過去のひとりごと(2002年7〜8月)
 
2002年8月31日(土)

今日で8月も終わり。
目の前のカレンダーはさっきめくったので、一足先にもう9月だ。
今年の夏もとくに変化なく、どうってことなく過ぎていった。

水曜日にラインシネマで「ウィンドトーカーズ」を見た。
第二次世界大戦中のサイパンが主な舞台になっている。
アメリカ軍はナバホ語をもとにした暗号を開発。サイパンでその暗号を使い情報を伝達する任務についたナバホ族の青年と、青年の護衛を命じられた海兵隊員の話だ。
もちろん戦ってる相手は日本兵。
さすがにジョン・ウーの映画だけあって、戦闘シーンは迫力満点!よくある遠くからの銃撃戦なんかじゃなくて、至近距離での殺し合いだ。怖くて緊張して見ていたら、肩が凝った。
「シン・レッド・ライン」のような深みのある映画ではないが、娯楽映画としてよく出来ていると思う。でもやはり相手が日本兵なので、複雑な心境だった。
戦争に参加するということは仲間が次々に死んでいく様子を目の当たりにするということだ。その親しい友達が殺された怒りと恐怖が、人を殺すことへのためらいを奪っていく。
「お国のため」なんて大義名分じゃない。個人レベルの憎しみが最前線の兵士たちの戦いの原動力になっていく描写が、わかりやすかった。
ラストのニコラス・ケイジの祈りは哀切だったなあ。自分だけでなく、アメリカ人だけでもなく、日本兵も含めて戦争で死んだすべての人間に向けた祈りの言葉なのだと思う。

登場する日本人がみんなマトモな日本語を喋っていたのが好印象。
ヘンな日本語だとシラけるんだよね。
ニコラス・ケイジの日本語は下手でも愛嬌があったのでOK(^。^)

「グレイヴディッガー」(高野和明)読了。
今までろくな人生を歩んでこなかった小悪党が、「心を入れ替え世の中の役にたつことをしたい」と思い選んだのは骨髄バンクに登録することだった。
そして自分の骨髄に適合する患者が見つかり、いよいよ明日移植のために入院というときになって、自分の部屋で男が異様な死に方をする。
それから、謎の集団、中世イギリスの殺戮者「グレイヴディッガー」を模した殺人者、そして警察に追われ一晩中東京の街を逃げ回るはめになる。
自分が死ぬと、白血病の患者も助からない。追ってくる奴らの正体は?!そして二人ぶんの命の行方は?!
というのが、この小説のおおまかなストーリーだ。
スピーディーな展開で飽きさせず、面白く読めた。
私は10日ほどかけてチビチビ読んだけど、たった一晩の鬼ごっこの話なので、一気に読んだほうが気分が出るんじゃないかな。
この小説に「これ風間さん!」と思える役は残念ながらなかったけど、しいていえば苦労人の人情派刑事・古寺か?
それよりもエリート刑事の剣崎のほうが風間さんっぽいかも。
主役の「苦労が顔に出て40過ぎに見える実は30の小悪党」にふさわしい役者っているかな〜。
寺島進って、どう?地味? あと、甲本雅弘とか。もっと地味か。

昨日はPCの調子が悪くて再起動を繰り返しつつ、なだめすかして作業してたんだけど、ついに動かなくなっちまった。
こうなると何をやってもダメだから強制終了して、とっとと寝た。
一晩たつと、また普通に使えるようになるんだよね。
でも、こんなことじゃ困るので、やっぱりサポートセンターに連絡しとこ。
 
2002年8月30日(金)

昨日、北区つかこうへい劇団の「ロマンス2〜沖縄・雨の蝋人形館」をシアタードラマシティに観に行った。
出演者、ストーリーなど、基本的な情報はココ→[ここをClick]

「ロマンス2」とは言うものの、女刑事?沖縄の蝋人形館?なんでそんなものがロマンスに?もしかしてほとんど新作か?と思っていたら、シゲルと牛松の部分は、多少カットされていたものの、ほぼそのまま演じられていた。
過去の「ロマンス(いつも心に太陽を)」を知っている人は、「あの話に蝋人形館がどうからむ?」と不思議に思うだろうけど、簡単に言えば、「若い少年を誘拐して殺し蝋人形にしてしまう犯人に二人とも誘拐されてしまう」んである。
で、その事件を捜査している刑事が岩崎ひろみ。なぜ少年たちは消えたのか?その捜査の過程でシゲルと牛松の「ロマンス」が浮かび上がってくる構造になっていた。

☆以下ネタバレあり☆

どうして犯人は水泳選手ばかりを誘拐するのか、そしてなぜ沖縄なのか。
この謎解きのシーンは、岩崎ひろみの演技に泣けた。
捨てられた子供が、父親を恋しいと思う一心で起こした異常だけど哀しすぎる犯罪。
このテーマだけで新作1本書けるのでは?なんて思うのは素人考えなのかな〜。
「ロマンス」はシゲルと牛松(私の中では今でもモリオとミツル)、そしてオカマ先生だけの話であって欲しい。
あいかわらずつか芝居特有の泣き節は健在で、胸が熱くなったシーンは幾つもあった。ただ、2つの作品を無理に合体させたような違和感が残ってしまい、素直に物語に気持ちをゆだねられなかった。
たぶんそれは、もとの作品に思い入れが強すぎるからだと思うけど。

今回は牛松役の黒川恭佑が好演。クライマックスのシゲルとの喧嘩シーンでは「離れたくない」という切実な気持ちが、痛いほど伝わってきた。
黒川版牛松は、平田満版、吉田智則版ともに共通の「ブサイクな男が美少年につくす」という図式があてはまらない。
だって黒川くんカッコいいもの。以前の牛松にあったコンプレックスが感じられないんだよね。屈折した心情を抱えた青年ではなく、純情で真っ直ぐな牛松もまた魅力的だった。
そのぶん、シゲルが卑屈だったなあ。最近のつかさんお得意(?)のパターン「悲惨な生い立ち」を背負わされたせいもあって、印象が暗いんだわ。
私は4パターンの「ロマンス」しか見ていないけど、北区ではもっともっとたくさんの「ロマンス」が上演されたらしい。
それぞれ演じた役者によってキャラクターが変わるのは当然で、私がずっと好きな風間版も、風間さんが演じたからあのシゲル(しつこいようだが昔はモリオ)になったんだよね。
だから今回の吉浦陽二版も、幾つもあるシゲルのバリエーションのひとつでしかないと頭ではわかってる。でも、こんなチンピラみたいなシゲルはイヤだあ(T_T)
演技が叫ぶばかりの一本調子なこともあり、私は見ていて辛かった。
今度黒川くんのシゲルを見てみたい。でも、ちょっと健康的すぎるかな。

前回のラストは、二人は別れたままで終わるんだよね。
ラストで50歳を過ぎたシゲルの惨めな姿を見せて、それでも「いつも心に太陽を持って生きていきましょう」と前向きな台詞で締めくくっていた。
今回は、二人の時間は若く美しいままでストップし、永遠に離れることはない。ある意味、究極のハッピーエンド?(そんなこたァない)
そのかわり今回のロマンスには、かつてメキシコオリンピックで日本代表の水泳選手だった川谷和也と、アメリカ代表で水泳選手みんなの憧れの的だったトロイを登場させている。
水泳を忘れて平凡な生活を送るトロイ。過去の輝きが忘れられない中年男・川谷。
現在形の若さを生きるシゲルと牛松にこの二人の存在をからませることで、若さの儚さと時の流れの残酷さを否応無しに感じさせられた。
でも、年をとることをマイナスイメージで捕らえた芝居ではないと思う。
したたかに生きる個性的な人間たちからは、悪酔いしそうなほどのエネルギーがあふれていたから(^。^)

