こんなん見てきました舞台篇1981〜1982 |
1981年 |
![]() 作・演出:竹内銃一郎 出演:木場克己(勝己) 小出修士 森川隆一 |
三人の男がガラスを運びながら会話を繰り返す一種の不条理劇だったと思います。 当時のチラシには「爆笑の舞台!」と書かれていましたが、それほど笑った記憶はありません。かといってつまらないワケでもなく、こういう雰囲気の舞台を観たのは初めてで、少しとまどったような覚えがあります。 岸田戯曲賞受賞作。 |
![]() 作:つかこうへい 演出:枯暮修 出演:枯暮修 猪上秀徳 白石恭子 立石尚友 |
大阪芸大演劇科の卒業公演で「熱海殺人事件」を上演したところ、たいへん好評で、ついにオレンジルームでも上演決定!ということだったと思うのですが・・・。私も情報誌でその評判を読み、観に行く気になりました。 チラシには「これにて解散」と書いてあったはず。当時はまだプロになることは考えていなかったということでしょうか? つか事務所以外が演じる「熱海」を観るのは初めてでしたが、とてもテンポよく軽やかで面白かったです。 本家では「足利連続殺人事件」だったのが、この舞台では「御堂筋連続駐車違反」に台詞が変わっていたのが私にはすごくツボで大笑いしたことを、今でもミョーによく憶えています。 |
![]() 作・演出:深水龍作 出演:深水三章 中西良太 河西健二 中村好男 堀勉 樋口達馬 オバリー佐藤 |
刑務所が舞台のロック・ミュージカル。最後、出演者たちが檻の中に閉じ込められるような演出だけを憶えています。終演後、お楽しみ抽選会がありました。中西良太のバッシュが景品だったような・・・? ミスタースリムはアイドル的な劇団だったんですよね。 |
![]() 作:つかこうへい 演出:大輪一博 |
第2劇場は大阪大学の劇団だったのでは?と記憶しているのですが、ちょっと定かではありません。現在もまだ活動中だと思います。 なかなか初期のつか戯曲を観る機会がなかったので、観に行ってみましたが、戯曲をそのまま演じているという印象でした。 |
![]() 作・演出:つかこうへい 出演:根岸季衣 田中邦衛 加藤健一 平田満 石丸健二郎 長谷川康夫 |
盛りをすぎたストリッパー明美と、惨めで卑屈にヒモ道を全うしようとするシゲの、おかしくも哀しい愛情物語。 自ら惨めに生きることを選ぶシゲと、口は悪いけれどやさしくたくましい明美の会話は、とても心に染みました。角替和枝と酒井敏也演じる「まこととミドリ」もいい!シゲと三人で、外(勤め人)の世界に出たときのリハーサルをするシーンは泣けました〜(T_T) 「アカが降ります!」の台詞が忘れられません。 加藤健一の潔癖症の支配人の演技も凄かった!完全に目がイってました(笑) 最初のシーンは、シゲとこれからアメリカに留学する娘の会話なのですが、毎日ホールが広いということもあり、娘(生駒直子・・・今のつかこうへいの奥さんです)の台詞があまりよく聞き取れませんでした。すると客席から「声が聞こえない!」と相次いで大声が・・・!そういえば東京で観た前年の「熱海」でも、部長刑事の差別的な台詞に非難のヤジが飛んでいました。当時、つか事務所は社会現象といっていいぐらいブームでしたから、好意的な観客だけでなく、隙あれば批判してやろうという観客も混じっていたのでしょう。コンサートでも、客席から「ナンセンス!」などとヤジがとんだ時代があったと話では聞きますが、今では考えられないですね。まだ演劇に70年代的な気分が残っていたということでしょうか? 今の客席は最初から好意的な雰囲気で和気あいあいとしていることが多いですが、この頃が、舞台と客席の間に緊張感がただよっていた最後の時代だったのかもしれません。 |
![]() 作・演出:唐十郎 出演:唐十郎 李礼仙(麗仙) |
