昨日は凄かった。 汚い話で申し訳ないけど、だだ漏れって感じ。 食べたそばからピューピュー抜けていく。 これって食物の栄養やカロリーを体内に吸収する前に消化させてしまうんじゃないの? 成分表を見るとオタネニンジン、レイシ、エビス草、アマチャヅル、ラカンカ、カンゾウ、オオバコ、ナツミカンの実、紅茶って書いてある。 後でネットで調べてみよう。 昨日は凄かったんだけど、今日は普通に戻った。 私はもともと便秘じゃないんで、消化を良くして痩せるタイプのダイエットはあんまり効かないんだよね。 飲むだけで痩せるなんてそんなうまい話はないと思うんだけどな。 友達に用事があったので電話した。 「風間さんフォーカスに出てたやろ」と言ったら、「なにそれぇ?ぜーんぜん知らんかったわ〜」と気の抜けたソプラノで返事が返ってきた。 相変わらずののん気さになんか笑えた。そしてホっとした。 |
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2001年7月4日(水) あーもう、ショック!! 今日は新しいエアコンがウチにやってきて、今ごろは快適な夜を過ごしてるはずだったのに〜。 今は一階がエアコン、2階が古いクーラー。 このクーラーがそろそろ寿命だから、2階もエアコンにする予定だったのに・・・今の電気の容量だと、エアコン2台はダメなんだって。 よくわからないけど、電信柱から電気をひっぱってきて、容量を増やさないとせっかく買ったエアコンが取り付けられないらしい。 この電気工事の基本料金が五万。それにオプションであと1万ぐらい必要らしい。 うーーんと悩む。でも背に腹は替えられない。 これから来る真夏をエアコンなしじゃ越えられんと判断。 高いけど工事をしてもらうことになった。 でも、混んでるらしくてかなり待たされそう。 ちなみに今の部屋の温度は33度。そろそろ夜中の12時だというのに・・・辛い(^_^;) |
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2001年7月3日(火) 痩せる中国茶、飲んでみた。 漢方薬に黒砂糖まぜたような変な味。 マイ〇ロダイエットを買ったはいいけど「こんなマズイもの食えるか〜!」って一回でやめた友達がいたな〜。 その気持ちもわかるよ。でもお茶だから飲めないことはない。しばらく続けてみよう。 心配していたお腹の具合だけど、ちょっとゆるくなった程度。 痛くもならなかったし、たいしたことはなかった。 ということは、効きにくい体質なんじゃ?!とちょっと不安。 お腹は大丈夫だったものの、苦手な味なんで飲んでしばらくは気分が悪かったよ。 飲んだあと動くと効果的って書いてあったけど、この気分で動く気にはならんわ。 それに下り腹とまではいかないものの、やっぱり急にトイレに行きたくなるので、これを飲んだあと長時間トイレに行けない芝居とかドライブとかは避けたほうがいいだろうな。 肝心の効果のほどはというと、一日目じゃ当然なんも変わらん。 でも一ヶ月たっても変わってない予感がする・・・ 今日始まった「ウソコイ」をちょっとだけ見た。 こういうドラマでそれ言っちゃ終わりってものかもしれないけど、最初のトラブルに対する処理の仕方が間違っとるぞと思った。 フェイウォンのキャラクターも苦手だな〜。 たぶんもう見ないと思う。 |
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2001年7月2日(月) 今日も暑かった〜!2階はサウナ状態。 ペットボトルの冷たいお茶が3時間後にはお湯になってたんだよー。 これも3年ほど前から調子の悪かったクーラーがついにイカれてしまったせい。 で、先週新しいエアコンを買ったのさ。 そのときはまだけっこう涼しかったのさ。 取り付け工事に6日かかると言われたけど、余裕で「いいですよ。ニコッ(^_^)」と答えたら、待ってるあいだにこの暑さ! お茶をガブ飲みして汗をダラダラかいて、ちょっとは痩せるか?と期待したにもかかわらず、体重を量ったら3キロ増えてる〜(T_T) 食欲もなくてたいしたもの食っちょらんのに何で?と考えてみたが思い当たることはひとつだけ。 あまりの暑さに耐えかねて毎日ビールを飲んでたことだ。 ビールだけだとアイソがないので、さきイカとかせんべいとか、バリバリ食べてたのがいかんかったのねん。 ところで、ウチのオヤジがこのところダイエットに効くという食品の情報をどこからか(主にテレビだけど)仕入れてきては試してた。 父はちょっとだけ太ってる程度で年を考えると普通だと思うが、こういう健康食品関係の情報はすぐに試したがる。 このあいだまでやってたのはパイナップル。 でもそんなもん毎日食べただけではなかなか痩せないよね。 で、とうとう新聞の折込チラシで見た「中国のスチュワーデスが愛飲しているダイエット茶」というのを申し込んだ。 二ヵ月分が12000円。でも1週間ほど飲んだだけでもうリタイア。 飲んだら下痢になるのが辛かったらしい。 母も試してみたが、やはり身体に合わず調子を崩した。 「ほら〜ただの下剤やん。もったいなかったな〜」そう言ったところに父のひと言「お前が飲め」 いや、正直言うと私も最初はちょっと心が動いたけどさ、やっぱ下痢は嫌でしょ。でも、3キロも太っちゃったからなァ・・・ ということで、ダイエット出来るなら下痢ぐらいなんだ!と、明日からとりあえず試してみることにした。 この結末やいかに?!続報を待て! |
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2001年7月1日(日) 今日から7月。シャレにならない暑さ。静岡だったか38度を越えたらしい。 昨夜遅くに思いついてメールデコードを付けてみた。 メールデコードっていうのはWEB上からメールを送信できるプログラムのこと。 技術的な内容はまったくわからない(^_^;) ニフティーの会員向けサービスのページで見つけたんだけど、ソースをコピーペーストすればいいだけなので、作業は簡単。 でもどうせなら可愛い壁紙を使いたくて、あれこれ素材サイトを覗いていたらあっという間に午前3時。サーバーに転送して送信テストなどしていたらあらあらもう4時だ。外が明るくなってきた。 とういうわけで今日は昼近くまで寝てたので、一日があっという間だった。 なんだか時間を無駄に使ってるような気がする・・・(^_^;) 読みかけの『灰の男』の続きを読む。 中盤すぎたあたりからミステリータッチになってきた。 それも東京大空襲のときに、空襲警報が遅れて発令されたことの真相を調べていくというもの。 だいたい今日で7割ぐらい読み終えたが、これからがクライマックス。 どうなるんだろう・・・? |
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