つかさん、年々、演出がくどくなってるよね。
若い役者たちの肉体は綺麗だけど、やりすぎるとさすがに引く(^^;;)
化粧は濃くなりパンツは小さくなり・・・(*_*)
昔を知っている人には、石丸さんが舞台に5〜6人登場していると思ってもらえればわかりやすいかと(笑)
なぜか「熱海殺人事件」に引き続き、オカマ三姉妹のチェーホフも再登場。
「姉さん!」「生きていかなくっちゃね!」の暑苦しい連呼に心動かされるのはなぜだ〜?
そのうち、マジでオカマ版「三人姉妹」をやるつもりでは?(^。^)
バックに流れる曲は「ヤングマン」「太陽がいっぱい」「ジョニーの子守唄」が23年前から変わっていない。
「ヤングマン」は振り付けも同じだったんじゃないかなあ?自信ないけど。
今回のツボは「ジャパネットタカタ」ネタと、トロイを責める真面目な台詞の途中で、「許してください!アメリカ人はパンばっかり食ってるからバカなんです」「アメリカ人はチーズばかり食って胃が悪いんです」と、こちらもあくまでも真面目に懇願する川谷和也。
こういう心情あふれるバカバカしさは、つかさんの独壇場だなあ。
川谷氏って、九州のテレビ番組の人気パーソナリティらしいけど、面白いキャラクターだ。
遠目で見ると神田川俊郎にちょっと似てた。でももっと若いよ。

水曜に映画「ウィンド・トーカーズ」を見た。
この感想も書こうと思ったけれど、「ロマンス2」で力を使い果たしてしまったので、また後日。
 
2002年8月25日(日)

午後2時半からNHK−BS2で「居残り佐平次」の放送があった。
まだ全部は見ていなくて、ちゃんと録画できたかチェックした程度なんだけど、劇場中継だけじゃなく、記者会見とか水谷さんのインタビューとか、風間さんと平田さんの「いつも心に太陽を」の映像とか、いろいろ嬉しいオマケがあって得した気分。
表情がはっきりわかる顔のアップなど、テレビ中継ならではだね。
後でゆっくり見よう。楽しみ楽しみo(^o^)o

「居残り佐平次」のあと、チャンネルをそのままにしていたら、「ビューティフル・ソングス・コンサート2002」の再放送をやっていた。
前回見逃したので、思いがけなく見られて嬉しかった。
「ビューティフル・ソングス・コンサート」は、鈴木慶一、矢野顕子、大貫妙子、宮沢和史、奥田民生によるジョイントコンサートで今回で2回目。
生で見たかったのに、2回ともチケット買えなかったんだよね。
こうやってテレビで見られるのはいいけれど、90分じゃちょっと短いな。物足りない。
はちみつぱいの「センチメンタル通り」や、奥田民生の「イージュー★ライダー」など、好きな歌が多くて楽しかった。
最後の矢野顕子の「ひとつだけ」も大好きな曲。
テレビの前で一緒に大きな声で歌って気分スッキリ。そんで、ちょっとウルウルきた(;_;)

最近印象に残った芸能ニュース。
「アルジャーノンに花束を」ユースケ・サンタマリアでドラマ化。
製作者はすごいチャレンジャー。とんでもない冒険者だと思ふ。
これだけファンのついている原作をテレビドラマ化なんて、なかなか怖くて出来ないよ。
実際今からブーイングの嵐みたいだし。
世界初の連ドラ化じゃなかったっけ?
アメリカで映画化や単発ドラマ化はされてるけど。
高校生のとき、テレビでこの映画見て泣いたなあ。
確か、クリフ・ロバートソンはこの役でアカデミー賞とってるんだよね。
単発ドラマはマシュー・モディンが主人公だったと思う。
ドラマ化するならまだ「24人のビリー・ミリガン」とか「5番目のサリー」のほうが、反発は少なかったんじゃ?
私は原作は読んでないし、ドラマもたぶん見ないと思うのでどうでもいいんだけど、「すごい勇気のある企画だな」と思ったので、ドラマ化された後の反応は知りたい。

草なぎ剛主演で「黄泉がえり」映画化。
日本映画の話題はとりあえずどれも興味はあるんだけど、原作が好きなせいもあり、特に気になるニュースだった。
「黄泉がえり」は梶尾真治の小説で、九州(熊本だったかな)を舞台に死者が続々と蘇ってくる町を描いてる。
かなり前に図書館で借りて読んで詳しいことは忘れてしまったけど、蘇る死者といってもゾンビのような怖い話ではなく、みんな生前の姿そのままで、家族のもとに帰ってくるんだよね。
家族も最初はとまどうけれど、親や子供が帰ってくるのは嬉しいから、素直に受け入れて普通に暮らし始める。
そのうち役所ではその人たちの住民票はどうしよう?なんて話も出てきて、死者がたくさん登場するにもかかわらず、どこかほんわかしたファンタジーだったと思う。
でも、もう結末は忘れちゃったな〜。
草なぎくん以外は誰が出演するんだろう?面白い映画になるといいけど。

日本のゾンビもので思い出すのは小野不由美の「屍鬼」だ。
これは映像化したらきっと怖いよー。
小野不由美は「東京異聞」という小説も面白かった。
って、その2作しか読んでないけど(^_^;)
他に何か面白い作品があれば読みたい。
 
2002年8月24日(土)

今週見た芝居と映画のことなど。

阿佐ヶ谷スパイダース「ポルノ」(8/21近鉄小劇場)
3組のカップルを描いたオムニバスで、その3組が少しずつつながっているという設定だ。
最初の「市長に立候補中の男とその妻」と、2番目の「着ぐるみ劇団のカップル」の話には、共通した空気を感じるのだけれど、最後のエピソードはちょっと浮いてみえた。
「着てもらえなくなった着ぐるみが淋しさから人間の姿になって、かつて自分の中に入っていた女の子の家に居ついてしまう」という話自体は好きなんだけど、この話があるせいで全体の印象が散漫になってしまったような気がする。
妙な情熱に支配されて、常識からズレてしまった狂気じみた人間像はあいかわらず面白い。
長塚圭史の芝居はダークな世界を描いていても、不快感がないのが不思議。
人間を見る目がポジティブだからかな。
基本的に「自分の半径50メートル」程度の、セコい日常にまみれたような話が好きなので、この劇団の作風は私向きかも。
半径50メートルの日常に、知らない間に亀裂が入って、ヘンなことになっちゃったね〜。みたいな話が一番好み。