ある場所から見ると1本に見え、別の場所からだと4本に見える・・・というお化け煙突をモチーフにしたお話だったと思うのですが、内容はほとんど記憶にありません。 この公演は、当時働いていた会社から10分ほどのところで行なわれ、せっかく状況がこんな近くにテントを張ったのだから・・・と、同僚と会社帰りに当日券で観ました。 でも、観に行く前に森ノ宮駅前の喫茶店でオムライスを食べたことしか憶えていません。情けなー。 |
![]() 作:コリン・ヒギンズ 脚色:ジャン・クロード・カリエール 演出:加藤新吉 出演:長岡輝子 今井耕二 |
私にとっては初の文学座。この舞台と同じ原作の映画「少年は虹を渡る」が大好きだったので、一度舞台版も観てみたいと思っていました。 コリン・ヒギンズが書いた小説を、フランスの名優ジャン=ルイ・バローが自分の妻の女優マドレーヌ・ルノーに演じさせるために、ジャン・クロード・カリエールに脚色させたのがこの舞台の始まりだそうです。 自殺を繰り返す少年と、80歳の老女の恋物語。私はもともと少年が主人公の映画に弱いせいか、この映画でも泣いちまったのでありますが、舞台はどういうワケだか全然ダメでした。映画にあった瑞々しさ、切なさがまったく感じられなくてガッカリしたことを憶えています。 それまで抽象的な舞台装置の作品ばかり見ていたせいか、この舞台の写実的なところが逆に嘘っぽく感じられて仕方がありませんでした。例えば電話が鳴って受話器を取る。つか芝居なら電話もなければベルも鳴りません。それでも役者の手の中に受話器は確かに見えたし、ベルの音も聞こえました。でもこの舞台では本物の受話器がおもちゃに見えてしまい、どうしても舞台の世界に入っていけませんでした。目に見える小道具よりも、想像力のほうが時にはリアルなんだなと、初めての新劇の老舗劇団を観ながら、ボンヤリとそんなことを考えたのでした。 |
![]() 作:サミュエル・ベケット 演出:早野寿郎 出演:星セント・ルイス 坂本長利 |
ゴドー待ちは一度は見とくべきかな・・・と、お勉強のつもりで行ったような気がします。 「田園調布に家が建つ!」で一世を風靡した漫才コンビのセント・ルイスですが、この頃人気的にはどうだったのか、もうあまり憶えていません。なんせゴドーを観たのは初めてだったので、他と比べようがなく、このキャストが生かされていた舞台だったのかどうかも、わかりませんでした。 ただ、観ていてそれほど斬新な印象は持たなかったと思います。退屈ではなかったけれど、面白いとも思いませんでした。 |
![]() 作:斎藤憐 演出:串田和美 出演:吉田日出子 藤川延也(串田和美) 笹野高史 余貴美子 中村方隆 |
1979年自由劇場で初演され大評判になった「上海バンスキング」の大阪初公演。私はよく知らなかったのだけど、友達に誘われて観に行ったら、あまりに良くて大感動してしまいました。 エキゾチックな上海の街、心躍るジャズ、戦争の暗い影、日本人と中国人の恋、そして楽しい日々との別れ・・・よく出来た物語を役者さんたち自身が演奏するジャズが更に盛り上げて、観客の気持ちも熱く盛り上がった名舞台だったと思います。 舞台の興奮もさめやらぬ終演直後、今まで舞台に立っていた役者さんたちがロビーで生演奏を行い観客を送り出すという粋な趣向でしたが、あまりに楽しくてなかなかその場を動けませんでした。 私が体験したわけではないけれど、この大阪公演を観た帰りの観客で満員の地下鉄車内で「ウェルカム上海」の大合唱が起こったという逸話(伝説?)もあります。 影響されやすい私はこの舞台を観て昭和初期のジャズにハマり、この舞台のサントラはもちろん、川畑文子など昔のジャズソングばかりを集めた全集を借りて(買わないところがセコい!)繰り返し繰り返し聴きました。 友達との間で吉田日出子の真似も流行ったな〜。「香港、シンガポール、ボンベイ、カイロ、マルセーユ!」 テレビで見た清水ミチコの吉田日出子の物まねはものすごく似てました。 |
![]() 作:バリー・コリンズ 演出:大杉祐 出演:加藤健一 |
