過去のひとりごと(2001年6月)
 
2001年6月30日(土)

NHK-BS2で『さらば浅草パラダイス』の舞台中継を見た。
『ご存知!浅草パラダイス』は松竹座で観ていて、そのときは面白かったけれど、どうもイマイチまとまりに欠けるような気がした。
大笑いして十分楽しんだんだけどね。
今日の『さらば浅草パラダイス』は続編というよりも改訂版なのかな?
テレビでリラックスして見たせいか、劇場で観たときよりも面白く感じた。
前回の田舎娘=寺島しのぶ(上手い女優さんだよね。若手の中では一番好きかも)から中国から来た娘=李丹に変わっていたり、大衆演劇の一座が手品の一座(ミスター・マリックが出ててビックリ)になっていたり、ストーリーにかなりの変更があるものの、大元の流れは変わっていない。
でも柄本明の半拍さんが亡くなるのは大きな違いだね。
だから「さらば」なんだろうね。もうこの芝居の公演はこれでおしまいってことなんだろうな。
中村勘九郎演じるボンボン育ちで半端な芸人の亭主と、藤山直美のしっかり者の女房。
この二人に柄本明でしょ。芝居も見た目も濃い〜(笑)
ある臭みのある役者陣ではあるけれど、こういうなんていうのかな〜、「THE芸人」的な世界の臭みって、決して嫌いじゃない。
小説や映画でも花柳界を舞台にしたものや芸道モノって好きなんだよね。
でも昔ながらの芸人さんの雰囲気を残しながら、古臭くはない。ドリフのコントのような身体を張ったギャグもあるし、テンポが良くて大笑いできる。
生で観たときも思ったけど、でんでん、面白すぎ〜(^o^)
あの力の抜けたたたずまいがたまらない!天然の面白さだ。
メインの三人もアドリブだか台詞だかわからないようなやりとりが楽しかった。
最初は適当に見てたんだけど、そのうちに真剣になって、気がつけば3時間45分トイレにも行かずテレビの前にいた。
うまい役者さんたちが楽しんで演じてる雰囲気がすごく伝わってきて、見ているこっちも愉快な気分になれるんだよね。
こういう商業演劇なら、もっと見たいと思う。
来年風間さんが演じる『居残り佐平次』も楽しい舞台になればいいな。
星屑の会のメンバー総出演ということだそうだけど、でんでんはぜひ出て欲しい!
星屑の町シリーズでもいい味出してるし(元自衛隊役)、大好き(^o^)
 
2001年6月29日(金)

世の中にはいろんな人がいる。
どう言葉をつくしても、理解してもらえないこともある。
子供の頃は「みんなで仲良く遊びましょう」といつも言われてた。
でも現実は「みんな仲良く」なんて無理。
学校や職場など否応なしに一緒に行動しなければいけない場合は、波風立てないように、協調してやっていくことは出来る。
でもそれと「仲良く」はまた別。
人には相性があって、別に悪い人じゃなくても、気が合わない、虫が好かないということはある。
子供の頃はそういう気持ちを持つことに罪悪感を感じていたけれど、大人になってから仕方のないことだと思うようになった。
選挙に出るわけじゃないんだから、みんなに好かれる必要はない。
本音を話せる友達が少しいればいいやと、狭い世界で満足していた。
でも、インターネットを始めてHPを持ち、広い海原に出てみると、たくさんの刺激的な出会いがあった。
なんて私は今まで世間を知らなかったのだろうと思った。
と同時にインターネットならではの人の暗部を見ることも・・・
文字だけのコミュニケーションの難しさを思う。

と書いてみましたが、私が今現在人間関係で悩んでいるということではありませんので、ご心配なく。
常日頃、思っていることではありますが。
 
2001年6月28日(木)

昨日見た映画『ギフト』の感想。
超能力を持つヒロインが、怖い目にあうドラマかなと、漠然とそんなイメージを持っていた。
実際に見てみたら、超能力といっても派手なしかけはなく、どちらかといえば地味な映画だった。
怖いシーンもあるけどホラーではなく、ミステリーだったのね。
後半は「犯人は誰だ?」的な興味でひっぱってるし。
そのぶん、犯人の心理描写が物足りなかったな。
グレッグ・キニアって苦手なんだよね。
アクのないサム・ニールっていうか、ビル・パクストンみたいっていうか・・・
キアヌ・リーブスもこの映画ではあまり見せ場がなくてイマイチ。
ジョバンニ・リビジは良い役だった。最後はちょっと涙腺にきたよ。
ジョバンニ・リビジって「X−ファイル3」に出てきた落雷少年だよね。
何度も繰り返し見たってのもあるけど、けっこう個性的な顔なので、すごく印象に残ってる。
田舎町での生活の様子は丁寧に描かれていて良かったし、主役のケイト・ブランシェットも好演だったと思う。
ただ殺人に至る描写が浅いと感じた。
事件によってヒロインの身に起こる恐怖を描くのがメインだったとしても、もうちょっと犯人の内面をきちんと描いて欲しかったな。

今日演劇雑誌を立ち読みしていて初めて知ったのだけど、いつの間にか近鉄アート館が、演劇の公演から手を引いていたのね。
経済的な理由で今後は美術展専門の会場になるらしい。
あんまり好きな劇場ではなかったけど、やっぱりなくなるのは残念。
舞台を自由に設定できる劇場は、大阪市内ではココぐらいだったのでは?
これからNODA MAPの番外公演はどこになるんだろう?
同じような規模の劇場が少ないので今後の大阪公演が心配だ〜!

昨日書き忘れたこと。
「旅館」で加賀屋さんが働いてたタクシー会社は、「都合のいい女」に出てきた会社と同じじゃないの?
 