今回の公演は立ち見が出てた。今一番昇り調子で勢いのある劇団だろうな。

壱組印プレゼンツ「劇的人生劇場『彼女の人生の場合』『彼の人生の場合』」(8/23ワッハ上方)
劇団東京壱組(現在休眠中)の大谷亮介による一人芝居。
作は同じく東京壱組でお馴染みの原田宗典。
一人芝居だけではなく、草野徹のウクレレ演奏あり、原田宗典自身による「ご案内」あり、ゲストの演奏ありの、楽しい舞台だった。
長崎の原爆を生き延びた女性歯科医の話が「彼女の人生の場合」
満州に生まれブラジルに渡り、ブラジルの不況で妻子を残して日本に出稼ぎにきている男性の話が「彼の人生の場合」
大谷亮介が女性と男性の両方を演じるのだけれど、どちらも上手い〜。
いるよ、こんな人!となんの違和感もなく舞台に集中できた。
これって原田氏が実際にかかわった実在の人物なんだろうと思う。
二人とも苦労を重ねてとんでもない目にあっているのに、とにかく語り口が明るい。
つまらないことでウジウジしている自分がバカみたいに思えて、頑張ろうって素直に思えた。
元気いっぱいにみえる歯医者さんが、白衣を脱いだ後に丸まった背中で去っていく、その後ろ姿からにじむ哀愁が印象的だった。

歌のゲストは東野ひろあき。
といっても、関西の人しかわからないと思うけど・・・
確か放送作家が本職で、私と同世代の人なら、「まことアンドがっしゃん」(字を忘れた)という名で、漫才をしていたことを覚えている人もいると思う。ちなみに「まこと」は今の北野誠。
「お笑いスター誕生」に出て何週か勝ちぬいたんじゃなかったかな?
昨日初めて演奏している姿を見たけど、歌もギターも上手くてビックリした。
昔、テアトル梅田で「モンテカルロ殺人事件」というぬるーいコメディ映画を見たとき、ロビーでみかけたことを思い出した。
まあ、どうでもいい話だけど。

ワッハ上方のホールに行ったのは初めて。
もともと演芸用に作られたホールだから、舞台装置や照明に制限があるかもしれないけど、素人目には小劇場演劇なら十分使えそうに見えた。
提灯がズラーっと並んでるのがいかにも演芸場っぽくてイイ。
ここでまた芝居が見たいな〜と思った。

「ピンポン」(8/24動物園前シネフェスタ)
原作が好きだったので、期待半分不安半分だったけど、いやー良かった!
高校生を演じた役者さんたち「実年齢はいくつ?」と聞きたいような人ばかりだけど(^。^)、そんなこと気にならない適材適所のキャスティング。
オババの夏木マリもあれはあれでアリかと思えたし、窪塚洋介のペコも私はけっこうイケてたと思う。
唯一竹中直人のコーチは、もうちょっと枯れた人のほうが・・・と思ったな。
「あー若いっていいわねえ」って、オバサンモード全開だけど(^_^;)、ホント、若いっていいなあって心から思えた。
見終わったあとは、すがすがしさと切なさとが入り混じったようないい気持ち。
熱いけどダサくない。いまどき真っ当な青春映画の秀作。
高校生の男子になってスポーツに青春を賭けてみたいって、ちょっと思った(^o^)

ワッハ上方の客席で、私のうしろに座っていたカップルの会話。
女「今日さー、なんか通り魔に刺されるような予感するねん。気をつけて帰ろなー」
男「うんそうやな」
・・・ってなんちゅう会話や。
男も納得すな〜!(⌒▽⌒;)
 
2002年8月20日(火)

昨日今日と涼しくて快適。
もう8月も後半。そろそろ秋の気配を感じるようになった。
季節では秋が一番好きだ。
いろんな花が咲き乱れる春はなんだか落ち着かない。

お盆前に買った本2冊のうち安東能明の「15秒」は読了。
タイムパラドックス・ホラーと帯に書いてあったが、ホラーというほど怖くない。
絶対時計(原子時計)を手に入れて、時間を自由に動かそうとする男の話。
たった15秒の時間のズレで、時間に管理された現代社会では死を招くこともある。という発端は面白かったし、いかに日本の鉄道員が時間を厳守するために大変な努力をしているのかも、興味深かった。
でも私、根っからの文系なので、物理学とか出てくるとワケがわからなくて眠かった(^_^;)
イマイチ面白いとは思えなかったなあ。
「15秒」と一緒に買った高野和明の「グレイヴディッガー」はまだ少ししか読んでいない。
骨髄の移植を明日にひかえたドナーが、正体不明の組織に追われる話はアイデアだなあと思った。
自分の命と、移植を待つ患者の命のふたつがかかっていることになる。
これから先を読むのが楽しみ♪

週末、たまりにたまったビデオの整理。
長年押入れにしまいっぱなしだったビデオテープを久々に再生しようとしたら、カビで真っ白になっていたという話を聞いて心配になり、古いテープをチェック。
カビにやられているテープはなく一安心。
でも、走行させるとチリチリイヤな音がするものが幾つもあった。
そのうち1本はテープが飛び出し御陀仏に(^_^;)
あまりに痛んでいるテープの中身は新しいテープにダビングして捨てた。
重複して録画してあった番組(本放送と再放送等)も、古いほうをポイ。
ひとつひとつチェックしていくと、つくづくビデオテープは消耗品だなあと思う。
哀しいぐらい画質が悪くなっているものも多い(T_T)
あー、やっぱり録画できるDVDが欲しいなあ。
なんとか見られるうちにDVDで保存しておきたい。

リカバリーして快調かと思われたMY PC、長時間使うとメモリーが極端に不足して、またあのイヤな「ジージー」の音とともにフリーズ。
こうなると再起動しても、またすぐに「ジージー」とご機嫌ななめのままだ。
やっぱり新しいPCが欲しい!と気持ちがゆれている。
エプソンダイレクトの新しいモデルは、
◆ Pentium® 4 プロセッサ 2.20 GHz (FSB400MHz)
◆ 256MB DDR SDRAM
◆ 80GB HDD
◆ DVD+RW/+Rドライブ
◆ TV機能&ビデオ編集機能
で、15万円(モニターなし)ってどうよ、これ。
PCと録画できるDVDデッキを別々に買うことを思えば安いと思うんだが・・・
でも、たぶんTV機能は使わないし、PCで古いテープをDVDに記録するのって、めんどくさそう・・・
DVDの規格の問題もあるし。まだ時期尚早かな〜。
 
2002年8月14日(水)

今日は友達と今大阪でもっともホットなスポット(らしい)北堀江・南堀江に行った。
もともと家具の町として有名だったのが、ここ2〜3年、オシャレなお店が増えて、すっかり若者の街に変身したとか。
確かにあちこちにシャレた雑貨屋やカフェなどあるけれど、どうもオバハンには敷居が高い。
ブラブラ歩いていたら、見なれない大きな建物を発見。
どうやら最近できたばかりらしい。
湊町リバープレイスとか書いてあったかな〜?
とにかく、中にはライブハウスとFM大阪と、飲食店が幾つか入っていた。
長い階段を上がると見晴らしがよくて気持ちいい。
川沿いに遊歩道が作ってあり、夜はカップルに占拠されそうなちょいといい雰囲気だ。
その建物の中のアジアンチックなカフェでランチ。
ベトナムのうどん(?)「フォー」を食べる。少し味が薄かった。
ダラダラしゃべって、またブラブラ心斎橋まで戻って、今度はケーキハウスで喋る。気付いたら4時過ぎ。
結局今日は食べて喋ってそれだけで終わった。

面白いミステリーを読みたくて帰りに本屋に寄った。
買いたい本は幾つかあったけど、値段を考えると迷う。
もしかしてと思い、古本屋に行ってみたら、欲しかった新刊がもう並んでるじゃないの〜。
迷わず2冊買う。ヨッ!太っ腹!
でも、ハードカバーを2冊買っても2千円。消費税はなし。
さあ、読むぞ〜!