今なお演じ続けられている加藤健一のライフワーク「審判」の大阪初演。狭いオレンジルームの桟敷席に、これでもかと観客が詰め込まれ、体育座りで観た2時間半。凄惨な話だと聞いて覚悟していましたが、観終わったあとに、それほど疲労感も不快感も残りませんでした。 極限に追い込まれた人間が「生きる」ことを選択したときの、一種神々しいようなドラマを一人で演じる姿に、つか事務所でお馴染みの加藤さんとはまた違う、役者としての新しい顔を見たような気がしました。 カーテンコールの時の、加藤さんの緊張感で張り詰めたような、ピリピリした雰囲気が今も印象に残っています。 |
![]() 作・演出:松原敏春 出演:佐藤B作 花王おさむ 石井喧一 市川勇 坂本あきら 佐渡稔 |
ほとんど何も憶えていない・・・(^_^;) いや、見終わったあとの「楽しかった」という記憶だけはあるんですが、内容はほとんど忘れています。男たちの友情物語だったような気も・・・。山下達郎の「サイレント・イヴ」が印象的に使われてたのはこの芝居だったかな〜? |
![]() 作・演出:佐藤信 出演:新井純 斎藤晴彦 服部良次 |
観に行こうかどうしようか迷っていたのですが、誘われたので当日券で行くことにしました。ところがテントの前で待てど暮らせど相手は来ない!電話してみたら残業で行けないとのこと。そっちから誘っておいてそれはないやろ〜と、かなりプンプン気分で観た芝居でした(^_^;) 携帯電話のある今ならこんなことはないんでしょうね。 肝心の内容ですが、これもまったく憶えていません。なんだかこんなのばかりですよね(^_^;) 劇中歌の「夜、夜と、夜の、夜」という部分だけは今も歌えますが。 |
![]() 作:北村想 演出:流山児祥 藤村民雄 出演:流山児祥 新白石 塩野谷正幸 小川亜佐美 火田詮子 |
自ら最後のアングラを名乗る流山児祥ひきいる第二次・演劇団の旗揚げ公演。「寿歌」で注目を浴びた北村想の書き下ろしだったと思います。 細かい内容は忘れてしまいましたが、幻想的な物語がスピーディーに展開する芝居で、面白かった記憶があります。当時、演劇団が出していたフリーペーパー(新聞)には、「虚構の市街戦の演劇」「天文学と探偵小説が邂逅する美的恐怖的神秘的冒険物語」などと書かれています。チラシには「豆腐列島を撃つ!」とも。1999年に上演された鐘下辰男作の「絶対零度」のチラシにも「豆腐列島を撃つ!」と書かれていて、久しぶりに演劇団のチラシを見たときに、昔も今も日本は変わらず豆腐列島なのねと、そのアングラ演劇的な物言いの変わらなさに、なんとも嬉しいような妙な気分になったのでした。 |
![]() 作・演出:岩松了 出演:柄本明 柳原ハルヲ(ベンガル) 綾田俊樹 高田純次 小形雄二 田岡美也子 |
テレビ「笑ってる場合ですよ」でお茶の間にもお馴染みになった東京乾電池、初の大阪公演。内容はまったく憶えていませんが、ヴォードヴィルショーのわかりやすい笑いとは違って、座長のキャラクターのせいか、ずいぶんねじれた感じの笑いだなあと思いました。 乾電池の舞台で一番印象的だったのは、田岡美也子のアングラばばあ(笑) レオタードで白石加代子の真似をする姿はキョーレツでした。ババアと言っても今思えば、田岡さんもまだ若かったはずなのに(^。^) |
![]() 作・演出:つかこうへい 出演:石丸健二郎 岡本麗 酒井敏也 大八木美幸 長谷川康夫 |