2001年6月27日(水)
 
『私を旅館に連れてって』最終回。
始まった頃はタイトルもイマイチだし、エピソードもありふれてるし、この先どうなるかな〜ってちょっと心配だった。
でも、終わった今は「ありふれた話」を、気持ちよく見せるのが、このドラマだったんだなと思う。
「やすらぎとぬくもり」は花壱だけでなく、このドラマの目指すところでもあったんだろうね。
一人一人が適材適所という感じでピタっとハマっていたうえに、全員のキャラが立ってた。
またみんなの作り出す空気が良いのよ。登場人物全員が善人で、誠意が裏切られることはない。
今日の最終回でも、見ている私がこうあって欲しいと望むところに綺麗に着地してくれて、なんだかしみじみと和んだな〜。
第五回だったか、雑誌記者が取材にくるエピソード。あれがこのドラマの中で最高の出来だったと思う。
最後のオチの見せ方もとっても良かった。
ザ・テレビジョンのドラマ・アカデミー賞(だっけ?)では完全に無視されてたけど、あの回だけでも十分に評価されていいドラマだったと思う。
リアリティーを追求すればいろいろあるけど、そんな現実のわずらわしさを忘れさせてくれる楽園のような共同体が花壱だった。
新しさもパンチもない地味なドラマではあったけど、このホっと一息つけるような安心感は今時貴重だったのでは?
回を重ねるにしたがって観月ありさがどんどん綺麗になっていったような気がする。

今日は映画『ギフト』を観に行った。
感想はまた明日。
 
2001年6月26日(火)

今日も暑い。
扇風機と蚊取り線香の二点セットで、もう真夏気分だ。
普段は電気蚊取りを使ってるけど、扇風機も出したし、PC周辺機器でコンセントがいっぱい。
この家が建ったころには、こんなにコンセントが必要な時代になるなんて思ってもいなかったんだろうな〜。
それはともかく、昔ながらの蚊取り線香はその点、便利。
ちょっと煙いけど、この匂いが郷愁を呼び覚ますんだよね(おおげさな!)。
エアコンではなく、扇風機のぬるーい風に当たって、蚊取り線香の匂いの漂う部屋にいたら、小学生の時の夏休みを思い出した。
高野文子の「玄関」のような世界。あの漫画は泣ける〜(T_T)

チャンネルNECOで映画『JUNK FOOD』を見た。
東京の昼と夜の二部構成になってた。
昼の部に登場するのは覚醒剤中毒のキャリアウーマン。
しょっぱなから男を殺し、薬が切れかけて渋谷をさまよい、売人の男に殺されかけ、それでも夜には家に帰る。
家には主夫(?)の旦那がいて、何事もなかったような笑顔で食卓につく。
夜の部は暴力と快楽の一夜を描いていて、自称アメリカ人の娼婦、チーマー(?)、盗みと殺人を犯したパキスタン人、関西弁の男、南米の女子プロレスラーなどが登場する。
夜の部のほうが、多彩な登場人物が行きかっていて、映像に活気があった。
ヤク中のキャリアウーマンの方は、どうにも救いがないような気がして(夜の方も相当暴力的ではあるけど)、見ていて居心地が悪かった。
ヒロインの愛想のなさというか、醒めた表情は印象的だったけど。
売人として登場するのは古田新太。髪の毛が黒いし、短髪だ!
さんざんボコボコに殴っておいて「誰にやられたの?可哀想に〜」といきなり人が変わる演技は見もの。
コメディーじゃないけど、笑った(^_^;)
覚醒剤を注射するシーンにボカシが入ってたけど、放送コードにひっかかるの?なんかミョーだった。
夜の部のほうには、ボスのCMに出てる津田寛治(って名前だったと思う)が、やたらとキレやすいアニキの役(金髪)で出てた。
最後は血だらけで悲惨な姿に。
どこから出てきた人なのかな?って思ってたけど、インディ系の映画にけっこう出てたみたいだね。
今のイメージとは、だいぶ違ってた。
 
2001年6月25日(月)

今日は久しぶりに快晴だったが、晴れすぎ!
気温が34度近くまで上がったらしい。
この気温、この陽射し、もう真夏。
室内から外へ出たら太陽のまぶしさに眩暈がしそうだった。
思わず「今朝ママンが死んだ!」の台詞が頭に浮かんだわ(古すぎてわからないかも。スミマセン)。
今年の夏はファッション小物というよりも、必要に迫られてサングラスを買うことになりそう。
年々太陽光線に弱くなってるような気がする。

HPの「最新情報」を更新。
更新したといってもそれほど新しい情報はなし。
スカパーでもBSでも地上波でも、めぼしい再放送はなかった。
見たいドラマは山ほどあるんだけどな〜。
スカパーの東映チャンネルで「好き好き魔女先生」が放送されるらしい。
子供の頃、このドラマが好きだったんだよね。
「ムーンライト・リング!」と叫んでたような気がする。
でも、そう叫んで何をしたんだろう?
そういう肝心なところの記憶はないんだよね。
森本レオも出てたな〜。
ヒロインが後年不幸な亡くなりかたをしたので、もう再放送はないかと思ってたよ。
そうかそうか放送されるのかー。
でも東映チャンネル、ウチのチューナーじゃ写らないんだった。
 
2001年6月24日(日)

『模倣犯』(宮部みゆき)読了。
あのブ厚さに尻込みする人は多いと思うけど、どんどん読めた。
決して気持ちのいい話ではない。
若い女性を狙った連続殺人事件。自己顕示欲が肥大化した犯人の言動にはムカムカすること必至だと思う。
でも、猟奇的な犯罪をセンセーショナルに書いた小説ではないんだよね。
確かに犯罪の描写も含めてグイグイ読ませるんだけど、加害者、被害者の感情、背景はもちろん、加害者の家族、被害者の遺族、友人、警察、マスコミの行動や心理的な葛藤も丁寧に描写している。
何度も何度も、哀しくて、辛くて、悔しくて、泣けた。
でも宮部みゆきの小説は根っこのところが優しいので、悲惨な事件なんだけど読み終わったときに嫌な感じが残らない。
希望を提示することも忘れないからだろう。
理解不能な思考に対する恐怖、怒り、見た目にまどわされない本質を見る目を養うことの大切さなど、いろんなことを考えさせられた。
そして真面目にコツコツ働くことの偉大さ。そんな真っ当なことが忘れられがちな今の日本に対する嘆きも聞こえてくるような小説だった。

『模倣犯』で勢いづき、小杉建治の『灰の男』も読み始める。
小杉建治の小説を読むのは初めて。
相撲界を舞台にしたミステリーを書いてた人・・・という程度の認識しかなかったけれど、古本屋で見たときに新聞の書評で取り上げられていたのを思い出し、買った。
これはミステリーじゃなく、東京大空襲の話。下町に住む人々が主人公だ。
今だいたい半分近くまで読んだ。
ちょうど3月10日の東京大空襲のあたり。
いろんな小説で空襲の描写は読んだけど、何度読んでも悲惨さに言葉が出ない・・・
 
2001年6月23日(土)

やめられない止まらない『模倣犯』
ようやく今日上巻を読了して下巻に突入。
「次はどうなる?!」という興味とともに、登場人物の背景や感情をとても丁寧に書いているので、ついつい入り込んでしまう。
明日中には全部読み終えたい。