家に帰って留守録していた「虹のエアポート」をざっと見る。
想像以上に風間さんの出番は多かった。
飛行機のコックピットの中にいる、操縦士じゃない役目の人(よーわかる説明や^^;)の役。
このドラマは全日空が全面協力なんだけど、風間さんの着ていた制服も全日空のものなのかな?
日本航空と全日空、「どっちの制服も似合ってて素敵」☆キラキラ☆

「マイリトルシェフ」私は今日の話が、今のところベストかな。
若い頃の母が、自転車を走らせるシーンにはうるうる(;_;)
 
2002年8月12日(月)

先週映画と舞台を見たので、その感想を。

「メン・イン・ブラック2」
こう暑いと難しいことは考えたくないし、泣ける話も気分じゃない。
気楽に笑える「内容のない映画」が見たくてこの映画を選んだ。
宣伝コピーが「ヤツらはノリで地球を守る」だったと思うけど、映画もノリだけ。
上映時間は短いし、気分転換にはいいかも。
でも、この日は千円だったからいいけど、1800円払ってこの程度の気分転換じゃあなあ。
前作のほうがまだ楽しかったと思う。
もっと笑わせて欲しかった。

「劇評」加藤健一事務所(8/8近鉄小劇場)
ほとんど予備知識なしで観に行った。
チケットを買ったのはカトケン事務所に池田成志初登場という興味から。
タイトルとアイラ・レヴィンの作品ということで「劇評をめぐるサスペンス?」なんて勝手に想像してた。
ところがこれがホームドラマだったんですわ。
チラシをよく読めば出演者に子役がいるし、わかることだったんだけど、最近は芝居に対する意気込みが不足しているので、前もって情報を仕入れるということをしていなかった。
まあでも、サスペンスでもホームドラマでも面白ければそれでいい。
で、この芝居の場合は・・・?

私はもともと翻訳劇は苦手だけど、翻訳劇というだけでダメというわけではなく、日本人が外国人を演じる不自然さを超えて、感動できる芝居もある。
でも今回の舞台は私には合わなかった。舞台を流れる雰囲気がどうにも退屈。
主人公は中年の劇評家。先妻との間に生まれた息子と、2度目の妻との3人で幸せに暮らしていた。
ある日、専業主婦の妻が戯曲を書きあげ、トントン拍子に上演が決まる。
しかし、それはとてもひどい内容の作品だった。
中止になって欲しいという劇評家の願いも空しく、NYで初日を迎える。
妻の作品を認めない劇評家の態度に、夫婦の関係は冷えていた。
妻は演出家に惹かれ、劇評家の最初の妻は復縁を迫ってくる。
さあ、劇評家は正直に妻の作品を批評することが出来るのか?
・・・・・というのが簡単なストーリーだ。
主人公は最初から、妻に芝居を書く才能があるとは思っていない。途中で放り投げてしまった手織りのカーペットと同じく、いつもの気まぐれ、すぐに飽きるさ、ぐらいの気持ちだ。
最初から、どうせダメだろうという先入観を持って妻を見ているところや、内容の良し悪しはともかく、1本の芝居を書き上げた情熱に対する冷淡な態度など、一見優しい夫のようで実はかなり偉そうなヤツである。
でも、妻のほうも、問題ありなんだよね〜。
一生懸命書き上げた初めての作品を、ボロカスに言われて腹立たしく思う気持ちはわかるけど、あの自信たっぷりな態度は「自分を客観的に見られないイヤな女」としか私の目には写らなかった。
どちらにも好感を持てないままで、こういう芝居を見ているのは辛い。
妻は自分の作品が上演されることで、ショービジネス界の厳しさを知るワケではなく、才能のなさを自覚し、もっと自分を磨こうと決意するワケでもない。結局は「わがまま妻の反乱」程度のお話で終わってしまっている。こんな話に私は興味はないなあ。
その芝居が良かったか退屈だったかなんて、最終的には好みの問題で、私がこの芝居を「つまらなかった」と思っても、「いや!すごく面白かった」と感じた人もいるはずだ。
劇評は絶対的なものではない。でも、アメリカでは一部の新聞の劇評が、その芝居の今後を左右するぐらい力を持っているということや、芝居を批評するという作業そのものへの見解が、この芝居の中で語られていないのは物足りなかった。
それを言い出すと単純な話では済まなくなるから、妻の作品を「誰が見ても甘ったるくてひどい作品」ということにしたのかもしれないけどね。
芝居の最初のほうで、妻が結婚して2年になるのに子供が出来ないことを内心気にしているような描写があったり、妻の母親が「女としての役目をはたせていない」と発言するなど、女性に対する保守的な役割分担が、妻にとってはプレッシャーで、「違う面で夫に自分を認めさせよう」と戯曲を書き始めたと、受け取れないこともない。
でも、それならそれでもっと違う描き方があったのでは?
これがジョン・ヒューズやロブ・ライナーあたりが監督したアメリカ映画なら、こまっしゃくれた13歳の少年の目から見た夫婦喧嘩の話として、素直に見られたかもしれない。
アメリカの社会を肌で知っていればわかる部分は多いかもしれないし、もっと楽しめたんだろうと思うけど、やっぱり違和感はぬぐえなかった。

自分がファンだってこともあるんだろうけど、池田成志は他の出演者とは少し雰囲気が異質で、成志がいて私としてはずいぶん助かった。
役はいつもの成志の得意分野で、新鮮味はなかったけど、安心感はあった。
加藤健一も日下由美も上手い役者なのになあ。
こういうアメリカ人の日常を描いた軽い話を日本人が演じるのは一番難しいのでは?
非常に個人的な意見だけど、加藤さんには和物が似合うのに・・・と、見るたびに思う。
 
2002年8月5日(月)

なんで同じジャンルの雑誌はみんな表紙が似てるんだろうか?
今発売中の「ザ・テレビジョン」と「テレビガイド」の表紙は、そろって稲垣吾郎と常盤貴子だ。
ジャニーズのタレントが表紙のときは、必ず2誌ともに同じ人のような気がするけど、ジャニース事務所と雑誌社のあいだに何か協定でも結ばれてるの?
普通は競合他社との商品とは、いっしょにされたくないものじゃないのかな〜?
差別化を図りたいとは思わないんだろうか?
それともあのスタイルでなきゃ、買う人にテレビ雑誌と理解されないの?
昔はテレビガイドとテレビジョンは大きさも違ったし、読者層もはっきり別れていたような気がする。
でも、今はパっと見はほとんど同じだもんね。
定番の雑誌に個性は邪魔なだけ?
どっちが真似してるということではないんだろうけど、つまらないなあと思う。

でもそれは週刊テレビ雑誌だけじゃなくて、女性自身、セブンなどの女性雑誌、情報誌の関西ウォーカーと関西一週間、映画グラビア誌の「ロードショー」と「スクリーン」など、他にもそっくりなレイアウトの表紙はいっぱいある。
細かく内容を見れば違いはわかるんだけど、表紙の印象はみんな似たようなものだ。
これって暗黙の了解ってやつ?
売れてる雑誌を真似ていったらこういう状況になってしまったのか?
どうでもいいっちゃどうでもいいんだけど、こんなに足並み揃えちゃって、デザイナーは情けなくないのかな?