なぜか関西公演は、ここ、大津でしか行なわれなかったんですよね。家から2時間半はかかったと思います。 でも2時間半かけて行って良かった!とても好きな芝居です。 しがない旅回りの一座の座長と、男と駆け落ちを繰り返す座長の女房。女房を寝盗られるたびになぜか座長はイキイキとハリキリだします。この二人の屈折した関係と、一座の出し物である「寝盗られ宗介」が交互に演じられる舞台構造になっていました。 いつものつか芝居の、自ら傷つくことでしか愛情や存在を実感できない男の可笑しさ、哀しさに加えて、劇中で演じられる物語もまた、自ら卑しい場所に身を沈めながら、愛しい女房を歌舞伎役者と添い遂げさせたいと願う男の、壮絶な愛情物語であり、二重に楽しめる舞台でした。また劇中劇は江戸時代が舞台。それも登場人物は歌舞伎役者や芸者です。普段のつか芝居ではなかなか聞けない粋な台詞でいっぱいでした。歌謡ショーのシーンも楽しかったです。石丸謙二郎お得意の(?)女装もファンには嬉しかった(笑) 酒井敏也&大八木美幸(現夫婦)の、若いカップル(ジミーとすず子)も可愛かったな〜。生意気な言い方ですが、酒井さんはこの舞台でずいぶん成長されたのでは?と思います。 最後の座長の長台詞、まさしくつか芝居の醍醐味でした。「発荷峠に雪が降ったらもう越えられないんだぞ。今しかねえんだぞ。十和田湖は燃えてるんだぞ。二度と八甲田は越えられねえんだぜ。出て来やがれ!」 くー!しびれる〜!! |
![]() 作・演出:徳田興人 出演:紅萬子 |
紅萬子(「甘辛しゃん」にお手伝いさん役で出てました)は、この当時、大阪の小劇場を代表する女優だったと思います。友達がこの劇団の前作を観て気に入ったらしく、誘われて観に行きました。 内容は憶えていないです。芝居の途中で紅さんが客席に降りてきて、客いじりみたいなことをされていたのを、かすかに憶えている程度で。可もなく不可もなし、という印象だったと思います。 |
![]() 作:エウリピデス 潤色:大岡信 演出:鈴木忠志 出演:白石加代子 蔦森皓祐 高橋洋子 |
八尾西武ホールはウチのすぐ近所。今はまったく演劇の公演は行なっていませんが、この頃は天井桟敷も来たし(残念ながら未見)、けっこういろいろやっていました。 早稲小が八尾西武に!それは見逃せない!と思い観に行きましたが、まずギリシャ悲劇についての知識が皆無。歴史的背景もまったく知らないうえに興味もありませんでした。今観るときっとまた違う感想があるのでしょうが、当時はまったくわからん!というのが正直な感想でした。ラストシーンで欧陽菲菲の歌が流れたことだけが強く印象に残っています。 |
1982年 |
![]() 作・演出:つかこうへい 出演:根岸季衣 柄本明 風間杜夫 平田満 石丸謙二郎 萩原流行 |
当初は12月に芦屋ルナホールで2日間の公演だったはずが、なぜか延期になったうえに1日間に短縮され場所も毎日ホールに変更になりました。ルナホールは友達のジャズダンスの発表会を観に行ったことがあり、家からは遠いけれど毎日ホールよりはこじんまりとしていて好きな劇場だったので、残念でした。 さて、風間杜夫初の銀ちゃん。詳しいデータと感想はココに書いてありますが、加藤銀ちゃんから風間さんに変わっただけで、まるっきり違うシーンになっていたのが面白かったです。 マチネとソワレの両方観たのですが、風間さんの台詞が昼と夜とで変わっていました。昼は「ミネうちだ!切れてない」だったのが、夜は「切れてない!刀が折れた!」だったと思います。でも、ちょっと自信なし(^_^;) |
![]() 作:アントン・チェーホフ 演出:岩村久雄 出演:松下砂稚子 新橋耐子 田中裕子 龍岡晋 北村和夫 |
確かこの頃チェーホフブームで、いろんな劇団が上演していました。でも、その後もチェーホフはいつもどこかで上演されているような気もしますが・・・。 田中裕子が観たくて行った芝居です。当時、一番注目されていた女優さんだったと思います。映画で観て上手いな〜と思っていましたが、舞台で観てもやっぱり上手かった!もっと舞台で活躍してもいい人だと思うのですが、ご本人はあんまりやる気がないのかなー。 内容はピンとこなかったというのが正直なところです。ロシアの貴族のことなんか知るかーい!という気持ちでしたね〜。当時の私にとっては何の接点もない世界だと思ってましたし、台詞の言い回しなどにも違和感がありました。何だか大仰に見えて、好きなスタイルではなかったです。 |