昨日『Stereo Future』を観に行ったら『赤影』の予告をやっていた。
いくら上映中の監督の次回作とはいえ、東映で公開される映画の予告をテアトルでやるなんて、珍しいんじゃ?
なんだかずいぶんノリの軽い『赤影』みたいだな。
他にも現在公開中、または近日公開予定の日本映画の予告をいろいろやってたけど、今のニューウェーヴっていうか、インディ系っていうか、とにかく松竹東映東宝以外の映画って、必ず浅野忠信か永瀬正敏(もしくはその両方)が出てるって印象だ。
そのあとに続いてるのが村上淳あたりかな。
この三人って嫁込みでオサレってイメージだよね。
永瀬は山田洋次の映画に出たりするのがまた手堅い感じがする。
大手三社の映画になると役所広司が一番人気なんだろうな。
大手の映画だけじゃなく、日本映画で大人の役っていうとまず役所広司がキャスティングされるんだろう。
出て欲しい制作側と、出たい役者の幸福な関係なのかもしれないけど、見るこっちにしてみたらちょっと食傷気味。
みんなそれだけ魅力のあるいい役者だってことはわかるけど、なんでこんなに同じ役者ばかり使われるんだろう?
幾ら演技力があっても、どうしてもイメージがかぶってしまう。
『ニンゲン合格』『カリスマ』『ユリイカ』みんな同じに見える。
『赤い橋の下のぬるい水』は『うなぎ』とは違ってみえるだろうか?
って、最後ミョーに真面目になったりして(^_^;)
そんなに日本の役者って層が薄いのかな〜?
作られる映画の内容が偏ってるんで、使われる役者も偏るのかな?
 
2001年6月22日(金)

今日は『Stereo Future』を観てきた。
4つの独立したストーリーが少しずつつリンクしながら展開する映画だと聞いていたので、群像ドラマ(『マグノリア』や『ショートカッツ』など)好きの私はとても楽しみにしていた。
実際に見てみると、圭介(永瀬正敏)とエリ(桃生亜希子)のラブストーリー。いろんな人物が登場するけれどあくまで主役は圭介とエリの二人だ。
確かに4つの独立した世界はあって、その世界ごとに音楽やタッチが異なっている。ただ、ストーリーが弱いので各エピソードの印象が薄いのと、キャラクターにもドラマを感じさせる深みがない。
ミュージックビデオ出身の監督らしい映像センスには魅せられるし、笑える場面もいっぱいの楽しい映画なんだけど、このストーリーの弱さが見終わったときにイマイチ満足感を与えてくれない原因なんじゃないかと思う。
ただ、自然環境を守ろうという明確なメッセージが、押し付けがましくなく、映画にうまく溶け込んでいるところは上手いと思った。
言葉でいろいろ語るよりも、綺麗な映像を見せるほうが何倍も効果的だろう。
人は自然によって生かされている。そのテーマを背負っているのがエリなんだと思う。虚構の世界のお姫様(麻生久美子)ではなくエリを選ぶラストに、明るい未来への希望を託しているということかな。
でも、エコロジーの部分より、やっぱり撮影所のスラップスティックな世界が一番印象に残るね。
今どき「旗本退屈男」撮ってるの?いつの時代だ〜?!と最初思ってたけど、あれ、お化け侍って言ってたよね。ゾンビか?(笑)
久しぶりに竹中直人のくどい芝居が炸裂してた(^o^)
昔ながらの撮影所って設定なんだろうけど、その割にはめちゃくちゃくだらなそうな映画だよね。
でも見たい!お化け侍!あまりのバカっぽさに嬉しくなってしまった。
風間さんのC調な監督も、見てるときはちょっと物足りん!って思ってたんだけど、家に帰ってからあのくだらねー映画を作ってる監督・・・と思ったら、妙に愛すべき人物に思えてハッピーな気分になってた(笑)
永瀬に「もっと臭い芝居しろ」ってダメ出ししてるシーンが好き。
きたろうと梶原善の守衛のコンビも何気に可笑しかった。
一本の映画としてみると足らない点は幾つもあるような気がするんだけど、この監督のセンスはやっぱり好きだな。
 
2001年6月21日(木)

昨日見られなかった『私を旅館に連れてって』をビデオで見た。
結局花壱は閉館に追い込まれてしまった。
たぶん来週、復活をかけた究極のおもてなしの様子が描かれるのだと思う。
花壱最後の日もいつもどうりに皆は仕事をこなし、従業員たちの別れのシーンは描写されない。
肩に力の入ってない淡々としたところがこのドラマっぽいなと思った。
殿山さんが「大丈夫ですよ」と言った時の顔が良かったな〜。感動した。
しかし今時ゴルフ場を中心にしたリゾート開発なんて採算が取れるのだろうか?
社長役は誰だ?と思ってたら春田純一だったのね。
「ロマンス」の最終回にも出てたな〜。連ドラの幕引き男?(なんのこっちゃ)
今週の消化不良な気持ちを、来週どう癒してくれるのか、気持ちのいい終わり方をして欲しいな。

篠田さんを演じる風間さん、さすがにドラマを引き締めていて素敵なんだけど、やっぱもうちょっと見たいよな。
でしゃばらず、きちんと自分のポジションを把握した演技をして、なおかつしっかり印象付けるところが風間さんの実力&魅力。
このドラマではそれで良かったと思うけど、「これが風間だ〜!」と嬉しくなるような、風間さんの濃ォい演技が恋しくなってきた(^o^)
たっぷりたっぷり味わいたいのだけど、そんな芝居を今度はいつ見られるんだろう?

昨日、立ち読みしていたら可笑しくて噴出しそうになってしまい、我慢できずに『読んだはしからすぐ腐る』(松尾スズキ&河井克夫)を買ってしまった。
今日は『模倣犯』をお休みしてこれをイッキ読み。
半分マンガだから2時間ぐらいで読める。
ちょいブラックすぎるネタもあるけど、笑った笑った。
でも、手元に残しておきたいほどの本ではないので、もう売っちゃおう。
 
2001年6月20日(水)