競合する2誌の表紙モデルが同じっていうのはさすがに目立つけど、それ以外のことで、雑誌の表紙についてなんて、あまり考えたことはなかった。
気になるようになったのは、自分でHPを作るようになってからだ。
自分が最初にホームページを作ろうと思ったときに、アクセス数の多いサイトのデザインを真似しようという発想はなかったし、HP開設当時は他にも風間さんのファンサイトはあったけれど、そこと同じことをしようという思いもなかった。
当時のファンサイトにデータのページがあったら、たぶんこの「風の杜」は作っていなかったと思う。
データがないなら私が持っている資料をHPを作って公開しようと思っただけで、最初は掲示板を設置するのはやめようと思ってた。
だからOPENして数日はこのHPに掲示板はなかったんだよね。
自分を表に出すのは苦手だったし、ファンの人とうまく交流できる自信もなかったし。
でも、気が変わって設置してみたら案外面白くて、今に至ってるんだけど。

掲示板やアンケート等のCGIは、同じジャンルのHPとは意地でも同じものは使いたくなかった。
そのHPがイヤだと言うのではなく、せっかく新しく自分がサイトを立ち上げるのだから、すでにあるものと同じものは避けたかっただけ。
競合するHPがあったら、差別化したいと思うのは自然な感情だと思う。
だって、似たようなデザインや内容だったら、作る意味ないもの。
オリジナリティーってとっても大切なものでしょ。
ビールやお菓子等で、デザインが似ているために訴訟になった例はいくつもあったはず。
なのに、なぜ雑誌の表紙はそっくりでもOKなのか?
たかだかHPでもこんなに気を使うのに、堂々とそっくりな雑誌が並んで売られている状況を受け入れられる出版社って不思議。
 
2002年8月2日(金)

昨日PCをリカバリー。
おそるおそる起動したら・・・おおっエラーメッセージが出ない!
良かった〜。まだしばらくはこの牛ちゃん(ゲートウェイだから)と仲良くやっていけそう。
しかし、保存していたデータを元に戻すのは簡単なものの、アウトルックの修正プログラムとか、ウィルスバスターのアップグレードとか、ダウンロードしなきゃならないものが幾つかあって、これで昨日は寝不足。
その前の日は早く寝ようと思ってたのに、NHK−BSでやっていた「BSマンガ夜話」の再放送(ミドリのマキバオー)をついつい最後まで見ちゃって、2日連続の超夜更かしに、今日は朦朧としてた。
「ミドリのマキバオー」って一回も読んだことないけど、マンガ夜話見てたらモーレツに読みたくなってしまったわ(^。^)
PCにはまだ、未インストールソフトが幾つか残ってる。
でも、今は動作が軽いし快調なので、必要になるまでインストールするのはやめようかな。
「筆まめ」なんて、年賀状にしか使ってないもんね。
「マイドキュメント」の中はスッカラカン!なんにもないって気持ちいい(^。^)

今日、マイカルの6割引セールに行った。
スカート、ブラウス、Tシャツ4枚、靴下2足、パンスト、タイツ。
これだけ買って約5000円。一番高かったのはスカート1770円。安かったのは靴下60円。
買い物が終わって外に出たら、駅前の広場で盆踊りをやっていた。
もちろんここいらはみんな河内音頭。
やぐらの上では生歌生演奏で、なかなかいい感じ。
よく聴くと、吉良の仁吉と清水の次郎長の子分・大政を題材にした内容だった。
途中で台詞も入るのだが江戸弁で、河内音頭なのにまるっきり大阪臭さがないのが面白い。
そりゃ、吉良の仁吉の話に河内弁は出てこないけどさ(^。^)
私が子供の頃の近所の盆踊り大会では、オバQ音頭とか、東京音頭でも踊ってた。
音は全部レコードだったなあ。
ウチの近所は8月末が盆踊りで、これに行って同級生の顔を見ると、夏休みは終わりだなあ。宿題やってないよ〜(T_T)と、悲しい気分になったもんだす。
 
2002年7月28日(日)

暑い・・・過酷な暑さ。ここはアフリカか?(;´Д`A ```
もちろんアフリカには行ったことはなし。

先週借りたビデオは無事に全部見てから返せた。
「初恋の来た道」
美しい40年前の農村の風景、善良な人々、町からやってきた若い教師。
教師に恋する純朴で一途な村一番の美少女。
これだけ材料が揃ってりゃ感動するしかないでしょ。
心が洗われるような綺麗な映画だった。
現代の都会を舞台にして同じ話を作ったら、きっとエキセントリックな映画になりそう。
でも、それもちょっと見てみたい。
「あの子を探して」
これも「初恋の来た道」と同じ監督の作品。
借りてから気付いた。
しかし、この映画の主人公は、偉そうだしぶっきらぼうだし自分勝手に物事進めるし、やる気も覇気もないし、ただ硬い意志だけがある可愛げないことこのうえない女の子だったなあ(^_^;)
でも、そんなやる気のない13歳の女の子を、代用教員にしなければならない中国の山村の教育事情をこの映画は物語っている。
最後はめでだしめでたしなんだけど、ちょっと皮肉な目も感じた。
生徒役の子供達はみんなイキイキとした笑顔で良かった(⌒∇⌒)
「ヤンヤン/夏の想い出」
タイトルや台湾映画ということから、ホウシャオシェンの「冬冬(トントン)の夏休み」みたいな映画を想像していたらまったく違っていて、ヤンヤン少年(小学校2〜3年?)と家族の一夏を描いた映画だった。
叔父の結婚式に始まり祖母の葬式で終わるこの映画は、とても淡々と家族の暮らしの断片を切り取っていく。
自分自身に疑問を感じて山にこもる母、出張先で初恋の相手と一緒に思い出をたどる旅をする父、姉(高校生)の初デート、ヤンヤンの初恋。
父の思い出が現在の娘と息子にオーバーラップするシーンが印象深い。
会社の危機や借金、いじめや殺人事件など生臭い現実も描かれているけれど、それはどれも日常生活と同じ単調さで描かれる。
このリズムで約3時間は確かに長いと思うものの、不思議と退屈ではなかった。
人間を見る目が冷静だけど暖かい。このデリケートな感じ、かなり好き。
「ロック・ユー!」
単純明快で面白い!
貴族しか出場できない中世の馬上槍試合に、平民の青年が身分を隠して出場し、チャンピオンになるというお話。
バカ正直な主人公がチャーミング。
いやらしい敵役、仲間たちとの友情も定石なれど、役者に味があっていい。特にポール・ベタニーが気に入った。
中世が舞台の映画なのに、バックに流れる曲はクイーン(^o^)
でも、違和感なくてカっちょええ!
劇場公開時あんまり話題にならなかったと思うけど、思わぬ拾いものだった。

昨日、天保山マーケットプレイスでやっている「なにわ食いしんぼ横丁」に行った。
ショッピングセンターの中に昭和40年代の大阪の下町を再現し、そこに有名店が幾つも店を出していた。
自由軒や北極星は長蛇の列。
しかし私も友達もひねくれものなので、「ミナミに行けば並ばんでも食べれるのに」と横目で通り過ぎ、あまり人が並んでいないたこ焼きとカレーパンを食べた。
そのあとピザも食べたので、さすがに食べすぎで深夜まで胃もたれしてた(^_^;)
日が暮れてから大阪湾をボーっと見ていたら、対岸に花火が幾つも上がっるのが見えた。
かなり大掛かりかつ派手で、何かお祭?と思ったが、よく考えたらUSJの花火だったのかも。
ただで見れて得した気分。

