いよいよ「風のなごり」の初日が近付いてきました。
昨年の「居残り佐平次」とはガラリと趣を変えて、今年はやるせない大人のラブストーリーだそうです。
原作のないオリジナル作品なので物語の詳細はわかっていませんが、新内流し、三味線、胡弓、風の盆…と、発表された情報を断片的に並べてみると、どうやらしっとりとした日本情緒あふれる舞台になりそう。
懐かしい昭和30年代の暮らしや風景が注目されている今、昭和35年の富山県八尾が舞台となっていることも、興味深いです。
たとえ貧しくても、明るい未来を信じて日本人が生きられた時代。
風間さんの出演作品でいえば、「黒い花びら」とほぼ同じ頃のお話ですね。
赤坂の料亭の跡取り息子で新内の名手。店はつぶれて今はなく、踊り子のマネージャーとして地方を回る日々。
地方巡業といえば聞こえはいいが、実は借金取りから逃げ回っている…
これが今回の風間さんの役どころだそうです。
情けない男なのに不思議と憎めない、愛さずにはいられない。そんなキャラクターを得意としてきた風間さんですが、長い舞台のキャリアの中で正統派の恋愛モノは意外と少ないのではないでしょうか?
今回は、最初から風間さんを想定して脚本が書かれたのだと思います。となると、50歳を過ぎた今なお母性本能をくすぐり続ける(^。^)風間さんの魅力全開のお話を期待してしまうのですが、期待通りかどうかは舞台を観てのお楽しみということですね(^_^)
多岐川裕美さんと匠ひびきさん、とっても綺麗で魅力的なお二人を相手にどんな恋愛模様が展開されるのか、考えただけでドキドキです!
人間国宝・新内仲三郎さんの哀切な新内に乗せて、大人の男女の心の機微をたっぷりと見せてくれそうな今度の舞台では、久しぶりに二枚目の風間さんを堪能できそうなのも嬉しいところです。
舞台を観てひたりましょう、皆さん!そして語り合いましょう!
というワケで…
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「ネタバレあり」と最初に書いてくだされば、ネタばれもOKですよ!
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