レディースディで千円なので水曜日恒例の映画鑑賞。
今日は『JSA』を見た。
朝鮮半島を南北に分断する共同警備区域JSA (JOINT SECURITY REA)。
ここで北朝鮮兵士と韓国軍兵士との銃撃戦が起こり、北朝鮮兵士2名が死亡する。
永世中立国スイスから派遣された女性軍人が捜査を担当することになるが、生き残った南北それぞれの兵士の言い分は食い違っている。さて真相は・・・?というのがストーリーだ。
ミステリータッチの導入部がそのまま続くのかと思っていたら、途中でタッチが変わって、北と南の兵士の交流がユーモラスに描かれる。
友情が育まれていく様子は微笑ましいけれど、南北対立の最前線の兵士にしては警戒心がなさすぎるのでは?と思った。
登場する4人の兵士の性格設定や階級などで、ある程度納得は出来るものの、やはり口当たりはいいけれど甘すぎるのでは?という気持ちは拭えなかった。
でも、無邪気で人の良い兵士たちだからこそ、国家の対立という大きな現実の前に、夢のような日々が無残に砕け散る悲劇が際立つのだとも思う。
北朝鮮の兵士を演じた役者の善人を絵に描いたような笑顔。あの笑顔の写真がラストに登場するだけで、胸がつまるような思いがした。
ラストシーンの写真の使い方は上手いな〜。その他にも「おお!」と思うようなショットが幾つもあった。
エンターテインメント性と、社会的なメッセージを兼ね備えた映画だが、韓国ではどれぐらいのリアリティーを持って受け止められているのかな?と思う。

『私を旅館に連れてって』第11回はまだ半分しか見ていない。
感想は明日書こう。

じゃがりこを買って家に帰り、夕刊を読んだら「じゃがりこ回収」!?
そういえばコンビニの棚が妙にスカスカだったな〜。
でもなんで私は買えたんだ?と思ってよく読むと、「うすしお味」と「チーズ味」が対象商品らしい。私が買ったのは「サラダ味」
どうして回収されるような遺伝子組替え食品が流通してるの?
うーー、世の中の仕組みはよくわからん〜。
 
2001年6月19日(火)

ようやく一ヶ月以上前に買った宮部みゆきの『模倣犯』を読み始める。
2段組700ページ以上の分厚さで、上下二巻の大作だ。
まだ160ページちょっとしか読んでないけど、面白いよー。
今は登場人物も出揃ってないような段階だけど、やっぱり宮部みゆきはストーリーテーラーだな〜と思わされる。
一度読み始めると、ページをめくるのをやめられない。
今も早く続きを読みたい!

といっても宮部みゆきのファンとまではいってないと思う。
自分で買ったのは『模倣犯』も含めて3〜4作かな。
あんまり数は読んでないし、たいてい図書館で借りてるし。
宮部みゆきはとっても人気があるので、早く予約しないと、自分が借りるときには悲惨な状態になってることが多い。
煙草くさかったり、コーヒーのシミがついてたり、フケがはさまってることもあるのだ!げーー!!
『模倣犯』も最初は図書館で借りようと思ったのだけど、聞いてみたらすでに75人待ちだった。
3ヶ月はかかると言われて、借りるのは諦めた。
宮部みゆきで面白かったのは、『火車』『蒲生亭事件』『理由』かな。
先日読んだ『怪(あやし)』も良かった。
私は宮部みゆきより、硬派の高村薫の方が好きなので、初期の頃は宮部みゆきって何となく読みごたえなさそうに思えて敬遠してた。
でもここ何年かの作品を読んで誤解してたなと思う。
さ、また続きを読もうっと。
 
2001年6月18日(月)

昨日の天気予報では雨だと言っていたのに、結局まったく降らなかった。
一日中曇り空。蒸し暑いのなんのって・・・いつもより1.5倍ぐらい体が重く感じた。湿気が多いと辛いわ・・・。
今日は不快指数78パーセントだったらしい。
100人いれば、78人が不快と感じるということだよね。
22人も不快じゃない人がいるとは信じがたいような暑さだったけどな。

次の「舞台の部屋」は83年から85年までをUPするつもり。
83年はまだけっこう見ているのだけど、84年85年は忙しいわ貧乏だわであんまり芝居は見ていない。
84年と85年の2年間は、昼はバイトして夜はほぼ毎日専門学校に通っていたので、風間さんの番組もあまり見られなかった。
一番人気の凄かった時代が抜けてるんだよね。
85年は近鉄劇場がオープンした年。確か小劇場の柿落としは第七病棟だったと思う。
仕方のないことだけど、この時代の芝居をもっと見ておけば良かったな〜。
映画は学割でけっこう見てるんだけどね。
学校の近くに名画座があったし、年に80本ぐらいは見たんじゃないかな。

今日ぴあを買った。
なんかリニューアルするたびに使いにくくなってない?
7月の歌舞伎のチケット、買おうかどうしようか悩み中。
観たいけど、金が・・・時間が・・・!
昼と夜の両方は無理だろうけど、どっちか三等席を買おうかな。
『封印切』か『俊寛』か、悩むわ〜。
 
2001年6月17日(日)

風の杜別館の「舞台の部屋」を更新。
1981年と82年に観た舞台について書いた。
この頃は関西の学生演劇が盛り上がっていた頃で、当時、大阪にはあまり小さな劇場がなかったから、オレンジルームが学生演劇の第一登竜門といった感じだったような気がする。
その後、近鉄劇場&小劇場や扇町MSが出来、一時閉鎖されていたオレンジルームもHEP HALLとして再開した。
今はHEP、扇町、近鉄小劇場がホップ・ステップ・ジャンプってことになるのかな。
昔は東京の劇団が大阪になかなか来てくれなかったから、関西の劇団を観る余裕もあったけど、今は来阪してくれる公演が多くなってなかなかそこまで手がまわらない。せっかくHPを持っているのだから、東京の後追いではなく、他では観られない地元の劇団を紹介できたら・・・と思うものの、さてどれを観たらいいものか。
それに年とると窮屈な桟敷は辛いんだよね。自由席で早く行くのも面倒だ。
快適な観劇になれてしまうと、もうダメだな〜。

素朴な疑問なんだけど、つか事務所の公式HPに載っている赤塚篤紀くんのページ。今度「熱海」の伝兵衛を演じるらしく“7代目木村伝兵衛”と書かれている。
初代の三浦洋一から始まって、2風間杜夫3池田成志4阿部寛5由見あかり6石原良純、そして7代目が赤塚篤紀だそうだ。でも何で塩見三省が数に入ってないんだろう?鈴木聖子ってのもあったんじゃ???

今日の『週刊えみぃSHOW』(読売テレビ・関西ローカル)に出てた川内なんとかって女性の芸能レポーター!テレビでいい加減な噂流すなや〜!コルァ〜〜!!
 