修理に出していたCD−Rは直すのに18000円かかると言われ、結局修理しないで返してもらうことにした。
CD−Rでのバックアップは出来なくなったので、ネットのファイル保管サービスを利用してデータをせっせとアップロード。
ホントは今日、パソコンのリカバリーをしてしまいたかったのに、時間がなくなって今日はヤメ。
明日かあさってにはできるかなあ。
リカバリーで復活してくれたらいいけど、なんだか不安・・・
 
2002年7月22日(月)

昨日近鉄小劇場にPiperの「ホセ中村とギャッフン・ボーイズ〜都合によりホセ中村は出演いたしません」を観に行った。
今、関西では(東京でも?)大忙しの後藤ひろひとの新作だ。
ホセ中村とギャッフンボーイスというのはバンドの名前(コミックバンドじゃないぞ。ハードロックバンド!)で、叔父が残した古い家の相続税500万円を作り出すためにバンドで稼ごうとする女子大生(武内由紀子)が主人公のコメディだ。
伝説のギタリストを演じる山内圭哉は、本当にギターが上手くて、生演奏は迫力があった。
カーテンコールなんて、お客さんも巻き込んで盛り上がって楽しかった〜。
でもな〜、いかんせん話が雑で古臭い(^_^;)
昭和30年代の日活青春映画みたいな匂いがした(^o^)
勝気で現実主義者のマネージャー(ヒロイン)は大昔の和泉雅子って感じかな。
マヌケな敵役や過去あるギタリストや人情話など、定番すぎて今さら誰もやらないストーリー展開はわざと狙ったんだとしても、見ててちょっと気恥ずかしい。、
小ネタの数々はけっこう笑えるけど、1本の芝居として見たら、やっぱり辛口の感想になってしまうんだよね。
ヒロインはバンドのメンバーに対してやたらと偉そうな態度で接するんだけど、それが単に偉そうなだけで、小娘が精一杯つっぱって虚勢を張ってるようないじらしさが感じられない。だから生意気で礼儀知らずの感じ悪い娘に見えてしまう。
この手の話で、ヒロインに好感を持てないと、見てて辛いんだよね〜。
意外だったのが今回初舞台の元パイレーツ・西本はるか。
下手なんだけど、舞台の上でのびのびと楽しそうに演じていて、もしかしたら舞台向きかもしれない。声が大きいのがいい(^o^)
この芝居は石丸謙二郎氏目当てで行ったのに、石丸さん、この役じゃもったいないなあ。
同じPiperなら前作の「ニコラス・マクファーソン」のほうが、石丸さんの役的にもずっと良かったし、芝居自体も面白かった。
Piperを知らない人も多いと思うので、HPにリンクをはっておきます。

Piper公式ホームページ

前に王立劇場(後藤ひろひとの別ユニット)を観に行ったとき、目の前にテレビカメラがあって、すごく邪魔になったのでアンケートに文句を書いたら、なんと吉本から(後藤ひろひとは吉本興業所属。石丸さんも吉本の俳優部)お詫びの手紙とTシャツが送られてきた。
今回私が買った席は後ろのほうだったのに、当日劇場に入ったら、そこがカメラの真後ろになるからということで、少し端だけど前から3列目の席に移動になった。
なんだかカメラの後ろの席ばかりに当たってしまう私である。
でも、結果的には得をしてるんだから、ラッキーなのかも。

今日はビデオで「ハード・エイト」を見た。
「ブギー・ナイツ」「マグノリア」の監督、ポール・トーマス・アンダーソンのデビュー作だ。
主役は元マフィアの老人(というより初老?)フィリップ・ベイカー・ホールだが、これが渋い!オヤジの魅力爆発!
グィネス・パルトロー、サミュエル・L・ジャクソンと大物も出ているものの、小品と言っていいような地味な映画だ。
でも、この雰囲気はかなり好み♪
ジョン・C・ライリー、フィリップ・シーモア・ホフマンと、後のポール・アンダーソン作品でもお馴染みの俳優が登場しているのも楽しい。
6年前の作品なので、こういうのは今見るからこその楽しさだね。
フィリップ・ベイカー・ホールも「マグノリア」でガンに冒された司会者を演じていたと思う。
ラストシーンで見せる主人公のちょっとした仕草(カフスについた血をコートで隠す)がとても印象的だった。
アッサリしているけれど、余韻のあるラストがカッコいいなあと思った。
しかしデビュー作からエイミー・マンの曲を使ってたのね。よっぽど好きなんだろうなあ。
 

2002年7月20日(土)

近畿梅雨明け。
暑いのなんのって、駅前の本屋で立ち読みしてるだけで汗ダラダラ(;´д`)ゞ
朝から蝉がうるさく鳴いて、外に出ると陽射しの強さに一瞬景色が真っ白に見えて、近所の広場には向日葵が咲いてて、あー真夏だなあ。
夜はろくにご飯を食べずにビールで満腹。暑い日のビールは美味しい。
350ミリリットルの缶ビール1本で気持ちよくなっちゃうんだから安上がりだよね。
心配はビールで太ること。
このあと、ダンベルと腹筋で鍛えておかないと後が怖い( ▽|||)

水曜日、映画「マジェスティック」を見た。
例によって粗筋は省略。
途中まではいいなあと思って見てたんだけど、クライマックスで正義を思いっきり謳い上げるものだから、かなり興ざめ。
ローソンという田舎町のたたずまいの美しさや、善良な人々の笑顔の素晴らしさ。悲しみに沈んだ町が、一人の記憶喪失の男に希望を与えられる様子など、素直に感動できたのに・・・・
主人公がハリウッド映画の製作者にうんざりしている設定のはずが、この映画自体がスッポリとハリウッド的な映画作りの法則にハマってしまっている。
なんであんなに臆面もなくベタな盛り上げ方をするかな〜。
含羞という言葉は英語にはないのか?と思ってしまう。
それにレッドパージを題材にしてるんだけど、その扱いが軽すぎると思う。
少し前のアカデミー賞で、映画監督のエリア・カザンが名誉賞を受賞したとき、かなりの出席者がスタンディング・オベーションを拒否して冷ややかに見ていた。
それは、エリア・カザンがレッドパージの対象になったとき、自分が助かりたいために、多くの友人を告発した過去があるからだ。
もう50年前の過去を、今でも許さない人がたくさんいるぐらい、この問題は根が深い。
エリア・カザンのケースだけでなく、他人を国家権力に売り渡すという行為の裏には、きっといろんな葛藤があっただろうと思う。
共産党狩りという、国家ヒステリーのような政策も、単純には割り切れないいろんな要素がからまりあって起こったことなんだろう。
でも、この映画のFBIやレッドパージを進める議員の描き方はあまりにもマンガチック。
こんなにはっきり善と悪に割り切れるもんじゃないと思うんだけど・・・
それは戦争というものに対する表現を見ても思う。
でも、このわかり易さがあるから、ハリウッド映画は全世界で受け入れられるんだろうけどね。
ジム・キャリーの演技は良かったし、なんといってもマーティン・ランドーには泣かされた(T_T)
最後の30分がなければ、かなり高評価だったんだけど・・・
単に記憶喪失の男が田舎町に希望を与えるファンタジーで良かったのでは?そのほうが素直に感動できたと思う。
ヘンに難しい問題を取り上げるから、底の浅さが見えちゃったって感じ。惜しい。