![]() 原作:ケン・キージー 脚色:デール・ワッサーマン 演出:浅利慶太 出演:日下武史 三田和代 松宮五郎 |
初めての劇団四季。この頃はまだ「キャッツ」の前で、すでにミュージカルで定評はあったと思いますが、ミュージカル劇団というよりも、新劇のイメージの方が私には強かったです。 観て良かったと思った記憶はあります。患者を演じる役者さんたちも、三田和代の婦長も見応えありました。 ただ、よく出来た芝居ではありましたが、強烈に惹かれるものはなかったです。 |
![]() 作・演出:秋山シュン太郎 出演:秋山シュン太郎 奥田喜子 当麻英始 山田交作 |
シュン太郎劇団は、大阪教育大学の学生劇団が母体だったと思うのですが、記憶違いかも・・・? つか芝居が大好きな秋山シュン太郎が、つか的な世界をオリジナルで表現した作品でした。つか芝居のパロディではなく、オマージュと言ったほうがふさわしい舞台だったと思います。 下町のボクシングジムを舞台した、ダメな中年男と若者のお話だったと思うのですが、これも記憶はもうおぼろげ・・・。でも、感動した憶えはあります。単なるつか芝居の真似ではなく、つか的なドラマツルギーを自分のものにし消化した作品だと、演劇雑誌で褒められていたのを読んだような気がします。 第一回オレンジルーム演劇祭参加作品。他に参加した劇団は、新感線(「広島に原爆を落とす日」主演:筧利夫&藤吉久美子)、そとばこまち(「受験編・明日に向かってすべれ!」演出:辰巳琢郎)、第二劇場(「糞氏物語」)でした。 |
![]() 作・演出:つかこうへい 出演:風間杜夫 平田満 加藤健一 岡本麗 酒井敏也 大八木美幸 |
この時は想像もしていませんでしたが、旧つか事務所最後の「熱海」となりました。前売り発売時には、京都だけでなく大阪公演もあるという情報が流れていて少し迷ったのですが、万が一なかったら困るので、京都のチケットを買うことにしました。結局、大阪公演は幻に終わり、京都を買っていて本当に良かった! 「熱海」の詳しいデータと感想はココにあります。 最初に観たときはガチガチに力が入った印象でしたが、観るたびに風間伝兵衛は柔軟になっていき、この頃にはもうすっかりリラックスして演じているように見えました。角替和枝の片桐婦警は見ていないので、井上加奈子版と比べて・・・ということですが、岡本版の婦警は、ちょっとキツめの大人の女性という印象。「部長!ぬかみそつかりました!」と登場する井上さん、好きだったな〜。でも馬に乗って登場(という設定)の岡本さんも良かったです。 酒井敏也と大八木美幸はバレリーナの格好でワンシーンだけに登場。東京公演ではこの役は、石丸謙二郎と萩原流行だったそうです。「台詞くれよー」とひとこと言って笑いを取っていたとか。京都では酒井さんが「台詞くだしゃい」と例の気弱そうな口調でポソリと言い、加藤さんが「なんなんだ、お前たちは!」と返す流れでしたが、後ろで風間さんが本気で笑いをこらえていました(^o^) |
![]() 作:ハーニック&ボック 演出:篠崎光正 出演:伊藤蘭 寺泉哲章(憲) 市村俊幸 室町あかね |
当時、夢の遊眠社への客演で、舞台女優としても注目されていた伊藤蘭主演のミュージカル。「屋根の上のバイオリン弾き」で有名なハーニック&ボックの三話オムニバス形式の作品。1966年ブロードウェイ初演だそうです。アダムとイヴの時代、専制君主の大昔、そして現代と時代背景の違う三つの物語。そのすべてのヒロインを蘭ちゃんが演じ、歌っていました。 最後の作品が一番良かったような記憶はあるのですが、あまり印象に残る舞台ではありませんでした。 中学時代キャンディーズの歌は好きでよく歌っていたけれど、なぜこの舞台を観に行く気になったのか、今では思い出せません。誘われたからかな〜? |
![]() 原案:マイケル・ベネット 演出:浅利慶太 出演:浜畑憲吉 飯野おさみ 市村正親 久野綾希子 |