2001年6月16日(土)

今日は近鉄劇場にロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの『テンペスト』を観に行った。
特にシェイクスピアが好きというワケではないんだけど、一度本場モンを観ておいたほうがいいかなと、そんな消極的な理由でチケットを買った。当然一番安い席で3500円。
『テンペスト』についてはほとんど知識なし。そういえば前に平幹がやってたな〜とか、船が難破する話だったよな〜とか、その程度。
イヤホンガイドでの通訳に慣れないこともあり、プロスペローが娘のミランダに過去のいきさつを語る、最初の方のシーンで眠気がきかけたがなんとか持ちこたえ(^_^;)、その後は全然大丈夫だった。
弟の裏切りで幼い娘とともに島に流されたミラノ公国の領主プロスペローが、魔法や妖精の力を借りて、元の地位を取り戻し、娘をミラノの王子と結婚させるお話だ。
シェイクスピアというと、けっこう血生臭い話が多いイメージだったのだけど、この芝居では誰も死なないし、裏切った弟に対しても、プロスペローは寛大だ。シェイクスピアの最後の作品らしいが、陰謀や裏切りや血の匂いに満ちたドラマにはもううんざりしていたのだろうか?
舞台が温暖な島であることや、アカペラによる幻想的な音楽も、私の中にあったシェイクスピアのイメージとは少し違っていた。
『真夏の夜の夢』や『から騒ぎ』などを観ていないからかもしれないけど。
公演の後に、劇団員によるトークがあった。観客からの質問に答えるという形だ。
こういうのは初めてなので、面白かった。
私はミランダと王子はてっきり妖精の魔法で惹かれあうようになったのだと思っていたら、そうではなく、お互いの性的な魅力に惹かれあったのだと、主役のフィリップ・ヴォスが語っているのを聞いて、そうだったのか〜と驚いた。そのシーンで歌われる歌の内容にも性的な暗喩が含まれているのだそうだ。
そういうのってやっぱり英語がわからないと理解できないよね。
イギリスの役者は凄いってよく聞くけど、実際みんな上手いと思ったけれど、言葉がわからないとやっぱり実感できない。
でも、日本人が演じるシェイクスピアよりも、当り前だけどリアリティーはあった。基礎がしっかりしてるって印象も。
やっぱどっかお勉強をしに行ったって感じは否めなかったな〜。
まあ、けっこう楽しいお勉強ではあったけどね。
 
2001年6月15日(金)

あ〜!今日の「ルパン」見るの、忘れた!
映画の宮崎アニメ(長編)の中で唯一(たぶん)見てない作品だったのに!
劇場版のルパン三世第一作は映画館で見てる。
あんまり面白くなかったような気が・・・(^_^;)
名画座で2本立てだったんだよね。同時上映は『ナイル殺人事件』だった。

なんだかんだ言っても宮崎アニメは好きだ。
『ナウシカ』でしょ。『ラピュタ』でしょ。『魔女の宅急便』でしょ。『トトロ』でしょ。『もののけ姫』でしょ。みんな良かった。『紅の豚』は私にはちょっと恥ずかしかったけどね。
一番好きなのは『トトロ』か『ナウシカ』だな〜。
『トトロ』は『火垂るの墓』の後に見たので、あの幸福感がたまらなかった。
田舎の風景だけで泣ける。
飛翔シーンもいいんだよね〜。あーー猫バスに乗りたい!
USJみたいに宮崎ランドを作って、猫バスやキキの箒に乗れるアトラクションがあったら、けっこう受けるんじゃないかな?
オームが襲ってくるシーンを再現するのがあったりしたら、物凄く怖いと思う(>_<)
しかし宮崎駿は寡作なので、すぐにネタ切れの怖れもあるな(^_^;)
『ナウシカ』も泣けたな〜。映画館でダラダラ涙が出た。
今でも条件反射で久石譲のあの、ランランララランランラン♪という曲を聴くと泣けてくる。
見た後は、何でも許せる心の広い人間になったような気がした。
でもそれは一瞬だけで、すぐに猫の額ほどに心の狭いいつもの自分に戻ってしまったんだけどさ。

この夏は『パールハーバー』も『A.I』も『猿の惑星』(ティム・バートン!)も、とりあえず見るつもりだけど、やっぱり『千と千尋の神隠し』ははずせないでしょ。
予告編を見て今からワクワクなのだ。

笑った見出し。
「国民から噴出する声なき声“小泉総理に嫁を!”」(by週刊大衆)
ほっといたれよっ!(^o^)
 
2001年6月14日(木)

今朝、少し寒かったせいか、夜うたた寝してしまったせいか、風邪をひいたみたいで喉が痛い。
さっきまで胃と背中が痛かったが、今は治ってる。
この3日間、何だかあわただしかったけど、ようやく落ち着いてきたかな。

昨日見た『みんなのいえ』
こじんまりした内容で、クライマックスもささやかだけど、好感の持てる映画だった。
三谷幸喜は前作『ラジオの時間』の方がテンポが良くて笑えたのだが、あの映画の「物語の発端の子供っぽさ」がどうしても気になって素直にノレなかった。
その点『みんなのいえ』はもっと自然体で物語にスっと入っていけた。
意外なことに(?)八木亜希子とココリコ・田中直樹のカップルも好演。
とくに田中直樹のキャラがいい。
田中邦衛と唐沢寿明が仲良くなったのにヤキモチを焼いて、一人いじけて涙するシーンや、スピーチをしようとスタンバイしてるのに、皆に無視されてガッカリしてるシーンは可愛いぞ〜。
そしてやっぱり田中邦衛!
笑ったわ〜。昔かたぎの大工さん役に、渋さと何とも言えない可笑し味がある。
少しずつ豪華なキャストが顔を出していて、その誰もがいい味を出していた。
かつての伊丹十三のHOW-TO映画に近いものがあるけれど、もっと他愛がなくてチャーミングだ。
見終わったあと、心がホッコリするような映画だった。

早いものでもう第10回目の『私を旅館に連れてって』
ビデオでさっき見た。
相変わらずどこかで見たようなストーリーだなと思いながらも、ついつい引き込まれてしまう。
全員の乗ったバスが暗雲たちこめる未来へ走っていくラストは印象的だった。
来週はかなりの波乱がありそう。
きっとラストの2回で、解体から再生へと向かう展開になるのだろうけれど、それをどう見せてくれるのか、すっごく楽しみだ。
 
2001年6月13日(水)