今日と明日、TSUTAYAはビデオレンタルが100円。
早速行って5本借りてきた。
でも、一週間で見れるかな〜。
 
2002年7月15日(月)

PC今のところなんとか動いているけどかなり不安。
どうかCD-Rが戻ってくるまで頑張ってくれ〜。

先週ビデオで「あの頃ペニーレインと」と「ギリーは首ったけ」を見た。
「あの頃ペニーレインと」は大好き。
70年代のロックの匂いと甘酸っぱい青春の匂いがたまらない。
「ギリーに首ったけ」はつまらんかったー!
くだらないのは全然OKなんだけど、笑えないギャグの数々が辛かった・・・

「あの頃ペニーレインと」を見て、無性に70年代のロックが聴きたくなって、図書館に行ったついでにデビッド・ボウイのベスト盤を借りてきた。
グラムロックは子供の頃は、あのビジュアルが気持ち悪くて嫌いだったけど、音は今聴くとカッコいい。
でもあのファッションは今でも、あまり好きじゃないな(^o^)
「あの頃・・・」に登場するバンドはグラム系じゃなくて、もっと正統派のアメリカンロックだ。
役者さんのことを知らないからだと思うけど、まんまロッカーに見えるのが凄いと思う。

TSUTAYAでhiroの「Eternal Place」と元ちとせの「君ヲ想フ」を買う。
中古盤で両方とも300円。
カラオケで歌おうと想ってるのサ。でも予定はないのサ。誰か誘って(^o^)
家に帰って聴いたら元ちとせの歌が思ってたのと違う。
思い出した!あれは「わだつみの木」とかいうんだった!
よく知らないのに買うなよー。
でも、「君ヲ想フ」もかなり良かった。3曲目のアコギがいい感じ。
でも、歌うのは難しそう(^_^;)

台風、来てるらしいけど、今のところ影響はほんのわずか。
近畿地方は深夜に最接近するらしい。
ということは、関東以北の地域は明日の朝から日中にかけてモロ台風にぶつかるってことかな?
通勤通学大変そう。皆さん、気をつけてね。
 
2002年7月10日(水)

今の時間、関東地方は台風で大変みたいだけど、ウチの付近は少し強い雨が降ったぐらいで、ほとんど台風の影響は感じなかった。
どこにも被害が出ないで水不足だけ解消して通り過ぎてくれたらいいけど。

パソコンの調子が悪い。
ときどきガリガリ変な音がするし、デフラグしようとするとエラーが出るし、ネットはやたらと重いし、ワードはすぐフリーズするし・・・
とりあえずデータのバックアップを、と思って外付けのCD−Rを起動しようとしたら動かないよ〜。
もう!こんなときに役立たずだなんて(T_T)
とりあえず明日、CD−Rを電気屋に修理に出して、それから緊急避難用のフロッピーを多めに買ってこよう。
データを移したらウィンドウズを再インストールするつもり。
でも、ガリガリ音が気になるなあ。ハードディスクがいかれてたらどうしようもないもんなァ。
PC買い替えの目安は3年って聞いたけど、ウチのはこの秋で丸3年になる。
今はもうパソのない生活なんて考えられない。でも、年内買い替えはかなりキツイ。
なんとかもうちょっと頑張って。お願い!(-m-)

今日から始まった「マイリトルシェフ」を見た。
画面が綺麗で雰囲気は良かったけど、今日の印象は可もなし不可もなし。
定番といえば定番。安定感はあった。
今回は序章って感じだったから、本格的に面白くなるのは次回からかな。
脚本と演出が同じ人って、テレビドラマでは珍しいよね。それだけ内容にこだわりを持っているのかもしれない。
風間さんは今日はそこそこ出番が多かったけど、今後に不安を残す役ではあるね。
風間さんのいでたちを見て、地方の喫茶店のマスターか、ファンシー系ペンションのオーナーかと思った(^。^)
でも、現実の喫茶店のマスターやペンションのオーナーがどんなのかはしらんけど(^_^;)

月曜にチラっと「濱マイク」を見たら、憂歌団の木村さんが出ていて驚いた。
相変わらずいい味の人だ。
2回ライブに行ったことがあるけど、「木村のアホー」とヤジが飛ぶと「アホにアホ言うヤツのほうがアホじゃ〜」と言い返していた(^o^)
 
2002年7月7日(日)

渡辺えり子率いる宇宙堂の「詩のしの詩」(しのしのうた)を近鉄小劇場に観に行った。
結婚式の当日に花婿に逃げられた姉(片桐はいり)と、花婿と貯金を盗んで逃げた妹(寺島しのぶ)が、東京の小さな貸し農園で10年ぶりに再会する。これが物語の始まりだ。
命を育む農園を舞台に、今も一人の姉、農薬の影響で子供を作れない身体の男性−逃げた花婿−(篠井英介)、実は女でも男でもない(ということは半陰陽?)妹、子供を亡くした夫婦(渡辺えり子と深沢敦)等、心に傷を負った人たちの姿が描かれていた。
農薬の被害や有機農業についても語られ、最後は貸し農園は道路を通すために潰される。
こう書くと、社会派の芝居のようだけれど、そこは渡辺えり子の世界。
星降る夜の棚田に写る月や、農民の詩や、今は亡き人の気配などを、歌や踊りに乗せて、幻想的に描写していく。
人によって好き嫌いはあるだろうけど、私はこういう世界にとっても弱い。ことさら泣かせる場面などないはずなのに、後半ずっと涙目で見てた。
琴線に触れるってこういうことを言うんだなと思う。
高野文子の漫画「絶対安全剃刀」を読んだときのような、ジワジワと広がる切なさだった。言葉が見つからなくて、説明できないのがもどかしい、そういう類の感動だ。
渡辺えり子って肝っ玉母さんみたいなイメージで見られてるかもしれないけど、実はとっても透明で少女っぽい感性を持った人だと思う。
人物描写や設定など、描写不足で物足りない思いもある。
寺島しのぶは好きな女優だけど、この役には合っていなかったような気もした。
でも、この懐かしいような空気に触れられて、観て良かったなあと思った。
明日の7時からまた近鉄小劇場で公演がある。
カーテンコールのときにえり子さんが言ってたけど、チケット売れてないらしい(^_^;)
今日も後ろの方、かなり空席があったようだ。
このメンバーでもったいないよ〜。迷ってる人がいたら、観て欲しいな。篠井さんはやっぱりイイ♪

久しぶりに最前列で芝居を観た。
あまりに近くてドキドキした。このドキドキ感、ちょっと新鮮(^。^)

夜、シアターテレビジョンで録画しがてらちょっとだけ見るつもりだった大人計画の「春子ブックセンター」
引き込まれて結局最後まで見てしまった。
幻の漫才トリオ「春子ブックセンター」再結成をめぐるお話。
宮藤官九郎の作・演出・出演。松尾スズキいわく「下品な三谷幸喜」(^。^)
いつもの松尾スズキ作・演出のときのような底意地の悪い居心地の悪さはなく、ちょっと過激な芸人ものって印象。
今回演技に専念している松尾サン、存在だけで十分、邪悪な雰囲気(^。^)
面白かった。やっぱり劇場で観たかった!