ブロードウェイでの評判は、特にミュージカルに詳しいワケではない私ですら、雑誌などで読んで知っていました。その「コーラスライン」を四季が上演するなら、とりあえずチェックでしょ。と、ダンス好きの友人と観にいきました。ダンサー一人一人が抱える悩みや問題を、演出家がオーディションをする中で吐き出させていきます。殻をやぶってダンサーの内面を剥き出しにしようとする演出家。そして他のダンサーたちとの競争。オーディションを舞台にした濃い人間ドラマでした。 観終わったときに充実感はありましたが、やはり日本人がアメリカ人を演じるということには違和感が・・・。国に関係のない普遍的な問題もあるのですが、やはりアメリカで生きていないとわからないこともあるのでは?という思いは拭えませんでした。 |
![]() 作:演出:松原敏春 出演:佐藤B作 坂本あきら 佐渡稔 花王おさむ 市川勇 |
この頃のヴォードヴィルショーは、楽しかったという記憶はあるものの、何が何やらさっぱり憶えていません(^_^;) この芝居ってどんな内容だったのでしょうか?詳しく憶えている方、情報求む!>おいおい |
![]() 作・演出:つかこうへい 出演:平田満 長谷川康夫 石丸謙二郎 萩原流行 重松収 高野嗣郎 |
平田満の相手役が風間杜夫から長谷川康夫にバトンタッチされた「新版・いつも心に太陽を」 オープニングの曲が「喝采」から「ダンシング・オールナイト」に変わり、力士に扮した高野嗣郎の熱い台詞から始まったこの舞台、んー、やっぱり長谷川さんには申し訳ありませんが、風間さんじゃなきゃダメ!と改めて思わされました。「美少年モリー」から「カル可愛い康夫ちゃん」へ。長谷川さんも上手い役者だったと思いますが、ムチャクチャやっても性悪でも、それでも愛さずにはいられないような、いい意味での「媚び」って言うんでしょうか?長谷川さんにはそれがありません。こちらの心にスルリと入ってくるような甘え上手なキャラクターではないんですよね。「飛龍伝」の山崎はとても合っていたと思いますが、この役は風間さんの印象が強すぎたこともあり、物足りない思いが残る舞台でした。 17年後に長谷川さんは、この作品を原作にした連続ドラマに脚本家として参加することになります。どういう思いであのドラマを書いたのか、聞いてみたいけど、なんだか怖くて聞けないような気もします・・・(^_^;) |
![]() 作:つかこうへい 演出:いのうえひでのり 出演:白石恭子 枯暮修 筧十三(利夫) 猪上秀徳 |
つか芝居やらせたらニッポンイチ!と言われていた新感線ですが、私は観たり観なかったりでした。この公演までにすでに幾つかの作品を上演し成功させていたと思います。 当時、新感線の看板女優だった白石恭子の明美、枯暮修のシゲさん。枯暮さんは、今シゲさんを演じたらすごくいいんじゃないかと思います。先に田中邦衛で見たせいか、当時は若い印象でした。筧十三(利夫)はパンチパーマだったのでは?実はあんまり憶えていません。ファンの方、ゴメンナサイm(__)m この公演は「寝盗られ宗介」と二本立てで上演されましたが、私が観たのはこの作品だけ。それも招待券が当たったから(^_^;) 今思えば、他の新感線によるつか作品を、もっと観ておけば良かったな〜と思います。でも、当時はまだ本家が活動してましたからね〜。戯曲でしか知らない作品の上演だと観に行こうという気になりましたが、本家で観ているものは、それほど強く観たいとは思っていなかったですね〜。 |
![]() 作・演出:秋山シュン太郎 出演:紅萬子 南条好輝 池田律生 はりけーん・ばんび(川下大洋) 1300円 |