映画『みんなのいえ』を見に行った。
帰り、モスバに寄るが30分で閉店。
まだ喋り足りず居酒屋へ。帰宅したのは12時前だった。

もう風間さんの記事の話題はやめようと思ったのだけど、今日、ウチや他のHPでの様々な書き込みを読んで、改めていろんな考えの人がいるものだと考えさせられた。
類は友を呼ぶではないが、普段の友達は似たような感覚の持ち主が多い。
しかしWEB上にはいろんな人がいる。
同じ風間ファンだとしても同じこと。
風間さんに何を求め、どこに魅力を感じているのかは人それぞれ。
ルックスが好きな人、演技に魅せられている人、素顔に惹かれる人、その全部・・・
持ってるイメージもさまざまだろう。
モラルに対する考え方だって違うと思う。
当り前だが無責任な飲み屋での会話とはワケが違う。
自分の意見が間違っているとは思わないが、反論やお叱りの意見をもらったときに、誠実に対応できるだけのエネルギーが自分にあるのかどうか・・・
その自信がないなら、滅多なことは書かない方がいい。
かと言って当り障りのない正論を書けば嘘になってしまうが、BBSを議論の場にしたくないという思いも強くある。
HPを始めてからこんなにレスに慎重になったのは初めてだ。
私にとってはさほど重要でないことが、ある人にはとても大切だったり、その逆もある。
自分の意見をどこまで出していいものか迷う。
迷いながらこれからもやっていくしかないのかな。

映画の感想はまた明日。
『私を旅館に連れてって』もまだ見ていないので、これもまた明日。
 
2001年6月12日(火)

うーーん。どうしようかと思ったんだけど、書かないのもわざとらしいし・・・
風間杜夫離婚危機報道。
記事の内容を読むと憶測の域を出ていないように思う。
「夫婦関係にも大きなミゾが生じているという」って、直接聞いたんかい。
今日の夕方にはFAXで釈明をした(内容はまだ不明)ということだけど、おそらく不倫も離婚も否定でしょう。
それでいいやん。もう追求すんな。風間さんが違うって言うなら信用しよう。
はい、これでこの問題はおしまいね。

ウチのHPは、見ればわかるとおり風間さんの仕事のデータが中心。
お仕事リストを読めば、生年月日や本名はわかるようになっているけれど、あえて風間さんのプロフィールは載せていない。
風間さんの仕事ぶりが、一番風間さんを物語ってくれると思うから。
プライベートなことは公には話題にしたくないんだけど、ファンの皆さんが悲しむ気持ちもよくわかる。
でもやっぱりBBSでこれ以上、話題にしたいとは思わない。
風間さんは私にとっては世界で一番素晴らしくて大切にしたい役者さんだ。
これからもその演技で私を魅了して欲しい。
望むのはそれだけです。
 
2001年6月11日(月)

素足にスニーカーを履いて外に出た。
心なしか右のスニーカーの中に、異物感がある。
3歩、4歩と歩くうちにたまらなくなってスニーカーを脱ぐ。
そんで逆さにして振ってみた。
んぎゃーーーーー!!!ゴキが落ちてきたよ〜!
まだ生きてる。ヒクヒクしてる。私の親指で圧迫死寸前だ。
もう一回スニーカーを振ってみた。
ちぎれたゴキの足が落ちてきた。
わーーん。かんべんしてくれー。あれもあれもあれもごめんなさい。
もうしません(T_T)
と、過去の罪を全部懺悔したいほどの、拷問のような出来事だった。

気をとりなおして今日良かったこと。
根岸季衣さんのHPで話題になったCDがある。
中村祐介さんの『ラクーシュ』というアルバムだ。
1987年に完成したものの、長いこと陽の目をみなかったアルバムらしいのだが、『とりあえずロマンス』という芝居に、このアルバムから『エリカ』という曲が使われたことを根岸さんのHPで知った。
確か『とりあえずロマンス』で使われた曲だと思うのだが、舞台で聴いてずっと気になっていた曲があった。
もしかしたら、この曲かもしれない。そんな思いから『ラクーシュ』を注文したのが先週のこと。
今日、そのCDが届いた。ドキドキしながら聴いてみた。
ガーーン。違う〜(T_T)
でも、『エリカ』という曲、確かに知ってる。
近鉄劇場の客席の空気がよみがえってきた。
あ〜、そうそうこれ。憶えてる。いい曲だなぁ。大津あきらさんらしい切ない詩の世界。
また中村さんの声もいい。他の曲でも大人の良質なポップスを聴かせてくれている。
お目当ての曲にはめぐり会えなかったけれど、いいCDに出会えて嬉しかった。
でも、あの曲は結局わからなかったな〜。
「もう少しだけそばにいて」という出だしなんだけど。
「夜明けの花火」で使われた曲だったんだろうか?
 
2001年6月10日(日)

今日中に「映画と舞台の部屋」を更新しようと思ってたのに、まったく手をつけられなかった。
別に忙しくはないのに、雑用ですぐに時間がたってしまう。
今日なんて外出すらしてないっていうのにな。いったい何をやってたんだろう???

朝、干した洗濯物、これだけの暑さだから当然夕方には乾いているのだけど、どうもかなり湿気を含んでいて重たい。
ここ3日、雨は降っていないけれど、相当湿気はあるようだ。
今も暑いよ〜。たぶん外よりも家の中のほうが暑いんだろうな。
化粧品屋さんで貰った扇子でパタパタ扇いでいるが、キーボードを打ってるときは両手を使うので、ときどき手を休めてはパタパタ。またちょっと打つ。そんでパタパタ。
あ〜!もう扇風機出そう!

私は「ちびまる子」ちゃんが好きで、家にいるときはたいてい見てる。
ついでにサザエさんも続けて見る。
今日も6時になってテレビをつけたら何かヘン。あれ?もう終わり?
15分ずつ時間が早いのは、なぜ?と思ったらサッカー(コン・・・コン・・・あれ?コンヒデ?コンフェデ杯?コンフェデって何?)の決勝戦だったのね。
で、結局はフランスが勝ったんだよね?
サッカー、全然興味がないんだよね。スマン。
 
2001年6月9日(土)