どちらのファンからも「えー!?」って声が聞こえてきそうだけど、阿部サダヲの演技を見るたびに、昔の風間さんにちょっと似てるなあと思う。
顔もだけど(いや、ホントに似てるってば)、前に「マシーン日記」でのキレた演技を見たとき、つか事務所時代の風間さんを思い出した。
テンションが上がると声が甲高くなるのも共通してるかな。

朝、PCを起動したらマウスが動かずアセった。
安いマウスを買いおそるおそるつないだら、ちゃんと動いた。
どうやらマウスがイカれてたようだ。
散々落っことしたり、乱暴に扱ってたからなあ。
今までどうもありがとう、マウスちゃん。成仏してくれよ・・・と念じながら燃えないゴミの箱に捨てた。 Ωヾ(-"-;)南無南無。。。。(最後の2行うそ)
 
2002年7月4日(木)

昨日見た「熱海殺人事件〜モンテカルロ・イリュージョン」の感想を書く。
4年前の再演は観ていないので、私にとっては8年ぶりの阿部寛版・木村伝兵衛だった。
初演のときは、見ているこっちの肩が凝るぐらいガチガチだったけど、さすがに8年を経た昨日は余裕を感じさせる演技で、ナルシスト伝兵衛の壊れっぷりを楽しませてもらった。
クライマックスのアイコの告白は、泣けた〜。
この泥臭さ、このセンチメンタリズム、つか芝居の醍醐味はこの泣き節だよね。
ただ、昔の「定本熱海殺人事件」は、これ以上ないぐらいに完成度の高い作品だったと思う。
役者が変り新しい木村伝兵衛が生まれるたびに、「熱海殺人事件」も生まれ変わり、もとは貧しい地方出身者の「悲しく切ない東京物語」だった芝居が、だんだん部長刑事の過去や裏側にスポットが当たるようになってきた。
新しい役者を得て新しい物語が生まれること自体はいいんだけど、いつも違和感を感じてしまう。
たぶん、以前の進行が頭にこびりついているせいで、ふくらませた部分が脱線としか感じられないんだろうと思う。
定本からもう20年以上たってるんだから、いい加減まっさらな状態で受け止めたいと思うのだけれど、どうしても比べてしまうんだよね。
それだけ以前の作品に愛着を感じているということなんだけど・・・

この物語の基本は、一人の若者が、どんないきさつで恋人を殺したのか。
それを異常にテンションの高い刑事が取り調べていくというものだ。
以前は犯人・大山金太郎と殺されるアイコは、中学を卒業して集団就職で九州から上京してきたという、初演の1974年当時にはまだリアリティのある設定だった。
つか芝居の根底にはいつも差別問題が流れていて、これがだんだん過激になってきてる。
差別とか貧しさに対するリアリティが、どんどん希薄になってる今の時代に、そこまでやるか?!と思うほどの設定をもってくるのはあえてやってるんだと思うけど、時々見ていて引いてしまう。
今回は、部長刑事自身がゲイという差別される側にたっていて、大山の惨めさは「冷遇されるオリンピックの補欠」だということぐらい。
でも、「俺ら補欠はクズ扱い」と必死に主張していても、「補欠にも選ばれない人もいるやん」と思ってしまって、どうしてもノレない。
アイコの方は砲丸投げに青春を賭けた一人の女性の切ないストーリーで感情移入できるのに、最近のつかさんはすぐ「使い物にならなくなった女子選手を集めた売春宿」とかを登場させるんだよね。
そういうのがあると、一気に「嘘っぽい」と醒めちゃうのに。
それと、以前の「熱海」なら、水野婦警と大山が捜査室で事件を再現するという流れが、とても自然で、わかりやすかった。
でも、寄り道だらけの今回の流れで、取調べの進行状況がちゃんとお客さんに伝わったんだろうか?

しかしこの人たち、いったい年幾つだよ。
大山金太郎の年齢は「19と書いてありますが」と台詞にあるのに、どう考えても30代後半だよね。
だってロサンゼルスオリンピックの補欠選手だったんから。
つかさん、未だにオリンピックといえばモスクワかロサンゼルスなんだよね〜。
国体といえば「和歌山国体」と同じで、語感が好きなんだろうか?

どんなに内容が変っても、オープニングの「白鳥の湖」、部長が大山を花束で叩きのめす場面の「パピヨン」、そのあとに続くチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」そしてラスト、エルビス・プレスリーの「レット・イット・ビー・ミー」は70年代から不変なんだよね。
よっぽど思い入れが強いのかな? 私もこの曲は変えて欲しくないな。
大滝詠一のあとに長渕剛で、その後にあがた森魚の「赤色エレジー」が大音量で鳴り渡るというものすごい選曲はつかさんならではだなあと思った(^。^)

北区の劇団員を出さなきゃならないのはわかるけど、やっぱりいらんやろ、二丁目のオカマさんたちや、伝兵衛の弟は。
と言いつつ、オカマさん3人が演じる「三人姉妹」(そう、チェーホフのあれ)の最後の台詞には、意外にも感動した。
なんか、情熱1本!で、がぶり寄られた感じ。

「モンテ」初演のときは、昔の熱海とはまったくの別物として、けっこう楽しんで見られたような記憶がある。
でも、今回「うーん・・・」と眉間にシワをよせて考え込んで家路についたのはどういうワケだ?
自分が年をとったせいか、それとも役者の違いかな〜?
初演のメンバーは阿部寛、平栗あつみ、山崎銀之丞、山本亨。
今回は阿部寛、内田有紀、春田純一、小川岳男。
このメンバーも、決して悪くはないんだけど・・・
あと、シアタードラマシティーは広いなあ。
前は近鉄小劇場で見た(それも前から2列目)せいか、今回、舞台左右の空間がスカスカしていて気になった。
「熱海」はどんなに内容が変っても、紀伊国屋クラスの劇場で上演するのが一番似合ってるような気がする。

大阪でも劇場ロビーでつか芝居の写真展をやっていた。
行きは開演時間ギリギリだったので、帰りにじっくりと見たが、他に見ている人は誰もいなかった。なぜ???
風間さんの写真は「熱海殺人事件」と「広島に原爆を落とす日」のときのものが展示されていた。
やっぱり旧つか事務所の人たちの写真ばかりを熱心に見てしまう。
今回の芝居には「私の青春を返して」という台詞が何度も登場するけれど、私にとって旧つか事務所は青春そのものだったんだから、やっぱり特別な思いがある。
どんなに時が流れても、私にとっては20年前の熱海がベストなんだろうなあ。これってつかさんに対して失礼?

目くじら立てるほどのことじゃないけど、私の席の隣と後ろの人たちが、些細なことでバカ受けして、手を叩いて笑ってたのがうるさかった。
もうホント、なんでココで笑うの?っていうようなとこで、内輪でウケてるの、なんで?
演劇関係者?それとも毎回見てるファン?
ものすごく耳障りだったんですけど(`×´)
 
2002年7月3日(水)

3日前にジョン・コラピントの「著者略歴」(about the author)読了。
わかりやすくて面白い。読み始めたら止まらない。
ただラストの甘さは私好みではないな。
ドリームワークスで映画化されるらしい。

今日、北区つかこうへい劇団の「熱海殺人事件〜モンテカルロ・イリュージョン」を観た。
感想はまた今度。
 

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