「つかこうへいさんちょっと」が好評だった秋山シュン太郎のつか風作品第二弾。オレンジルームのプロデュース公演で、関西の小劇場で活躍する役者さんが集合した舞台でした。上記の役者さんの他に筧利夫が出てました。渡辺いっけいも出てたのでは?と思うのですが、ちょっと記憶が定かではありません。 内容はすっかり忘れてます。きっと社会から少しはみ出たような人たちが織りなす切ない話だったのだと思いますが、良かったのかつまらなかったのかさえ、記憶にないです(^_^;) |
![]() 作・演出:綾田俊樹 出演:柳原ハルヲ(ベンガル) 高田純次 小形雄二 角替和枝 田岡美也子 |
これは恥ずかしながらまったく憶えていません。チケットに柄本明の名前がないので、この時は出演していなかったのだろうと思いますが、そのことすら憶えていない。 この時期、ベンガルが柳原ハルヲに改名していましたが、あっという間に元に戻しましたね。 |
![]() 作:つかこうへい 演出:つみつくろう(辰巳琢郎) 出演:つみつくろう 橋野リコ 松矢一平 上海太郎 |
![]() 作:つかこうへい 演出:秋山シュン太郎 |
上記の二本は「熱海連続殺人事件」という企画で上演されたものです。オレンジルームとプレイガイドジャーナルの共同プロデュースで、学生演劇出身のイキのいい若手劇団が、「熱海」を連続で上演するというものでした。参加した劇団はそとばとシュン太郎の他に、新感線と第三劇場(MOPの前身)。私が買ったのはミニ周遊券で、2作品1400円でした。 この頃、映画「蒲田行進曲」が公開中(私が最初に観たのは10/4の試写会)で、すでにつか事務所の解散は発表されていました。東京では最後の「蒲田」を紀伊国屋で上演中・・・もうつか芝居は観られないのか・・・という思いが、この公演に足を運ばせたのかもしれません。 当時、この4つの劇団ではそとばこまちが一番人気だったと思います。その次が新感線。成功はしなかったようですが、東京公演もそとばが一番早かったはず。公演の日程も、そとば4日間、新感線3日間、シュン太郎2日間、第三劇場1日でした。 なぜ上記の二つの劇団を選んだのかというと、そとばこまちはまだ観たことがなかったから。秋山シュン太郎は、作家として当時、注目していたからだろうと思います。 そとばの「熱海」は辰巳琢郎の演出・主演。まだ朝ドラに抜擢される前です。オーソドックスな「熱海」でした。辰巳さんの部長刑事を見ながら「この人、風邪ひいてるんや。鼻詰まってるやん、可哀想に」と思っていましたが、後でもともとそんな声だったと判明(失礼!)。 当時、深夜番組の「11PM」で関西学生演劇の特集があり、司会の藤本義一に「つみつくろうって意味シンな名前やね」と辰巳さんが言われていたことを、憶えています。どう答えを返していたかは忘れてしまいましたが・・・。 芝居の内容には関係ありませんが、この芝居を観に行ったとき、友達と芦屋の駅で「風間さんとシティーボーイズ(CB)って昔一緒にやってたらしいよー」という話をした記憶があります。「どうりで芝居が似てると思ったわ〜」とか。なぜそんな印象を持ったのかといえば、風間さんとCBの関係など何も知らずに「お笑いスター誕生」でCBのコントを毎週見ていたのですが、「熱海」にそっくりなシチュエーションのコントをやったことがありました。エキセントリックな刑事役の大竹さんが手で音楽を叩き切る仕草もそっくり。「あれって熱海だよね〜」と、友達と話題にしていたので、後に風間さんとCBの関係が明らかになったときは、「なるほどね」と思ったのでした。でもCBのコントは容疑者(きたろう)にリトマス試験紙を舐めさせて、「酸性だ〜!」と言って騒ぐような(笑)ナンセンスな内容でした(^o^) どこで風間さんとCBの関係を知ったのかは、まったく記憶にありません(^_^;) シュン太郎劇団の「熱海」はかなり大胆に内容を変更していたような気がします。でも、それが成功だったかと言われれば、ちょっとな〜という感じ。でも、憶えてるのはその「ちょっとな〜」という感じだけ。関西っぽいベタついた「熱海」だったような気もしますが、うーーん、思い出せない・・・。 |
※文中敬称略