昨日観た映画『花様年華』の感想。
折り目正しくてストイックな大人の恋愛映画だった。
ウォン・カーウァイ作品は『恋する惑星』は面白かった(特にフェイ・ウォンのパート)けれど、『天使の涙』が私には合わなくて、『ブエノスアイレス』は結局観なかった。
今回の映画もどうしようかと迷ったのだが、評判が良いようなので観てみることにした。
1961年の香港が舞台。時代の空気を感じさせるレトロな映像が魅力的だ。
色使い、構図、美術、どのシーンも決まりすぎるぐらいにキマってる。
どんなときもネクタイを締めきちんとしているトニー・レオンに、屋台に行くときでさえ優雅なチャイナ・ドレスのマギー・チャン。
この二人の日常を淡々と追うことで、物語は進む。
お互いのパートナーが不倫関係にある二人。いつしか自分たちも惹かれあうようになっていく。
でも、その服装のように、決してだらしなく乱れることはない。
後半、別れを意識して初めて二人は結ばれるようなのだが、ここもはっきりとは描かれていない。
全編これニュアンスで出来上がっているようなこの映画では、不倫をしているお互いの妻と夫の顔すら写さない。後ろ姿と声で登場するだけだ。
人間同士の憎しみや怒りが爆発するような、暑苦しく生々しい描写はこの映画にはない。
あるのは深いけれども静かな悲しみで、それゆえ少し退屈だったりするのだが、この映画の雰囲気を支えているのは、秘密を共有する者同士が距離を保ったままでいることの微妙な空気なんだろうな。
関係はストイックでも、映像は官能的なのがまた魅力なのかも。
隣に住む大家さんたちが徹夜麻雀を始めてしまい、マギー・チャンが帰れなくなるシーン。ボーっと見ていたせいか、なぜすぐそばの部屋に帰れないのか理解できなかった。
トニー・レオンが新聞に連載を持つくだりも説得力がない。
それと、新聞記者であるトニー・レオンは、香港、シンガポール、カンボジアと移動していくのだが、私個人としては香港か、せめてシンガポールで話をまとめてくれたほうが良かったような気がする。
カンンボジアの遺跡に口を寄せて、忘れられない秘密を封印する男の姿は印象的だが、カンボジアというのが唐突に思えた。
魅力的な映画ではあったけど、スタイル先行で詰めが弱いような・・・
ワンシーンワンシーンは写真集みたいにキマってるんだけどね。
 
2001年6月8日(金)

新聞の見出し見た。ニュースも見た。我が目を疑った。
児童8人殺害?!20何人重軽傷?!
それも小学1年2年の教室で出刃包丁振り回して次々に刺せるなんて、犯人はもはや人間じゃない。
こんな学校を舞台にした都市伝説を地で行くような事件、噂の中では存在しても現実に起こるとは・・・
死刑になりたいから小学生を殺してやろうなんて発想し実行するヤツがこの世にいるなんて、日本の中で何かが狂ってるんだろうなあ。

夕方、ニュースの詳細が知りたくて、J-skyの無料ニュースにアクセスしたら、まったくつながらなかった。
きっとみんながニュースサイトに殺到したせいなんだろうけど、肝心なときにこれじゃ使えないよ。

夜テアトル梅田に『Stereo Future』の前売りを買いに行った。何かオマケを期待したのに、チラシをくれただけだった。
前は前売り券を買うとよくポスターとかついてたのにな〜。
行ったらちょうどタイミングよく『花様年華』が始まるところだったので、ついでに見てきた。
最前列の席しか空いてなくて、首を斜めに傾けて見た。スクリーンが平行四辺形に見えた。
テアトルはスクリーンと最前列の座席が近すぎる。
PC疲れの上、寝不足の目にはかなりキツかった。
映画の感想はまた明日。
 
2001年6月7日(木)

今日、今年初めてスイカを食べた。甘くて美味しかった♪
しかし私は食べ物の話ばかりだな。なんか情けない(^_^;)

なんだかダルくてやる気が出ない。
はっきりしない天候のせいか?
ずいぶん前に買った宮部みゆきの「模倣犯」、読もうと思いながらまだ1行も読んでいない。
友達に「読んだら貸して」と頼まれてるのにな。
そういえばその友達に借りた馳星周、借りてから2年ぐらいたつけどまだ読んでないよ。
見よう見ようと思ってたドラマや番組もことごとく見逃し。
気が付いたら終わってるパターン。覇気がないなあ。いかんいかん。
週刊文春のナンシー関のコラムを読んで「いのちの現場から7」がすごーく見たくなった。
確かこれ、大阪の毎日放送制作で、NHKの大阪制作の朝ドラとはまた違う、独特の大阪臭さがあったように思う。
ここ2〜3日ネガティブシンキングの傾向だ。
パーっとカラオケにでも行って騒げば治るかな。
 
2001年6月6日(水)

『私を旅館に連れていって』第9回
今日は“勅使河原史子おもてなしの本質を知るの巻”または“勅使河原史子チームワークを学ぶの巻”かな。
ガチガチの仕事人間で堅物の史子が、花壱で初めて少し心の鎧を脱ぐことが出来た。
出来る人って出来ない者の気持ちがわからないんだよね。
でも「出来ない者」だらけの花壱で、エリートとしていつも走ってきた史子がのんびり生きることを教えられる。
今回も王道な話の展開だったけど、見せ方がうまいのか、全然陳腐な感じがしない。
悪人は出てこないし(黒沼もけっこういいヤツだ)、最後は必ずホっとさせてくれるのがいい。
篠田板長のヤキモキした顔、史子の超鈍感ぶり。
ベテランの二人の可愛い演技も微笑ましかった。
篠田さんが大量にキャベツを切るシーン。わっかりやすー(^o^)
そりゃ里子ちゃんもからかいたくなるよね。笑ったわ〜。
しみじみとしたエンディングも良かった。

私は通販大好きなんで、しょっちゅうあれこれ安物を買っているのだけれど、今日はストッレッチのサブリナパンツが届いた。
はいてみたら・・・はっはっはっ、これヒップハンガーだ。
といってもたいしたことないんだけど、しゃがむとちょっとお尻があぶない・・・?!
こりゃ私も見せパンを買うべきか・・・うーーむ。
しかしそんなもん誰も見たいとは思わんだろうけどな(笑)
 
2001年6月5日(火)

今日、関西は梅雨入りしたらしい。
さっきトイレに行こうと廊下の電気を点けたら・・・・
「ゴ、ゴ、ゴキだーーーー!」
今年二度目のゴキ。速攻で殺虫剤を噴射してなんとか仕留めた。
もうゴキや蚊や蝿の季節なのよね。
体温が高いせいか蚊に刺されやすい私は憂鬱だ。
新陳代謝が悪いのか、一度刺されたらなかなか治らない。

昨日の続き。
好きな芸能人に積極的に近付くか、ひっそり応援するか、BBSで想像以上に盛り上がった。
それぞれ自分の気持ちに正直に行動していても、やっぱり他のファンの気持ちは気になるもの。
同じように感じてくれている人たちがいる・・・それはとっても嬉しかった。

先日立ち読みした雑誌に、ジャニーズの追っかけについて説明している記事があった。
それを読むと、今のジャニーズファンってきっちり組織化されてるのね。
宝塚ファンもビックリの統率力だそうだ。
だから街中を移動するときでもたいした混乱は起こらないらしい。
ファンのトップになると事務所からスケジュールの情報は流してもらえるし、好きなタレントとも話をさせてもらえるんだって。
その方が事務所としてもファンを管理できるし、Jrの中で誰が人気があるかもわかるので都合がいいらしい。
私は組織が嫌い、集団行動は苦手、徒党を組むのもイヤ。
そんな管理された団体に属して応援するなんて、生理的にヤだ。
管理しないと暴走するファンがいるからなんだろうけど、体育会系な上下関係なんて、まっぴらごめんだな。
でも、応援団って思いっきり体育会系だよね。
応援するという行為に潜む「声をあわせて」という感覚に、芸能人相手の場合はファンの嫉妬心もからむので、水面下ではかなりドロドロの人間模様が展開されているような気がするのだが、実際はどうなんだろう?
 
2001年6月4日(月)

掲示板にも書いたことだけど、誤解されると困るので、補足させてもらうと・・・・

HPを見れば一目瞭然だけど(^_^;)、私は風間さんの大ファン。
でも、風間さんの演技を見て「カッコいいわ〜」とウットリしたり、「クー、このマがたまらん!上手い!」とうなってみたり、ときには舞台や映画を観て理屈をこねたりするのが楽しいだけで、風間さんの実像に触れたいとは不思議と思ったことがなかった。
ファンクラブとかサイン会とか出待ちとか、チャンスは幾らでもあったけど、そういうことはとっても苦手だ。
結局憧れが強いぶん、逆に接触はしたくないということなんだと思う。
接触すればイヤでも自分の小ささに気付いてしまうから。

でも、少しでも近くに行きたい、お話したい!
そんなファンの気持ちも理解できる。
またそんなファンがいてくれるから、風間さんだって自分が応援されていることを実感することができるんだし、大切な大切な存在だと思う。
姿を現さずにHPなどを作っている顔の見えないファンよりも、目の前で応援してくれるファンの方が風間さんにとってはずっと有り難いだろう。
私は遠くから見ている方が楽だからそうしているだけ。
情熱を持って風間さんの近くで声援を送っているファンの皆さんを、批判したり否定するつもりは毛頭ない。
みんなが自分の好きな方法で風間さんを応援すればいいんだと思う。

「走らない」「煽らない」「あせらない」「のんびり」「まったり」
そんなことを思いながらHPを続けていこうと思います。
これからもよろしければ遊びに来てやってくださいね。
 
2001年6月2日(土)3日(日)

昨日、この日記を書こうと思ったらアクセスできず。
2時近くまでたびたびトライしてみたけどやっぱりダメだった。
さっきニフティのトラブル情報を見てきたらちょうどその時間、サーバーがダウンしていたらしい。
というわけで、今日は2日分まとめて書くことにする。
昨日は友達に借りたQUEENのベストCDを聴きながら過去ログの作成作業をした。
QUEEN、特にファンだったというワケじゃないけど、懐かしい。
中学にも高校にもファンクラブに入ってる友達がいた。
「KILLER QUEEN」が流行ったのが中学の時。
欲しくてたまらなかったラジカセを中一の秋頃買ってもらい(当時はけっこう高い買物だったのだ)、手当たり次第にエアチェックしたもんさ(^。^)
そんなテープの中によくQUEENが録音されていた。
当時はそれほど深く聴いていなかったけど、昨日改めて聴いたらいいじゃないの〜。
過去ログを更新しながら「バァイシコー!バァイシコー!」と思わずデッカイ声で一緒に歌ってしまった(^_^;)

中学の頃はテレビを見るよりラジオをよく聴いていた。
それもFMじゃなくてAM。
10時からはヤンタン(ヤングタウン)、その後少しヤンリク(ヤングリクエスト)を聴いて、1時からはオールナイトニッポン。
東京で人気のパック・イン・ミュージックもセイ・ヤングもこっちでは放送されていなかった。
試験のときはたいてい一夜漬け、そんなときはオールナイトニッポンの後の走れ歌謡曲まで聴いてたな。
当時はまだオールナイトニッポンの第二部は関西では放送されてなかったから、トラック野郎相手の演歌が流れる「走れ歌謡曲」を聴くしかなかったんだと思う。
しかしラジオ聴きながら勉強がはかどるはずもなく、試験はいつも惨敗。
学習しないヤツなのでいつも同じことを繰り返してた(^_^;)
その当時、AMラジオからよく流れていた曲を聴くと、今でもフと中学時代の深夜に戻ったような気になる。
歌にまつわる記憶って褪せないものだなと思った。

今日ようやく過去ログをアップ!よっしゃこれで完成〜!
次は別館の舞台の部屋の続きだ。
これも今週中にはお披露目できるようにしたい。
 
2001年6月1日(金)

朝起きたら胃痛。それが治ったと思ったら腹痛。
昨夜の寒さで風邪をひいたかも。
今夜は久々に友人と待ち合わせて食事の予定なのに困ったな〜と思ってたら、なんとか夕方には治った。
キャベジン飲んだり正露丸飲んだり忙しかったけど。

心斎橋パルコの真向かいにある店(名前忘れた)でイタ飯を食べた。
三人前のコースが5400円。つまり一人1800円。
コースの内容は、ソーセージ、サラダ、ピザ、温野菜、スパゲティー、ケーキ、ドリンク。
スパゲティー、ケーキ、ドリンクは好きなものを選べる。
トマトとバジリコのスパ、ティラミス、グレープフルーツジュースを頼んだ。
それ以外にはデカンタの白ワインも。
胃の調子のせいで昼は軽くすませていたから、お腹がペコペコ。
美味しくて、あっという間に平らげる。
でも、店を出るときはさすがにお腹がパンパン。
腹ごなしに灘波まで歩くことにした。
灘波ではセルフサービスのカフェで、あれこれくだらないことをお喋り。
最近腹が立った話や、近くにいるヘンなヤツの悪口とか(^_^;)
ここぞとばかりストレスを発散した。
近くにあるNTTのサービスセンターの無料PCで、今日こそHPを見せてやろうと思ったのに、二人とも興味のない様子。
ケッ、友達がいのないヤツらめ!
「HPなんかやらない方がよかったと思うことはない?」と聞かれた。
正直言って精神的にキツいことやわずらわしいこともあるけど、やらない方がよかったとは思わない。
失ったものよりも、得たもののほうが、ずっと多いから。
夜10時半をすぎてもダイコクが営業中なので驚いた。
「1本いっとく?」が68円。思わず買ってしまったよ。

なんだか取り留めのない日記やね・・・
 

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